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すいれんは咲いたが
时间:
2022-11-17
进入日语论坛
核心提示:すいれんは咲いたが小川未明金魚鉢きんぎょばちにいれてあるすいれんが、かわいらしい黄色きいろな花はなを開ひらきました。どこ
(单词翻译:双击或拖选)
すいれんは咲いたが
小川未明
金魚鉢
きんぎょばち
にいれてあるすいれんが、かわいらしい
黄色
きいろ
な
花
はな
を
開
ひら
きました。どこから
飛
と
んできたか
小
ちい
さなはちがみつを
吸
す
っています。
勇
ゆう
ちゃんは
日当
ひあ
たりに
出
で
て、
花
はな
と
水
みず
の
上
うえ
に
映
うつ
った
雲影
くもかげ
をじっとながめながら、
「
木田
きだ
くんは、どうしたろうな。」と、
思
おも
いました。
二人
ふたり
は、
同
おな
じ
組
くみ
でいっしょにデッドボールをやれば、まりほうりをして
遊
あそ
んだものです。
木田
きだ
は、
小
ちい
さくなったズボンをはいていたもので、うずくまるとおしりが
割
わ
れて、さるのおしりのように
見
み
えたのも
目
め
にうつってきました。
ある
日
ひ
のこと
雑誌
ざっし
を
貸
か
してやると、
「ふなをあげるから
遊
あそ
びにこない?」と、
木田
きだ
はいいました。
勇
ゆう
ちゃんは、ふながほしかったから、
急
きゅう
にゆきたくなりました。
「どうしたの、
君
きみ
が
釣
つ
ってきたのかい。」とたずねました。
木田
きだ
は、
棒切
ぼうき
れで
砂
すな
の
上
うえ
に
字
じ
をかきながら、
「ああ、お
父
とう
さんと
川
かわ
へいって
釣
つ
ってきたんだ。こんど、
君
きみ
もいっしょにゆかない?」と、いきいきとした
顔
かお
を
上
あ
げたのであります。
「いつか、つれていっておくれよ。
君
きみ
のお
父
とう
さん、
釣
つ
るのはうまい?」
「なにうまいもんか、いつも
僕
ぼく
のほうがたくさん
釣
つ
るのさ。ふなをあげるから、
遊
あそ
びにこない。」と、
木田
きだ
はすすめたのでした。
「いこうか、じゃ、うちへ
帰
かえ
ったら、かばんを
置
お
いてすぐにね。」
遊
あそ
びにゆく
約束
やくそく
をしたので
勇
ゆう
ちゃんは、その
日
ひ
、
木田
きだ
から
教
おそ
わった
道
みち
を
歩
ある
いてたずねてゆきました。すると
坂
さか
の
下
した
のところに、
小
ちい
さなみすぼらしい
床屋
とこや
がありました。
「この
床屋
とこや
かしらん。」と、
勇
ゆう
ちゃんは
思
おも
ったが、まさかこんな
汚
きたな
らしい
家
うち
ではあるまいというような
気
き
もして、その
前
まえ
までいってみると、
木田
きだ
の
姿
すがた
が、すぐ
目
め
にはいったのです。
「
勇
ゆう
ちゃん、
裏
うら
の
方
ほう
へおまわりよ。」
木田
きだ
は、
喜
よろこ
んでたずねてきてくれた
友
とも
だちを
迎
むか
えました。みかん
箱
ばこ
を
持
も
ってきて、
中
なか
からいろいろのものを
出
だ
して
拡
ひろ
げました。
珍
めずら
しい
貝
かい
がらもあれば、
金光
かなびか
りのする
石
いし
もあり、また
釣
つ
りの
道具
どうぐ
もまじっていれば、
形
かたち
の
変
か
わったべいごまもはいっていました。
「こんど
釣
つ
りにゆくとき、さおがなかったなら、
僕
ぼく
のお
父
とう
さんに
造
つく
ってもらうといいぜ。」と、
木田
きだ
はいいました。
木田
きだ
は、なんでもお
父
とう
さんにというのです。それで、
勇
ゆう
ちゃんが、
「
君
きみ
のお
母
かあ
さんは?」と、きくと、
木田
きだ
は、
急
きゅう
にさびしそうな
顔
かお
つきをして、
「
僕
ぼく
のお
母
かあ
さんは、なくなったのだ。お
父
とう
さんと
二人
ふたり
きりなんだよ。だけど、さびしいこともないや。」と、
口
くち
だけでは、
元気
げんき
にいいました。
木田
きだ
くんのお
父
とう
さんは、
木田
きだ
によく
似
に
ていました。
脊
せ
が
低
ひく
くて、
丸顔
まるがお
でした。
白
しろ
い
仕事服
しごとふく
を
着
き
て、お
客
きゃく
の
頭
