マゼランに世界一周の可能性を考えさせたのは、べハイムという地理学者の作製した一枚の地図だったという。それによれば、コロンブスの発見した新大陸を海岸沿いに南下すると、一つの「海峡」が存在している。その海峡こそ、大西洋から太平洋へ抜ける航路だというのである。しかし、べハイム自身そのことを確認したのではなかった。他の航海者たちから聞いたことに基づいてまとめた知識にすぎなかった。マゼランは、いわば、その一枚の地図に賭けたのである。1519年9月、マゼランは出発した。
●一周 一まわりすること
●南下する 南へ進む
●航路 船の通る道
●地図に賭けた 地図が本当に正しいかどうか分からないが、仮に正しいものと決めて、出発した。
1、下線部「その…賭けた」の説明として合うものを選べ
べハイムの地図をあまり信用していなかったが、出発した。
海峡があるかないか、人と賭けをした。
海峡が本当にあるかどうか確信がないから迷った。
世界一周が可能かどうか確信はないが、とにかく出発した。
2、文の内容と合わないものはどれか。 合わないものですよ
コロンブスはすでに新大陸を発見していた
べハイムは海峡の存在を確認せずに地図を作製した
マゼランは地理学者の作った地図を見て、世界一周可能ではないかと考えた
マゼランは海峡の存在を知っていたから出発した
3、大陸の読み方はどれ
たいりく
だいりく