海ボタルはまっ暗な海の中で
まるで宝石をちりばめたように
キラキラかがやいていた
おじさんが、さん橋につり下げていたふくろをひき上げたら
ふくろの中には海ボタルがいっぱい入っていた
指の先でさわってみると
それは小さな点の様な物が青く光っていた
おじさんに聞いたら
「ミジンコと言う生物の仲間だよ。」と教えてくれた
昼はすなの中にひそんで
夜になるとえさをさがして泳ぐそうだ
そして海の中で死んだ魚や
魚の肉をきれいに食べてくれるそうだ
海ボタルはとっても役に立っているんだね
私は、はじめて見る海ボタルに見とれて
いつまでもさん橋に立っていた