第十二課 日本語の授業
前文
日本語の試験は昨日終わりました。試験の形式は学生に日本語の文章を翻訳させたり、日本語で短い作文を書かせたりする筆記試験と、会話をさせたり、録音を聞いて日本語で答えさせたりする口頭試験でした。
李さんのクラスは今、江先生が教えています。江先生はとてもやさしい方で、学生にとても丁寧に教えます。まず学生に聞かせたり、絵を見ながら言わせたりします。それから、本を読ませたり、漢字を書かせたり、質問に答えさせたり、短文を作らせたりします。また、ときどき、おもしろい話をして学生を喜ばせたり、冗談を言って笑わせたりします。
青木さんは日本人留学生で、将来、日本へ帰って中国語教師になりたいと思っています。彼は江先生をたずねて、授業のやり方についていろいろ教えていただきました。そして、将来、自分も江先生のように中国語を上手に教えたいと思っています。
会話
青木:李さん、眠そうですね。ゆうべは徹夜でもしたんですか。
李 :いいえ、徹夜はしませんでしたが、だいぶ遅くまで起きていました。
青木:そうですか。それで疲れた顔をしているんですね。ゆうべは勉強でしたか。
李 :ええ。試験は昨日終わりましたけど、今までに習った単語や文型などを整理してみたんです。
青木:もうだいぶ勉強したでしょう。
李 :ええ、整理してみたら、ずいぶんあるので驚きました。
青木:単語はどれぐらいありましたか。
李 :始め一〇〇〇ぐらいだと思ったら、一五〇〇もありました。
青木:李さんのクラスは今どの先生が教えているんですか。
李 :江先生が教えてくださっています。
青木:江先生はどんな方ですか。
李 :江先生はとてもやさしい方で、私たちを自分の子供のように可愛がってくださいます。
青木:あなたがたは先生を困らせることがありますか。
李 :ええ。宿題を怠けたり、いたずらをしたりして、先生を困らせることがあります。また、先生に断らずに学校を休んで先生を心配させることもあります。
青木:先生を困らせたり、おこらせたり、心配させたりしてはいけませんね。
李 :ええ、私たちもいけないと思っています。これからは、先生を困らせるようなことを止めて、先生を喜ばせるようなことをやりたいと思っています。
青木:ところで、今度の試験は難しかったですか。
李 :ええ、ちょっと難しかったのですが、だいたいできたようです。
青木:それはよかったですね。どんな形式の試験でしたか。
李 :やはり筆記試験と口頭試験です。筆記試験では日本語の文章を翻訳させられたり、日本語で五百時ほどの短い作文を書かされたりしました。
青木:口頭試験は難しかったでしょう。
李 :普通の会話はそれほど難しくなかったのですが。録音を聞いて日本語で答える問題はなかなか難しかったのです。速くて、よく聞き取れませんでした。
青木:それは難しそうですね。江先生はふだん親切に教えてくださいますか。
李 :ええ、わからないところがあると、わかるまで、とても親切に、丁寧に教えてくださいます。その熱心な仕事ぶりにほんとうに感動させられます。
青木:江先生はどのように教えますか。
李 :はじめに昨日教えたところを私たちに聞かせたり、絵を見ながら言わせたりします。それから、本を読ませたり、漢字を書かせたり、質問に答えさせたり、短文を作らせたりします。
青木:新しい言葉はどう教えますか。
李 :まず新しい言葉を使って、私たちに聞かせながら理解させます。それから、黒板に書いて、いろいろな例を挙げて、私たちがわかるまで、新しい言葉の意味を説明してくださいます。
青木:授業中は中国語を使いますか。
李 :いいえ、授業中はみんな日本語で話します。中国語はあまり使いません。先生も中国語を使わず、日本語だけで教えてくださいます。
青木:江先生はあなたがたにおもしろい話をしてくださいますか。
李 :ええ、ときどきおもしろい話をして、私たちを喜ばせてくださいます。また、ときどき冗談を言って私たちを笑わせます。
