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面接試験の心得

　面接試験というのは、面接官があなたに対して、履歴書や筆記試験ではわからないあなたの学習や仕事に対する意欲、世間的常識の有無、またあなたの個性などを総合的に判断する場です。ここでは、面接に際して、あなたが心得ておかなければならないことを話しましょう。

1、　面接は質疑応答の場であり、意見発表の場ではない

　この点を間違えている人が多いです。質問に対して自分の自己ＰＲが大事と思いこみ、面接対策よろしくの決まりきった口上をとうとうと話す人がいますが、これはいけません。面接は質疑応答の場であり、意見発表の場ではないからです。あくまでも面接官と対話す、るという姿で面2接に臨みましょう。

2、　第一印象はかなり重要

　面接官はあなたの第一印象、つまり服装、挨拶、身だしなみ、礼儀、態度を必ず見ます。これらは社会人としての最低のマナーですから、これができなければ、自己ＰＲなんてまだまだ先のことです。

3、　真似のない自分の言葉で話す

　面接のマニュアルの本に書いてあることを、そっくりそのまま真似されたのでは、はっきり言って減点です。

4、　ウソ、作り話は簡単に見破られる

　ウソ、作り話の場合、面接のプロは一瞬で見抜きます。企業はあなたに100％の人間を求めてはいません。それより人間としての素直さが大切です。

5、　分からないことは「分かりません」と答える

　分からないことは、「分かりません。これから勉強します」でいいのですが、社会人としての一般常識や、会社の業種や業務、大学の特徴や志望学部・学科に関係する知識など、受験に先立って最低限知っておくべきことはありますから、それに答えられなければ減点です。質問されやすい事項については、事前によく調べて準備しておく必要があります。

 

1、次の項目の中で、面接官が一番知りたいと思っていることはどれか。

①受験者の学歴・職歴

②受験者の趣味・特技・資格

③受験者の志望動機

④受験者の積極性や協調性

 

2、「面接試験の心得」として、間違っているのはどれか。

①長所短所について聞かれたので、長所だけでなく短所に関しても、自分で気づいている点を素直に語った。

②「自己紹介してください」と言われたので、事前に準備していた自己ＰＲの内容を、一言も漏れがないように気をつけ、3分にわたって話した。

③インターネットで相手企業の情報を入手し、資本規模や事業内容など、できるだけ詳しく調べ、ノートにメモしておいた。

④予想される質問について、先輩に教わったり、マニュアル本を参考したりして、どう考えるかを準備した。