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「みにくいあひるの子」だった私39

时间: 2019-09-23    进入日语论坛
核心提示:ヤンママへの憧れ茶髪、ガングロの女の子が、ベビーカーに自分の赤ちゃんを乗せて、渋谷の街(まち)を歩いている。そんな光景を
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ヤンママへの憧れ

茶髪、ガングロの女の子が、ベビーカーに自分の赤ちゃんを乗せて、渋谷の街(まち)を歩いている。そんな光景を見ると、うらやましくてたまらない。そのころから、私はヤンママというものにすごく憧(あこが)れていた。
当時の友だちには、十五歳のときに子どもを産(う)んだ子もいた。十五歳では正式な結婚はできない。赤ん坊の父親はどこかに逃げちゃったという。十五歳にして、シングルマザー。
その彼女はそんなにつらそうでもなく、彼女なりに楽しく子育てをしていた。とくに気負(きお)ったところもなく、自然で、そういうところもすごくうらやましかった。
十六、七歳ごろになぜそんなことを考えたかわからないけど、年齢がいってからの子育てはすごく大変だから、子どもを産むならできるだけ若いうちがいいと思っていた。
十五歳で産んだとしたら、いまの私の年齢になったときには、もうそれほど手がかからなくなっているから、こっちも若いうちにいろいろなことができる。子どもとはあまり年齢も違わないから、友だち同士のような関係でいられる……なんて。
いまならそんなに甘(あま)いものではないとわかるし、若い親による幼児虐待(ぎやくたい)なんていうニュースもよく耳にする。でも、当時は本気でそう思い、ヤンママに憧れていた。
知り合いのアメリカ人女性に、こんなことを質問したことがある。
「アメリカ人ってすぐ離婚するのに、どうしてすぐ結婚するの」
すると、こんな返事。
「愛しているから結婚するのよ」
すごく自然で、すばらしい考え方だと思う。日本人は結婚というものをあまりにも重大に考えすぎていて、それで自分をがんじがらめにしすぎているような気がする。
私自身は、これまで付き合った相手と結婚したいと思ったことは、一度もないのだけれど……。
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