4人が死亡した焼き肉チェーン店の集団食中毒事件で、警察の合同捜査本部は、業務上過失傷害の疑いで、9日、新たに横浜市内の店舗を捜索しています。
捜索を受けているのは、横浜市旭区の「焼肉酒家えびす横浜上白根店」で、午後2時すぎに捜査員7人が店に入りました。この焼肉チェーン店では、富山、福井、神奈川の3つの県の店舗で起きた集団食中毒で、生の牛肉のユッケなどを食べた6歳から70歳の男女4人が死亡し、24人が重い症状になっています。神奈川県内でも、2つの店でユッケなどを食べた7人が食中毒の症状を訴え、このうち「横浜上白根店」で食事をした19歳の女性が重い症状となり入院しています。警察の合同捜査本部は、すでに富山や福井の店舗やチェーン店を経営する金沢市の「フーズ?フォーラス」の本社、それに牛肉の仕入れ先の東京の卸売業者「大和屋商店」などを捜索しており、警察は取り引きの資料などを押収して、どのように汚染が広がったのかなど解明を進めることにしています。