アメリカ南部では、この週末にかけて各地で竜巻が発生し、これまでに40人以上が死亡したほか、バージニア州の原子力発電所では、送電施設に被害が出て原子炉が自動的に運転を停止しました。
アメリカ南部では、16日までの3日間で、オクラホマやアーカンソー、それにノースカロライナなど少なくとも6つの州で竜巻が発生し、住宅が倒壊するなどの被害が相次ぎ、これまでの死者は43人に上っています。アメリカの気象当局によりますと、竜巻は確認されただけでも100近くに上り、竜巻の被害としては2008年2月に57人が死亡して以来、最悪だということです。また、バージニア州にあるサリー原子力発電所では、16日、送電施設が竜巻の被害を受けて原子炉2基が自動的に運転を停止しました。これを受けて、施設内にある緊急の予備電源が稼働し、電力会社では原子炉は安全で安定しているとしています。