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うらじゃ踊り

时间: 2018-06-24    进入日语论坛
核心提示:うらじゃ うらじゃ闇にたち込められてゆくけやき通りにうらじゃ音頭が鳴り響く二千年近くも昔吉備の国へ百済より王子がやってき
(单词翻译:双击或拖选)
うらじゃ うらじゃ
闇にたち込められてゆくけやき通りに
うらじゃ音頭が鳴り響く
 
二千年近くも昔
吉備の国へ百済より王子がやってきた
王子はさまざまな悪事を働き
温羅と呼ばれて人々に恐れられた
岡山に古くから伝わる温羅伝説
 
踊り手たちは
古代を思わせる 衣装を メーキャップを
スポットライトに浮かびあがらせながら
この 一瞬 一瞬に 魂をゆだねきる
私たち観衆の見守るなか
六千人の踊り手たちの体温が溶けあって
ひとつの祈りとなり
よろずの神々へ願いをささげた遠い昔を
この闇のすぐ向こうに連なる未知を
群青色に静まるこの世の高みを
茜色に染めあげてゆく
 
いつも形のない不安に脅かされてきた私
胸を張ったら不安が大きくなりそうで
背中を丸めて生きてきた
閉じ込められた心の中で
中途半端な想いが淀みとなった
 
本能をくすぐるうらじゃ音頭に
熱気をはらんだ踊り手たちの足さばきに
眠っていた私のなかの遺伝子が目覚める
陽気でちからの限りを生き抜いた
祖父の遺伝子が
 
思いきり開かれた私の胸から
閉じ込められていた想いが溢れでる
そして
踊り手たちの 手に 足に 流れ込んで
うらじゃ うらじゃ と 踊りはじめる
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