ソニーのゲーム機「プレイステーション」などのァ◇ラインサービスで、システムへの不正侵入が相次ぎ、世界で1億件を超える個人情報が流出した問題を巡って、スペインの警察当局は、10日、システムに不正侵入した疑いなどでスペイン国内でハッカー3人を逮捕しました。
この問題は、ソニーのゲーム機「プレイステーション」などのァ◇ラインサービスで、何者かによるシステムへの不正侵入が相次ぎ、世界で1億件を超える個人情報が流出したものです。ソニーは先月、アメリカ議会下院へ宛てた書簡の中で、不正侵入を行ったのは「アノニマス」という国際的ハッカー集団である可能性があると説明していました。この問題に関連してスペインの警察は、10日、ソニーのシステムに不正に侵入したなどの疑いで「アノニマス」のメンバーのスペイン人の男3人を国内で逮捕したと発表しました。3人はスペインの「アノニマス」の幹部とみられ、このうち31歳の男は、自宅にあったサーバーからソニーのァ◇ラインサービスに加え、エジプトやニュージーランドなど複数の国の政府サイトを攻撃した疑いが持たれています。ただ、この3人がすべての個人情報の流出に関わったのかどうかなどは分かっておらず、警察では、押収したサーバーを詳しく調べるとともに、各国の警察とも協力して事件の全容解明を進めています。