WMOによると、今年4~5月初めの南米ペルー沖の海面水温や大気の状態からはエルニーニョ発生の兆候が観測されており、この状態が続けば、6~8月には海面水温が平均より0.5~0.9度上昇し、弱いエルニーニョになると予測した。ただし勢力が強くなる可能性はほとんどないとし、9月以降の発生確率は50%と予想した。
世界気象機関(WMO)は27日、南米ペルー沖で海面水温が高くなる「エルニーニョ現象」が6~8月に60~65%の確率で発生する可能性があると発表した。勢力は強くならない見通しだが、「世界的に高温となる可能性がある」と指摘した。