青木:そうですか。江先生の教え方はほんとうに上手ですね。私は将来日本に帰って中国語の教師になるつもりですから、ぜひ一度江先生をたずねて、外国語の授業についていろいろ教えていただきたいと思っています。
李 :明日は授業がありますから、江先生はきっと大学にいらっしゃるに違いありません。
(翌日)
青木:江先生の授業は学生にたいへん喜ばれているそうですが、先生はどのように教えるのでしょうか。
江 :まず学生に聞かせます。
青木:何度も聞かせますか。
江 :もちろん、何度も繰り返して聞かせます。それと同時に、同じことを何度も言わせてみます。
青木:学生にまねをさせるのですか。
江 :そうです。正しく言えるようになるまで何度も何度も言わせます。
青木:みんな一緒に言わせますか、それともひとりひとりに言わせますか。
江 :一緒に言わせることもあれば、ひとりひとりに言わせることもあります。
青木:正しく言えない学生がいたらどうしますか。
江 :まずあせらないように言ってやります。そして、どうして正しく言えないかを説明してやります。それから、また何度も練習させます。
青木:正しく言えるようになったら、次にどんなことをやらせますか。
江 :次に読ませたり、書かせたりします。
青木:単語の意味はどう教えますか。
江 :まず絵や写真や実物などを使っておもしろく、楽しく勉強させます。そのあと、適当な例をあげたりして、意味をわからせるようにしています。
青木:日本語を中国語に訳させたり、中国を日本語に訳させたりしますか。
江 :約させる練習はあまりやっていません。そのかわり、問いを出して、それに答えさせる練習をやっています。
青木:答えは口で言わせますか、紙に書いて答えさせますか。
江 :口で言わせることもあれば、紙に書いて答えさせることもあります。
青木:学生は先生の言うとおりによく勉強しますか。
江 :みんなまじめな学生ばかりですから、何をやらせても私の言うとおりによくやります。その熱心な勉強ぶりはほんとうに感心させられます。
青木:授業中、学生はよく質問しますか。
江 :ええ、よく質問します。この前、「だ」と「である」の違いを質問されました。わからないところがあったらすぐ質問するようにと、私はふだん学生に言ってあります。
青木:おかしい質問をされることはありませんか。
江 :ありますね。こと間、張という学生に、日本語はなぜズボンを着ると言わないのかと質問させました、中国語をそのまま日本語に訳して考えているのですね。
青木:先生は学生をしかることがありますか。
江 :あります。こと前、王と言う女子学生が宿題を怠けので、きびしくしかりました。そうしたら泣いてしまって、ずいぶん困りました。
青木:学生に泣かれるとほんとうに困りますね。ところで、先生は授業中、ときどき冗談を言って学生を喜ばせるそうですね。
江 :ええ、ときどき冗談を言って学生を笑わせます。また、ときどきおもしろい話をして喜ばせてやります。
青木:先生はほんとうに授業がお上手ですね。将来、日本へ帰って中国語を教える時に、私も先生のような授業をしてみたいと思います。今日はいろいろ教えてくださってどうもありがとうございました。
ファンクション用語
区分(くぶん)
A 教科書の第二冊はいくつの単元に分けられていますか。
B 四つの単元に分かられています。
A 各課はどんな構造を成していますか。
B 各課は前文、会話、ファクション用語、解説、読解文、練習という構造を成しています。
単語
形式(けいしき)(名)〇
短い(みじかい)(形)③
作文(さくぶん)(名)〇
筆記試験(ひっきしけん)(名)⑤
口頭(こうとう)(名)〇
江(こう)(専)①
短文(たんぶん)(名)〇
冗談(じょうだん)(名)③
笑う(わらう)(自五)〇
眠い(ねむい)(形)〇
夕べ(ゆうべ)(名)③
今まで(いままで)(副)③
文型(ぶんけい)(名)〇
整理(せいり)(名 他サ)①
怠ける(なまける)(自他一)③
いたずら(副 名)〇
断る(ことわる)(他五)③
字(じ)(名)①
