今日世界の企業は多国籍化している。私は世界的に連帯が進んでいる自動車企業の環境対策と地球の温暖化について、様々な側面から検討してみたいと思う。
自動車企業は他の企業より最も環境に深く関係があることは間違いない。まず自動車企業が温暖化を犯す主たる原因とそれに対する企業の対策を検討してみよう。
第一は自動車から排出される排気ガスである。企業は排気ガスを減らすために生産工程から様々な工夫をしている。最近はこうした環境問題を解決するためにハイブリッドカーという新たな自動車を研究しつつあるが、企業の採算性との問題点を生み出しているのが現実である。
第二は自動車の過剰生産が生んだ地球気温上昇である。気温が上昇すれば降水量が多くなって、様々な産業に被害を与える。この問題に関しても政府や企業がすべきことはたくさんあると思うが、まだその具体策は打ち出されていない。いずれにおいても地球温暖化に対しては、重要な問題ではないかと思う。企業としてはとりあえず設計から販売まで環境に対する意識を入れてほしい。採算性に合う企業戦略を企画することと、安くて地球にやさしい製品を生産して多国籍市場に向けて販売する企業戦略が必要である。また消費者の意識転換が必要である。企業がいくら環境を考え、製品を生産して販売しても、コストだけ考える消費者であると失敗するにちがいない。
世界自動車市場はもはや成熟期に入ったと言われている。次に消費者意識の成熟化があってこそ、自動車産業が新たな研究開発に取り組むことができると思う。
規制をかける政府、製品を生産する企業、製品を利用する消費者の三者が一体化してやさしい地球作りに努力しなければならないと思う。
(韓国、男性)
教師より
企業の海外進出に詳しく、日本語で説明するだけの力もあるので、私も授業中教えてもらっています。