北欧のアイスランドで起きた火山の噴火で、ヨーロッパを訪れているアメリカのァ⌒マ大統領が、火山灰を避けるため日程を変更するなど、影響が徐々に広がっています。
アイスランド南東部のヨーロッパ最大の氷河地帯にあるグリムスボトン火山は、21日、7年ぶりに噴火し、噴煙が上空およそ20キロに達しました。この影響で閉鎖されていた首都レイキャビク近郊の国際空港は、23日夜になって運航を再開しました。しかし、火山灰は24日にもイギリス北部のスコットランドに達するとみられており、アイルランドを訪れているアメリカのァ⌒マ大統領は、当初の予定を1日早め、23日夜、イギリスに入りました。また、スコットランドを発着する便を中心に、24日の運航を取りやめる航空会社も相次ぎ、「ブリティッシュ?エアウェイズ」や「KLMァ¢ンダ航空」など100便以上の欠航が決まりました。アイスランドでは去年4月にも別の火山が噴火し、大量の火山灰によって、ヨーロッパ各国で空港の閉鎖が相次ぎました。アイスランドの専門家は、去年のように影響が広範囲に及ぶ可能性は低いとみていますが、ヨーロッパ各国の航空当局は警戒を続けています。