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第十二章:伝統医学 ~九.ウイグル医学

时间: 2014-12-31    进入日语论坛
核心提示: 1.ウイグル医学の概況 ウイグル医学は中国の新疆ウイグル自治区の伝統的な医学である。その歴史は長く十分な理論体系を有して
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 1.ウイグル医学の概況 
 
 ウイグル医学は中国の新疆ウイグル自治区の伝統的な医学である。その歴史は長く十分な理論体系を有しており、中国の医薬学の重要な構成部分である。新疆地区は古代では西域の範囲に属した。西漢の時代(紀元206年―25年)、西域を通る"シルクロード"が商業の発展と文化の交流を促した。東方と西洋の医薬が相次いで中亜内陸の新疆で合流したため、地元の民族医薬事業の発展が促進された。そのためウイグル医学は発展する上で、東洋と西洋のそれぞれ異なる地域と民族の医薬の文化を吸収し、ウイグル族の特徴ある伝統的医学のシステムを形成した。 
 
 中国唐代に発行された勅撰本草書である『新修本草』には、新疆産の本草内薬の紹介が100種類以上掲載され、ウイグル医学に関する実践的成果を表している。回鶻の高昌国時代にはウイグル人が回鶻文の医学書をまとめた。中には内科、外科、眼科、皮膚科、産婦人科の処方箋を含めた上で、毒性を持った種子や根を食品に変える技術や、病気を治療する薬として使用する技術などを持つようになった。 
 
 カルハン朝(10世紀中頃~12世紀中頃)には、外科手術のできる有名な医師である伊麻木丁・喀什噶里氏が「医療法規解釈」を執筆した。その中に記載されている基本的な治療法は今でも代々受け継がれている。この時代には医学的能力を身につけるため、人材の養成を目的とする専門学校も設立された。元代にはウイグル族の翻訳者・安蔵氏が「難経(なんぎょう)」、「本草綱目」などの漢文薬学著作をウイグル語に翻訳し、ウイグル族に漢族の医学を導入する先鞭を果たした。その後、漢族もウイグル医学の独特の治療法を導入した。 
 
 2.ウイグル医学の基本理論 
 
 ウイグル医学の医学理論は、自然界にある四元素説(火・気・水・土)と四体液説(血液、粘液、黄胆汁、黒胆汁)を基礎に、人体と外界環境間の相互関係を解析し独特な診断方法と治療方法を確立した。 
 
 3.ウイグル医学の治療法 
 
 ウイグル医学は触診、視診、問診で病状を診断する。内科の病気を治療する場合は内服を中心に、シロップ剤や軟膏剤は必要に応じて処方し、薬草を煎じた蒸気で患部を蒸すという熱気治療法や瀉血療法、温罨法(おんあんぽう)、吸い玉療法、食事療法など10種類以上もの治療法を併用して治療を行っている。こういったウイグル医学ならではの治療法は心臓病、肝臓・胆嚢の病気、胃の病気、結石、赤痢、精神病、尋常性白斑などの病気に効果がある。外科の病気を治療する場合は内服薬や薬剤を紙や布に広げて患部に展着する治療法、手術などの治療法がある。 
 
 また、新疆ウイグル自治区トルファン地区には熱砂療法がある。その名の通り、照りつける太陽に熱せられた砂漠の砂の中に体を埋めて行う民間療法だ。この療法は関節炎、足腰痛、胃腸炎などの病気を治す効果がある。 
 
 ウイグル医学の薬剤は主薬と加薬に分かれている。加薬とは主薬に少量の補助の薬を加えること、またその薬のこと。一般的には単一成分による薬(単剤)は使わず、複数の生薬を配合して用いる。多い場合は50種類以上、少なくとも7種類が必要である。 
 
 4.ウイグル族医師の薬の使用習慣 
 
 調査によると、新疆ウイグル族自治区にはウイグル族医薬が600種あり、そのうち常用されているものは360種程である。また、地元で生産されたものは160種でウイグル族医薬総数の27%を占めている。中でも芳香性医薬が多く使用されている。例えば、麝香、ビーバー香、黛衣草、リラなどで、そのほか強い毒性の有るマチンの種、曼陀羅、天仙子などがよく使用される。
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