アメリカ?ロサンゼルスでは、23日、世界的なテノール歌手のプラシド?ドミンゴさんが東日本大震災の復興支援のための義援金として20万ドル(日本円で1600万円余り)を寄付しました。
世界的なテノール歌手として知られるプラシド?ドミンゴさんは日本でもファンが多く、これまでにも公演のため、たびたび来日しています。ドミンゴさんは、23日、みずからが芸術監督を務めるロサンゼルスの歌劇団の劇場で、東日本大震災の復興に向けた義援金として20万ドル(日本円にして1600万円余り)を日本総領事館の伊原純一総領事に手渡しました。ドミンゴさん自身も移住先のメキシコで1985年に大地震を経験しているため、東日本大震災の被害に格別、心を痛めたということで、震災後、海外の音楽家の公演が相次いでキャンセルされるなか、先月、東京で予定どおりコンサートを開き、収益の一部を寄付しました。手渡された義援金は、それとは別にドミンゴさん個人とロサンゼルスの歌劇団からの寄付によるということです。ドミンゴさんは「日本には数え切れないほど訪れており、音楽や芸術を愛する多くの人がいることを知っています。肉親を亡くした方々にはお悔やみのことば以外ありませんが、日本が強く立ち直ることを信じています」と話していました。