中国人の生活は60年前とは天と地ほどの違いがある。20年前と比べても、その変化は著しい。国民の所得水準は一貫して上昇し、個人資産は持続的に増加している。人々は日々の暮らしの中で住宅・自動車・パソコン・株・海外旅行に投資または、消費している。
1979年以降の30数年は中国経済の発展が最も早く、市民の収入の増加が最も大きかった時期である。農村部住民の1人当たりの純収入は1978年の134元から2012年は7917元にまで増え、実質ベースで年平均7.0%の増加となっている。一方、都市部住民の1人当たり可処分所得は343元から2万4565元に増え、実質ベースで年平均10%の増加だった。
現在、中国市場では日用品や食物の不足という現象は見られず、住民の消費構造は大きく変わった。住民の消費支出の中で食品や衣類、基本生活用品など基本的な生存の必要を示す項目が占める比重が大幅に下がる一方、住宅や交通・通信、医療保健、文化教育・娯楽、レジャーなど発展と娯楽に向いた項目の支出比重が急速に上昇し、生活の質が非常に向上した。