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第9章 恐きょう怖ふの敗北 Grim Defeat(16)

时间: 2023-03-24    进入日语论坛
核心提示:「こいつをかけてたら、僕ぼく、全然だめだよ」メガネをブラブラさせながら、ハリーが腹立はらだたしげに言った。ちょうどその時
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「こいつをかけてたら、僕ぼく、全然だめだよ」

メガネをブラブラさせながら、ハリーが腹立はらだたしげに言った。

ちょうどその時、ハーマイオニーがハリーのすぐ後ろに現れた。マントを頭からすっぽりかぶって、なんだかにっこりしている。

「ハリー、いい考えがあるの。メガネをよこして。早く!」

ハリーはメガネを渡わたした。チーム全員がなんだろうと見守る中で、ハーマイオニーはメガネを杖つえでコツコツ叩たたき、呪じゅ文もんを唱となえた。

「インパービアス! 防ぼう水すいせよ!」

「はい!」ハーマイオニーはメガネをハリーに返しながら言った。「これで水を弾はじくわ!」

ウッドはハーマイオニーにキスしかねない顔をした。

「よくやった!」

ハーマイオニーがまた観かん衆しゅうの中に戻もどっていく後ろ姿に向かって、ウッドがガラガラ声で叫さけんだ。

「オーケー。さあみんな、しまっていこう!」

ハーマイオニーの呪じゅ文もんは抜ばつ群ぐんに効きいた。ハリーは相変あいかわらず寒さでかじかんでいたし、こんなに濡れたことはないというほどびしょ濡れだったが、とにかく目は見えた。気持を引きしめ、ハリーは乱らん気き流りゅうの中で箒ほうきに活かつを入れた。スニッチを探して四方八方に目を凝こらし、ブラッジャーを避よけ、反対側からシューッと飛んできたディゴリーの下をかいくぐり……。

また雷かみなりがバリバリッと鳴り、樹じゅ木もくのように枝分かれした稲いな妻ずまが走った。ますます危険きけんになってきた。早くスニッチを捕つかまえなければ――。

ピッチの中心に戻もどろうとして、ハリーは向きを変えた。そのとたんピカッときた稲妻がスタンドを照らし、ハリーの目に何かが飛び込んできた。――巨大な毛むくじゃらの黒い犬が、空をバックに、くっきりと影絵かげえのように浮かび上がったのだ。一番上の誰もいない席せきに、じっとしている。ハリーは完全に集中力を失った。

かじかんだ指が箒の柄えを滑すべり落ち、ニンバスはずんと一メートルも落下した。頭を振って目にかかったぐしょ濡れの前まえ髪がみを払い、ハリーはもう一度スタンドのほうをじっと見た。犬の姿は消えていた。

  就在此刻,赫敏在哈利身旁出现了。她是顶着斗篷过来的,而且竟然还笑容满面。“我有个主意,哈利!把你的眼镜给我,快!” 
  他把眼镜递给她,整个球队惊讶地看着,赫敏用她的魔杖轻敲哈利的眼镜,说了声:“防水防湿!”“好啦!”她说,把眼镜还给哈利,“水不会妨碍你的眼镜了!”伍德在一旁看着,似乎恨不得去吻她。 
  “太棒了!”他声音嘶哑地在她身后叫道,这时她已经隐没在人群之中了。“好吧,大伙儿,好好干!”赫敏的咒语奏了效。哈利还是冷得手脚麻木,仍}日是平生未有的那么湿,但他看得见了。他重新下定决心,催促他的扫帚穿过紊乱的气流,向各个方向寻找金色飞贼,在这个过程中他避开了一个游走球,从迪戈里身下潜行而过,迪戈里那时正在相反的方向飞跑..又响起一阵雷声,接着便是叉形闪电。越来越危险了。哈利必须迅速抓到那个金色飞贼—— 他转过身来,想要回到球场中央,但就在那时,又一道闪电照亮了看台,哈利看见了让他完全分心的东西:一条满身粗毛的巨大黑狗的侧影,这侧影在天际映得清清楚楚,它待在看台最高层的一排空座位上。 
哈利那麻木的双手在飞天扫帚上滑了一下,他的光轮2000往下坠了几英尺。他把湿透的流苏从眼前拂开,又斜眼去看那看台。那条狗已经不见了。
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