能楽師は、能楽協会会員として室町時代から続く日本の伝統芸能のひとつである「能」と「狂言」を演じる人のことをいい、「能役者」と呼ばれることもあります。
能楽師になるために必要な資格はありませんが、基本的には何代も続く能楽師の家に生まれた人が幼少時から訓練を受け、その伝統を継承しています。
もし家元以外の人が能楽師を目指す場合には、国立能楽堂の研修生となって6年間研修を受ける必要があります。
能楽師の収入は、弟子からの月謝、舞台の出演料、テレビ等のメディアに露出した際のギャラとなり、人によって大きな差が出るようです。
能楽は世界に誇る日本の文化のひとつですが年配のファンが多く、新たな顧客を獲得すべく試行錯誤が重ねられています。
これから能楽師を目指す人にはチャンスといえるかもしれません。