13日の午前9時までに各都道府県が観測した屋外の放射線量は、ほとんどの地点で、やや減少か、横ばいの状態が続いています。
13日午前0時から午前9時までの観測によりますと、福島県内では、▽福島第一原子力発電所から北西に65キロほど離れた福島市で、午前0時に1時間当たり1.91マイクロシーベルト、▽郡山市では、午前2時に1時間当たり1.93マイクロシーベルトでした。また、▽南相馬市では、午前9時に1時間当たり0.64マイクロシーベルト、▽白河市では、午前2時などに1時間当たり0.69マイクロシーベルト、▽いわき市では、午前3時に1時間当たり0.47マイクロシーベルトと、いずれも通常よりやや高い放射線量を観測しました。茨城県内では、▽北茨城市で、午前7時30分に1時間当たり0.32マイクロシーベルト、▽水戸市で、午前8時10分などに1時間当たり0.14マイクロシーベルト、宮城県内では、▽仙台市で、午前9時に1時間当たり0.08マイクロシーベルトと、いずれも通常よりやや高い数値を観測しました。宇都宮市、さいたま市、東京?新宿区、神奈川県川崎市、横須賀市、茅ヶ崎市、千葉県市原市でも、通常よりやや高い数値を観測しました。しかし、ほとんどの地点で放射線量は減少か横ばいの状態が続いていて、各都道府県は、これらの数値の放射線を浴びたとしても、健康に影響が出るレベルではないとしています。一方、札幌市、青森市、秋田市、盛岡市、山形市、前橋市、新潟県柏崎市、甲府市、長野市、静岡市では、引き続き、通常より高い放射線量は観測されていません。