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第13章 重じゅう大だい秘ひ密みつの日記(3)

时间: 2023-03-06    进入日语论坛
核心提示:二人は廊ろう下かの曲り角かどから首を突き出した。フィルチがいつものところに陣じん取どって見み張はりをしていたことは明らか
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二人は廊ろう下かの曲り角かどから首を突き出した。フィルチがいつものところに陣じん取どって見み張はりをしていたことは明らかだ。二人はまたしてもミセス・ノリスが襲おそわれたあの場所に来ていた。なぜフィルチが大声をあげていたのか、一目でわかった。おびただしい水が、廊下の半分を水みず浸びたしにし、その上、「嘆なげきのマートル」のトイレのドアの下からまだ漏もれ出しているようだ。フィルチの叫さけび声が聞こえなくなったので、今度はマートルの泣き叫ぶ声がトイレの壁かべにこだましているのが聞こえた。 

「マートルにいったい何があったんだろう」ロンが言った。

「行ってみよう」

ハリーはローブの裾すそを踝くるぶしまでたくし上げ、水でぐしょぐしょの廊下を横切り、トイレの「故こ障しょう中ちゅう」の掲けい示じをいつものように無む視しして、ドアを開け、中へ入っていった。

「嘆きのマートル」はいつもよりいっそう大声で――そんな大声が出せるならの話だが――激はげしく泣き喚わめいていた。マートルはいつもの便べん器きの中に隠かくれているようだ。大量の水が溢あふれて床や壁がびっしょりと濡ぬれたせいで、蝋ろう燭そくが消え、トイレの中は暗かった。

「どうしたの マートル」ハリーが聞いた。

「誰なの」マートルは哀あわれっぽくゴボゴボと言った。

「また何か、わたしに投げつけにきたの」

ハリーは水みず溜たまりを渡り、奥の小部屋まで行き、マートルに話しかけた。

「どうして僕ぼくが君に何かを投げつけたりすると思うの」

「わたしに聞かないでよ」

マートルはそう叫ぶと、またもや大量の水をこぼしながら姿を現した。水浸しの床がさらに水をかぶった。


  他们从拐角处探出脑袋。费尔奇显然是在他平常的地方站岗放哨:他们又来到了洛丽丝夫人遭到攻击的地方。他们一眼就看出费尔奇为什么大喊大叫了。一大摊水蔓延了半个走廊,看样子,水还在源源不断地从哭泣的桃金娘的盥洗室的门缝下面渗出来。现在费尔奇不再吼叫了,他们就听见桃金娘的哭喊声在盥洗室的四壁间回荡。 
 
  “她这又是怎么啦?”罗恩说。 
 
  “我们过去看看。”哈利说,于是他们把长袍提到脚脖子以上,蹬着汹涌蔓延的积水,走向挂着“故障”告示的房门。他们像平常一样,对这个告示视而不见,径直走了进去。 
 
  哭泣的桃金娘哭喊的声音居然比以前还要响亮、凄厉,这真是令人不敢相信。她似乎藏在她惯常的那个抽水马桶里。盥洗室里光线昏暗,因为喷涌的水浇灭了蜡烛,并使墙壁和地板都一片潮湿。 
 
  “怎么回事,桃金娘?”哈利问。 
 
  “你是谁?”桃金娘惨兮兮地用汩汩的声音说道,“又要用东西砸我?” 
 
  哈利水向她的单间走去,说道:“我为什么要用东西砸你?” 
 
  “别问我,”桃金娘大喊一声冒了出来,又喷出一股更大的水流,泼溅在已经湿透了的地板上。
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