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初级阅读(417)

时间: 2017-07-25    进入日语论坛
核心提示:子供たちにとって一番身近にある豊かな知の世界。それは学校の図書館である。1954年施行の学校図書館法は、学校図書館を「
(单词翻译:双击或拖选)
   子供たちにとって一番身近にある豊かな知の世界。それは学校の図書館である。1954年施行の学校図書館法は、学校図書館を「欠くことのできない基礎的な設備」と位置づけ、小・中・高校に設置するよう定めている。子どもたちは誰でも、学校図書館でたくさんの本を読み、学ぶことができる――ことになっている。
  しかし、見過ごせない格差が地域や学校によって広がっている。まず本の量が不足している。文部科学省は以前から公立学校の規模ごとに図書館の本の冊数の標準を決めている。例えば18学級の小学校では約1万冊、9学級の中学では約9千冊だ。ところがそれに達しているのは小学校で45%、中学校で39%にとどまる。政府は標準を満たすための支援措置もしてきたが、財政難のなか、本を買わずに別の使い道に充てている自治体も多いのだ。
  図書館の質を支える仕組みにも課題が多い。予算があっても、必要な本をきちんと選び管理して、その本を活用する方法を子供たちに伝える人がいなければ、図書館は本来の機能を果たせないからだ。ほとんどの学校には司書教諭がいるが、大半は学級担任などのかたわら担当している。ただでさえ忙しいのに図書館に十分な時間を割くのは困難だ。
  図書館の活用には専門の「学校司書」という職員が欠かせない。だが、学校司書のいる公立小中学校は4割に満たない。しかも8割は非常勤で時間の制約も大きい。制度上の決まりがないため立場や仕事内容は、自治体や学校によってまちまちだ。1人でいくつもの学校を掛け持ちで担当するケースや、ボランティア頼りの地域もある。当然、図書館活用の質も利用時間も限られる。本の管理が精いっぱいで、子供と向き合う時間がないという嘆きも聞こえる。
  図書館にいつも学校司書がいて、子供たちに読書や調べ物の指導をしたり、蔵書を授業に積極的に活用する工夫をしたりして、大きな成果をあげている学校は少なくない。図書館を計画的に活用している学校では、学力が向上したという調査結果もある。
  現代社会を生き抜くのに不可欠な、正確で役立つ情報を自分で選び取る能力を養う場として、学校図書館の重要性は増している。頭と心を鍛える読書の効用は言わずもがなだ。問題を抱えた子供が教室を離れて心を落ち着かせ、自分と向き合う場にもなるが、それには見守る司書が必要だ。
  保護者の経済格差が広がるいま、政府と自治体は必要な本と専門家の配置を急いで進める責任がある。学校図書館はどんな子供にとっても平等に有効に開かれていなくてはいけない。
(学校図書館一知の入り口の設備急げ」2009年111月3日付朝日新聞「社説」による)
 
1、「たくさんの本を読み、学ぶことができる」とあるが、筆者の考えに最も近いものはどれか。
①本を読むことで、友達と平等になり、将来、経済格差を解消することもできる。
②本を読むことで、司書と親しくなり、いろいろなことを学ぶことができる。
③本を読むことで、考える能力や役立つ情報を自ら選び取る能力を養うことができる。
④本を読むことで頭の回転が速くなり、授業にも集中することができる。
 
2、自治体によっては図書館の本の量が不足しているところがあるが、それはなぜか。
①図書館の重要性を認識していないから。
②子供たちに役立つ本を選ぶ専門家がいないから。
③財政面で苦しいため、本を買う余裕がないから。
④政府からの支援が全然ないから。
 
3、「専門の「学校司書」」の役割について述べた内容として、正しいものはどれか。
①学校の本の管理だけに集中する。
②子供たちに読書の指導をしたり、図書館の本を授業に生かす工夫をしたりする。
③学力向上に役立つ本を購入し、管理に力を入れる。
④子供たちに役立つ本をできるだけたくさん読んであげる。
 
4、この文章で筆者が言いたいことは何か。最も適当なものを一つ選びなさい。
①政府と自治体は、専門司書の配置や本の拡充にもっと力を入れるべきだ。
②政府と自治体は、父母の経済格差を早く無くすべきだ。
③学校司書は図書館の重要性について、もっと積極的に政府に訴えるべきだ。
④学校の司書教諭は、図書館の仕事にもっと専念すべきだ。
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