従属人口指数とは、生産年齢人口に対する従属人口の割合を示すもので、ここで言う従属人口とは、15歳未満の幼小人口と65歳以上の老年人口を合わせたものを言います。
一方、従属人口指数の基準となる生産年齢人口は、一般に15歳以上65歳未満の年齢層としています。しかし、我が国のように教育が普及して、高等学校への進学率が94%にも達し、更に高校学校卒業後の進学率が非常に高い国では、15歳以上とするよりは18歳あるいは20歳以上としたほうがよいのではないかという意見も出ているそうです。その場合には、従属人口のうち15歳未満の幼小人口は、18歳あるいは20歳未満となります。そうなれば、従属人口指数は( )。
つまり、従属人口指数とは、働くことのできる人が何人で、働くことのできないとみられる人を支えるかを、大づかみに示す指標になっています。難しく言うと、人口構成の社会的、経済的な状況を示す一つの指標だということになります。
1、「15歳以上とするよりは18歳あるいは20歳以上としたほうがよいのではないか」とあるが、その理由として正しいものはどれか。
①15歳以上の人より、18歳あるいは20歳以上の人口が多い。
②進学率が高いため、15歳以上、18歳あるいは20歳以下の人口も働くことができない。
③教育が普及するので、18歳あるいは20歳以上になっても働きたくない学生が多い。
④進学率が高いので、従属人口のうち15歳未満の幼小人口は少なくなる。
2、この文章の( )の部分には、どんな内容のものが
①更に高くなります
②更に低くなります
③更に増えます
④更に減ります
3、下から、「従属人口」に属していないものを一つ選びなさい。
①80歳のお爺さん
②35歳の主婦
③67歳の社長
④18歳の大学生