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田舎のお母さん
时间:
2022-09-01
进入日语论坛
核心提示:奉公ほうこうをしているおみつのところへ、田舎いなかの母親ははおやから小包こづつみがまいりました。あけてみると、着物きもの
(单词翻译:双击或拖选)
奉公
ほうこう
をしているおみつのところへ、
田舎
いなか
の
母親
ははおや
から
小包
こづつみ
がまいりました。あけてみると、
着物
きもの
がはいっていました。そして、
母親
ははおや
からの
手紙
てがみ
には、
「さぞ、おまえも
大
おお
きくなったであろう。そのつもりでぬったが、からだによくあうかどうかわかりません。とどいたら、
着
き
てみてください。もしあわないようでしたら、
夜分
やぶん
でもひまのときに、なおして
着
き
てください。」と、
書
か
いてありました。
おみつは
自分
じぶん
のへやにはいって、お
母
かあ
さんからおくってきた
着物
きもの
をきてみました。
田舎
いなか
にいるときには、お
正月
しょうがつ
になってもこんな
着物
きもの
をきたことがなかったと
思
おも
いました。
自分
じぶん
だけでなく、
村
むら
でもこんな
美
うつく
しい
着物
きもの
をきる
娘
むすめ
は、なかったのであります。
彼女
かのじょ
は、しばらく
自分
じぶん
のすがたに
見
み
とれていました。ちょうどそこへ、
坊
ぼっ
ちゃんが
外
そと
からたこをとりにはいってきて、おみつのようすを
見
み
たので、
「みつ、それを
着
き
ると、なんだか
田舎
いなか
の
子
こ
みたいになるよ。」といって、
笑
わら
いました。
おみつも、
田舎
いなか
では
美
うつく
しいのであろうけれど、
都
みやこ
ではみんながもっと
美
うつく
しい
着物
きもの
を
着
き
ているから、あるいはそう
見
み
えるかもしれないと
思
おも
うと、
急
きゅう
にはずかしくなって、
「なぜ、お
母
かあ
さんはもっとはでなのをおくってくだきらなかったのだろう? わざわざおくってくださらずとも、
自分
じぶん
がすきなのをこちらでこしらえればよかったのに……。」と、
心
こころ
でいいながら、
着物
きもの
をぬいで、
行李
こうり
の
中
なか
へしまってしまいました。
晩
ばん
になって、おしごとがおわりました。
彼女
かのじょ
は
自分
じぶん
のへやへはいってひとりになると、しみじみとして
田舎
いなか
のことが
考
かんが
えられました。
行李
こうり
から
着物
きもの
をとりだしました。
村
むら
からあの
峠
とうげ
をこして
母親
ははおや
が
町
まち
へ
出
で
て、
機屋
はたや
でこの
反物
たんもの
を
買
か
い、
家
いえ
にかえってからせっせとぬって、おくってくださったのです。そう
考
かんが
えると、また、いくたびかこのぬいかけた
着物
きもの
を
手
て
にとりあげて、
「
娘
むすめ
にあうかしら?」と、
首
くび
をかしげて
見入
みい
られたであろう
母親
ははおや
のすがたさえ、
目
め
にうかんでくるのでした。
おみつは、お
母
かあ
さんの
手紙
てがみ
を
着物
きもの
の
上
うえ
でひらいて、もういちどよみかえしているうちに、あついなみだが、おのずと
目
め
の
中
めなか
からわいてくるのをおぼえました。
「せっかく、おくってくださったのを、
気
き
に
入
い
らないなどいって、ばちがあたるわ。」
そう
思
おも
うと、
彼女
かのじょ
は
心
こころ
からありがたく
感
かん
じて、すぐにお
礼
れい
の
手紙
てがみ
を
書
か
いて、お
母
かあ
さんに
出
だ
したのでした。
ある
日
ひ
、おみつはお
嬢
じょう
さんのおともをして、デパートへいったのであります。
「そんなじみな
着物
きもの
しかないの?」と、
出
で
がけにお
嬢
じょう
さんがおっしゃいました。
おみつは、
顔
かお
を
赤
あか
くしましたが、
心
こころ
の
中
なか
で、お
母
かあ
