その1 脱・汚部屋をすること!
まず、レシートやカードでパンパンになったブタのような財布は、お金が貯まらない人の共通点。
「貯金が上手な人の財布は、たいてい中身が整理されています。必要最低限のカード類と現金が決まった場所に収められており、部屋も整理整頓されています。貯金と部屋は一見、関係ないようにも見えますが、実は密接な関係が。家が散らかっていると、必要な時にモノが見つからず、“本来はあるのに余分なものを買う”というムダ使いが発生。部屋を片付けたら自然にお金が貯まるようになった、という人は意外に多いんですよ」(ファイナンシャルプランナー・横山光昭先生)
その2 財布を開ける回数をカウントする!
財布を開ける回数が多いほど、お金は出ていくもの。
「自販機でお茶を買、カフェでラテを飲み、コンビニでお菓子を買う……という感じで、出費を意識せずに生活している人は、10回以上財布を開けています。1日に財布を開ける回数をカウントして、この回数を減らすことを意識することが大切。すると、水筒やお弁当を持参するなど節約が可能に。ゲーム感覚で行うことがポイントで、気がつけば“今日はゼロ回だった”という日が来るかもしれません」(横山先生)
その3 天気予報を欠かさずチェック
天候が揺れ動きやすい日本で、意外に大きな出費を締めているのが傘。他にも、小さな出費だからいいか、と気がつかないうちに無駄遣いをしているケースを徹底的に回避せよ。
「朝は晴れていたのに、帰るときには土砂降り。こんなとき、ついコンビニでビニール傘を買ってしまう人も多いのでは……このようなムダを減らすためにも、天気予報のチェックは大切。平成25年の日本気象協会の調査によると、急な天候の変化で、傘やタクシーなどの予定外の出費があった人は、4人に一人。その金額の平均は、年間約8000円です」(経済ジャーナリスト・荻原博子さん)
貯められる人は、たとえ100円の出費でも抵抗を持っています。小さな金額の積み重ねが、大きな出費になることを認識しているから。長いスパンでどのくらいのムダになるかを考えて、「老後は野垂れ死に」なんて事態を回避すべく、今から対策を!