あたま
を
刈
か
っていましたが、それが
終
お
わったとみえて、
二人
ふたり
の
遊
あそ
んでいるへやへ
塩
しお
せんべいの
盆
ぼん
と、お
茶
ちゃ
のはいった
土
ど
びんと
持
も
ってきて、
「よくいらっしゃいました。」と、
置
お
いてゆかれたのでした。
勇
ゆう
ちゃんは、
帰
かえ
りに、ふなを三
匹
びき
もらって、ブリキかんの
中
なか
へいれて
下
さ
げながら、お
母
かあ
さんのない
木田
きだ
くんのことを
考
かんが
えつつ
歩
ある
いてきました。
「しかし、やさしい、いいお
父
とう
さんだな。」と
思
おも
うと、なぜかしらずに
熱
あつ
い
涙
なみだ
が
目
め
の
中
なか
にわいてきました。
その
後
ご
学校
がっこう
では、
二人
ふたり
はいっとう
仲
なか
よくなりました。
ある
日
ひ
のこと、
勇
ゆう
ちゃんのお
母
かあ
さんは、だいぶ
髪
かみ
の
伸
の
びた
勇
ゆう
ちゃんの
頭
あたま
を
見
み
て、
「きょうは、お
湯
ゆ
をわかしますから、
床屋
とこや
へいっておいでなさい。」とおっしゃいました。
勇
ゆう
ちゃんは、
床屋
とこや
へゆくのがきらいでした。それで、いつもおとなしくいったことがなかったのですが、
「
僕
ぼく
のお
友
とも
だちのうちの、
床屋
とこや
へいってもいいでしょう。」とたずねました。
お
母
かあ
さんは、
床屋
とこや
へゆくのがいやなものだから、また、なにかいいがかりをつけるのだと
思
おも
いましたので、
「いつもの
床屋
とこや
へおいでなさい。そのお
友
とも
だちの
家
うち
というのはどこですか。」とおっしゃいました。
「
遠
とお
いところで、
小
ちい
さな
床屋
とこや
なんです。」
そばで、この
話
はなし
をきいていたお
姉
ねえ
さんが、
「
汚
きたな
い
床屋
とこや
へいって、
病気
びょうき
でもうつるといけないから、いつもの
床屋
とこや
へいったほうがいいでしょう。」といわれました。
けれども、
勇
ゆう
ちゃんは
木田
きだ
のうちのことを
考
かんが
えると、
自分
じぶん
は、どうしてもあすこへゆかなければならぬような
気
き
がしました。
「
僕
ぼく
は、ほかで
頭
あたま
を
刈
か
って
遊
あそ
びにゆくと、なんだか
気
き
がすまんのだもの。」といいました。するとお
母
かあ
さんは、その
心持
こころも
ちをお
察
さっ
しになって、
「ほんとうに、そうお
考
かんが
えなら、お
友
とも
だちのお
父
とう
さんに、
刈
か
っておもらいなさい。」と、おっしゃったのです。
そんなことがあって、
以後
いご
勇
ゆう
ちゃんは、ずっと
木田
きだ
くんのところへいって、
髪
かみ
を
刈
か
ってもらいました。そして、お
父
とう
さんとも
仲
なか
よしになりました。
ところが、
突然
とつぜん
のことでした。
木田
きだ
が
学校
がっこう
で、
「
勇
ゆう
ちゃん、
僕
ぼく
のうち
急
きゅう
に
引
ひ
っ
越
こ
すので
転校
てんこう
しなければならんのだよ。だから、きょう
遊
あそ
びにおいでよ。」といいました。
「どこへ
引
ひ
っ
越
こ
しするの?」
「
遠
とお
い、
浅草
あさくさ
の
方
ほう
なんだ。」
その
日
ひ
、
勇
ゆう
ちゃんは、
学校
がっこう
から
帰
かえ
ると
遊
あそ
びにいきました。
すると、もう
店
みせ
には
道具
どうぐ
がなかったのです。
「このすいれんをあげよう。クリーム
色
いろ
の
花
はな
が
咲
さ
くんだぜ。」と、
木田
きだ
が
裏
うら
から
持
も
ってきました。
「
坊
ぼっ
ちゃん、よく
頭
あたま
を
刈
か
りにきてくださいましたね。
勉強
べんきょう
してえらい
人
ひと
におなりなさいよ。」と、お
父
とう
さんがいいました。
ちょうど一
年
ねん
たって、そのすいれんの
花
はな
が
咲
さ
いたのです。けれど、
木田
きだ
くんからは、一
度
ど
もたよりがありません。
勇
ゆう
ちゃんは
花
はな
をながめながら、
友
とも
だちとお
父
とう
さんの
無事
ぶじ
を
祈
いの
ったのでありました。
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