ロシアを訪れている北朝鮮のキム?ジョンイル総書記は、23日、メドベージェフ大統領との首脳会談が予定される東シベリアのウランウデに到着するものとみられ、24日、会談に臨む予定です。
8月20日から9年ぶりにロシアを訪れているキム総書記は、ロシア極東で最大の水力発電所を視察したあと、特別列車で西に向かっており、23日午前中にも東シベリア?ブリヤート共和国のウランウデに到着するものとみられます。これに先立ち、ウランウデの駅にはロシアと北朝鮮の国旗が掲げられ、プラットホームにはキム総書記が列車から降りる際に使うとみられるスロープが設置されました。また、駅の入り口には金属探知用のゲートが設置されたほか、駅前の広場に駐車していた一般車両がすべて移動させられるなど、警備がいっそう厳しくなっている様子がうかがえました。ロシア大統領府の関係者らによりますと、キム総書記とメドベージェフ大統領の首脳会談は、24日行われる予定で、北朝鮮の核問題を巡る6か国協議の再開や、ロシアと北朝鮮の経済協力などについて、意見が交わされるものとみられます。