さんのおくってくださったのを、たとえじみでもなんのはずかしいことがあろうかと、
自分
じぶん
をはげましていました。
ひろびろとしたデパートは、いろいろの
品物
しなもの
でかざりたてられていました。そして、そこはいつも
春
はる
でありました。
香水
こうすい
のにおいがただよい、
南洋
なんよう
できのらんの
花
はな
がさき、
美
うつく
しいふうをした
男
おとこ
や
女
おんな
がぞろぞろ
歩
ある
いて、まるでこの
世
よ
の
中
なか
の
苦労
くろう
を
知
し
らぬ
人
ひと
たちの
集
あつ
まりのようでありました。
「みつや、
人
ひと
がみんな、おまえのふうを
見
み
ていくじゃないの。そんな
田舎
いなか
ふうをしているからなのよ、みっともないわ。」と、お
嬢
じょう
さんがいいました。
これをきくと、おみつはまだ
若
わか
い
娘
むすめ
だけに、
「いくらお
母
かあ
さんがおくってくださったのでも、ほかの
着物
きもの
を
着
き
てくればよかった。」と、
思
おも
いました。
お
嬢
じょう
さんは
買
か
い
物
もの
をして、その
包
つつ
みをおみつに
持
も
たせて、それから
食堂
しょくどう
にはいっておみつもいっしょにご
飯
はん
をたべ、コーヒーをのんで、
休
やす
みました。そして、そこを
出
で
ました。
「みつや、
東北地方
とうほくちほう
の
物産
ぶっさん
の
展覧会
てんらんかい
があるのよ。きっとおまえの
国
くに
からも、なにか
名物
めいぶつ
が
出
で
ているでしょう。ちょっと
見
み
ましょうね。」と、いって、お
嬢
じょう
さんは
先
さき
になってその
会場
かいじょう
へおはいりになりました。
おみつも、その
後
あと
からついてはいりました。
そこには、
田舎
いなか
でつくられたおり
物
もの
とか、
道具
どうぐ
とか、おもちゃのようなものがならべられてありました。デパートの
他
ほか
の
売
う
り
場
ば
では
見
み
ることができないような、けばけばしくはないが、じみで
美
うつく
しい、おもしろみのある
品物
しなもの
がありました。一つ一つ
見
み
て
歩
ある
いていらしったお
嬢
じょう
さんは、ふいに
足
あし
をとめて、
「ちょっと、ここにならんでいる
反物
たんもの
は、おまえの
国
くに
の
町
まち
からなのよ。まあ、みつや、この
反物
たんもの
は、おまえの
着
き
ているのと
同
おな
じでないこと!」と、お
嬢
じょう
さんはおっしゃいました。
おみつもそれを
見
み
ると、しまがらがすこしちがっているだけで、まったく
自分
じぶん
のと
同
おな
じ
手
て
おり
物
もの
でありました。つけてあるねだんを
見
み
て、お
嬢
じょう
さんは二
度
ど
びっくりして、
「まあ、
高
たか
いのね!」と、
大
おお
きな
声
こえ
でおっしゃったので、そばにいる
人
ひと
たちまでが
陳列
ちんれつ
された
反物
たんもの
とおみつの
着物
きもの
とを
見
み
くらべて、この
女中
じょちゅう
さんはなかなかいい
着物
きもの
を
着
き
ているのだなといわんばかりの
顔
かお
つきをしたのであります。
おみつはそれを
知
し
ると、はじめて
自分
じぶん
がいい
着物
きもの
をきているのを
知
し
ってうれしかったというよりか、
自分
じぶん
の
故郷
こきょう
ではこんないい
反物
たんもの
ができるということに、
誇
ほこ
りを
感
かん
じたのでした。やがて、
会場
かいじょう
からでるとお
嬢
じょう
さんは、
「ごめんなさい。みつの
着
き
ているのが、そんないい
品
しな
だとは
知
し
らなかったので、
悪口
あっこう
をいってすまなかったわ。」と、いって、おわびをなさいました。
おみつはまた、
顔
かお
を
赤
あか
くしました。しかし
心
こころ
のうちでは、
喜
よろこ
んでいたのであります。そして、お
母
かあ
さんをほんとうにありがたくなつかしく
感
かん
じました。
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