さらに「同仁堂虔修諸門應症丸散膏丹薬目(同仁堂薬目)」という漢方薬の目録も作った。この書物は医者や薬商人が薬品を購入する際に役立てられ、同仁堂は大評判になった。その後、同仁堂は「同仁堂伝統配本」と「同仁堂薬目」を2度にわたり補充改訂した。改訂版には、16種の病気に対する495種の漢方薬の処方箋が収録され、現在まで伝わっている。
北京同仁堂は創立してから300年余、終始一貫「どんなに生産が忙しくても、人手を省かず品質を維持し、原料には金の糸目をつけない」という古くからの社訓を守り「力を合わせて徳を積み、世の中の健康事業に尽くす」という企業精神に則り営業を続けている。同仁堂はメイン製品トップ10と10大ブランド医薬品を作り出し、世界市場で好評を博している。トップ10は、安宮九黄丸、牛黄清心丸、大活絡丹、局方極宝丸、蘇合香丸、参茸衛生丸、女金丹、再造丸、紫雪散、虎骨酒である。10大ブランド医薬品は、烏鶏白鳳丸、消栓再造丸、安神健脳液、牛黄解毒片、棗仁消痛液、狗皮膏である。