天皇皇后両陛下は、東日本大震災の被災者を励ますため、大型連休前から連休すぎにかけて、甚大な被害を受けた宮城県と岩手県、それに福島県の東北3県の被災地を相次いで訪問されることになりました。
これは、宮内庁の羽毛田長官が、13日の記者会見で発表したものです。それによりますと、両陛下は、震災の被災者を励ますため、今月下旬の大型連休前から来月の連休すぎの、そう遠くない時期にかけて、甚大な被害を受けた宮城県と岩手県、それに福島県の東北3県の被災地を相次いで訪問されることになりました。具体的な訪問の時期などについては、宮内庁が各県や関係機関と調整を進めていますが、関係者によりますと、▽宮城県は今月27日ごろ、▽岩手県は来月2日ごろ、▽福島県は来月8日の週を軸にして調整が進められているということです。両陛下は、震災の甚大な被害に心を痛め、これまでに東京と埼玉の避難所を訪れて、被災地から避難してきた人たちを励まされました。同時に、できるだけ早い時期の被災地への訪問を望まれていて、▽今月14日には、震災で大きな被害を受けた千葉県旭市を、▽今月22日には茨城県北茨城市を訪ねられることになっています。両陛下が震災からまもない被災地を訪問されるのは、4年前の新潟県中越沖地震以来で、今回のような相次ぐ訪問は初めてのことです。