それは語学習得にとどまらない。楽器なども1人で練習しているだけではなかなか上達しないが、人前で発表するような機会があると、格段に上達するものだ。その際、恥ずかしいさを捨てることが上達の基本だ。恥ずかしさを捨てると言っても、恥ずかしいという気持ちをまったくなくす必要はない。むしろ少しぐらい緊張感があったほうがいい。恥ずかしい自分はあるが、とりあえず、その恥ずかしがる自分を括弧でくくっておいて、「ここでは今の自分の力を出し切ってみよう」と、チャレンジすることが肝心なのだ。
1、「恥ずかしがる自分を括弧でくくっておいて」とあるが、これはどういうことを言っているか。
①自分の恥ずかしいという気持ちを、人に知られないようにすること。
②恥ずかしさを一旦自分の心にしまって、勇気を出して試みること。
③恥ずかしさを強く意識することで、練習の励みにすること。
④恥ずかしくないと、自分に言い聞かせて、自己暗示をかけること。
2、この文章で、筆者が一番言いたいことは何か。
①最初は下手でも、諦めずに練習していれば、必ず上達すること。
②恥ずかしさを一切捨てて、人前で発表するようにすれば上達する。
③生まれつきの才能がなくても、人は努力すれば必ず上達すること。
④人前で恥をかくことを恐れず、チャレンジする人が上達すること。