航空発祥の地として知られる埼玉県所沢市で、30日、折り紙で作った紙飛行機の滞空時間の世界記録に挑戦する大会が開かれました。
この大会は、所沢市に日本初の飛行場が開設されてことしで100年になるのを記念して開かれ、所沢市民体育館には子どもから大人までおよそ200人が集まりました。参加者たちは、折り紙で作った紙飛行機の滞空時間のギネス世界記録を持つ戸田拓夫さんの説明のもと、A5サイズの紙を使って紙飛行機を折りました。そして大会のスタッフがストップウォッチで時間を計るなか、それぞれが紙飛行機を飛ばして戸田さんの記録の27秒9に挑戦しました。すぐに落ちてしまう紙飛行機がある一方で、比較的長く飛ばす人もいて、会場は歓声に包まれていました。30日の最高記録は、佐賀県の47歳の男性が出した18秒37で、記録更新はならなかったということです。所沢市の小学4年生の男の子は「自分の記録は13秒5で、あまりよくなかったけれど、いつか世界記録を超えたいです」と話していました。戸田さんは「はじめは心配でしたが、みんなすばらしい記録が出ていたのでうれしかったです」と話していました。