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电力感觉 渐行渐弱

时间: 2017-04-13    进入日语论坛
核心提示:スマホは電池切れ。エレベーターは動かない。駅に電車は来ない。「大阪あたりには電気が来ている」。うわさを信じた人たちが我先
(单词翻译:双击或拖选)
スマホは電池切れ。エレベーターは動かない。駅に電車は来ない。「大阪あたりには電気が来ている」。うわさを信じた人たちが我先に東京を脱出する。上映中の映画「サバイバルファミリー」は電気に頼りきった暮らしのもろさを描き出す。
 
手机电池耗尽。电梯无法运行。车站里也没有轻轨入站。“大阪周围恢复供电了”,相信这一谣言的人们争相逃离东京。正在公映的电影《幸存的家庭》描绘出了生活过于依赖电力的脆弱一面。
 
九十九里浜に近い不動産会社「大里綜合(そうごう)管理」(千葉県大網白里市)を訪ねた。東日本大震災から6年たったいまも、腰をすえて「計画停電」を続けていると聞いたからだ。
 
我走访了位于九十九里浜附近的房地产公司“大里综合管理”(千叶县大纲白里市)。距东日本大地震已经过去了6年,但我听说这家公司仍在认真地执行“停电计划”。
 
同社は夏の間、毎日正午から約4時間、空調や照明を止める。来客には別室で省エネ扇風機を回す。創業1975年、従業員25人の会社である。「震災前は電気のことを考えたこともなかった。でも原発事故は政府と電力会社だけの責任じゃない。好き放題使ってきた私たちの問題でもあると気付きました」と野老(ところ)真理子社長(57)は話す。
 
该公司在夏天时,从每天正午起停止使用空调和照明4个小时。如果有客人来就在会客厅吹节能风扇。它创立于1975年,拥有25名员工。社长野老真理子女士(57岁)说:“在地震发生前,我们对电力熟视无睹。但核电站事故并非只有政府和电力公司的责任。我觉得任性使用电力的我们也存在问题。”
 
窓によしずを張り、網戸で風を通す。LED灯に買い替え、夜の会議を減らす。年ごとに節電項目は増え、消費電力は減った。昨年度は2万2491キロワット時。震災前を100とすれば20・5である。
 
公司的窗上挂着芦苇编的遮阳席,门是纱门,这样就能通风了。他们海换上LED灯泡,减少夜间会议。每年都会增加节电项目,减少电力消耗。去年一年的用电是2万2491千瓦时。如果将地震前的耗电比作100,那么现在只有20.5。
 
震災の日、津波は外房にも寄せた。千葉全県で22人が亡くなった。直後の様子を伺いながら、停電映画の場面が浮かぶ。信号の消えた交差点、真っ暗なコンビニ、高速道路を歩いて避難する人の波――。
 
地震那天,海啸侵袭到了外房地区。千叶县全县有22人遇难。我询问着那时场面的同时,想起了上面这部描写停电的电影。没有信号灯的十字路口,漆黑一片的便利店,行走于高速公路上的避难人群……。
 
ふりかえれば、あの日を境に、電気はいや応なく意識せざるをえない存在に変わったはずだった。映画を見て、外房を歩いて、あの春のヒリヒリした「電気感覚」がよみがえった。
 
回顾过往,以那天为界,电力应该已经成为人们不得不考虑的问题,但……。看了电影,漫步于外房地区,我重新忆起了那个春天令人感到刺痛的“电力感觉”。
 
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