感動(かんどう)(名 自サ)〇
黒板(こくばん)(名)〇
例(れい)(名)①
いらっしゃる(自五)④
繰り返す(くりかえす)(他五)〇
同時に(どうじに)(副)①〇
真似(まね)(名)〇
焦る(あせる)(自五)②
実物(じつぶつ)(名)〇
訳す(やくす)(他五)②
その代わり(そのかわり)(接)〇
問い(とい)(名)〇
口(くち)(名)〇
紙(かみ)(名)②
可笑しい(おかしい)(形)③
女子学生(じょしがくせい)(名)③
泣く(なく)(自五)〇
(感谢 xzbaszy 输入课文和单词)
一、动词的使役态
当一个人受到另外一个人的命令或使役时,动作就要变成使役态。表示主语让(叫)别人做某件事。
日语的使役态形式为:
五段动词未然形+せる
其他动词未然形+させる
其中,サ变动词的未然形是「し」,+させる变成「しさせる」,在这里「し」和「さ」发生音变成为「さ」。所以サ变动词的使役态是:「词干+させる」。
动词的使役态有2种:
1,当主动句的动词是自动词时。
主动句:「妹は買い物に行った。」“妹妹去买东西。”
使役句:「母は妹を買い物に行かせた。」“母亲让妹妹去买东西。”
在这里,首先动词「行く」是自动词,其使役态是「行かせる」。在使役句中,动作的执行者“妹妹”由原来的主语变成了宾语;主语是下命令的人,因此,在使役句中主语不是动作的执行者。再则,原来为自动词的句子变成了带宾语的他动词句子。因此,如果当一个自动词根本没有对应的他动词而又需要他动词时,用其使役态是个办法。
又如:「学生が病気になったので、先生は彼を帰らせた。」
“学生生了病,所以老师让他回去了。”
「急な仕事なので、会社は山田さんを出張先に飛ばせた。」
“因为是突然的工作,所以公司让山田先生飞到出差的地方。”
在这里还应该注意的是:有些自动词已经有对应的他动词,这样时就不用使役态而用对应的他动词。如:“母亲让孩子起床。”这时一般想到用使役态,有可能译成:「母親は子供を起きさせる。」但是实际上要译成:「母親は子供を起こす。」因为「起きる」的对应他动词是「起こす」。
2,当主动句的动词是他动词时。
主动句:「学生は本を読みます。」“学生读书。”
使役句:「先生は学生に本を読ませます。」“老师让学生读书。”
在这里,主动句的动词是他动词,原来句子中就有宾语。在这种情况下变成使役句时,下命令的「先生」作主语,「学生」变成补语,用「に」表示,动词「読む」变成使役态「読ませる」,宾语保留。在他动词的使役句中,主语仍然不是动作的执行者。
又如:「母親は子供に薬を飲ませた。」
“母亲给孩子吃了药。”
「あの会社は社員に一日10時間も働かせる。」
“那个公司让员工一天工作10个小时。”
「この学校は休みの日にも学生に外出させない。」
“这个学校连假日都不让学生外出。”
由于使役句带有强迫和命令的口气,所以除了「親に心配させる」等少数句子以外,一般不用于长辈作补语的句子。如果必须让长辈作某件事情,则要用补助动词「てもらう」或者「ていただく」。如:“让老师再讲解一次。”一般不译成:「先生にもう一度説明させる。」而译成:「先生にもう一度説明していただく(てもらう)。」关于这一点,不论是自动词的句子还是他动词的句子都是一样的。
二、动词被役态
当一个人被迫或不由自主地做某件事情时使用被役态。被役态是一个动词先变成使役态后再变成被动态。
日语的被役态的形式为:
(五段动词未然形+ せる)+られる
(其他动词未然形+させる)+られる
由于变成使役态后动词已经成为下一段动词,所以后面的被动态只用られる。
(五段动词未然形+せる)+られる在实际操作时,先变成:
五段动词未然形+せられる;
然后せら两个假名发生音变,变成さ,因此整个动词变成:
五段动词未然形+される。
但是,五段动词的さ行词尾「す」是特殊的:由于「す」的未然形是「さ」,与「される」的首字さ重复,所以只有以为「す」词尾的五段动词不约音。如:「話す(はなす)」的被役态是「話させられる」,而不是「話さされる」。
主动句:「僕は買い物に行きます。」“我去买东西。”
被役句:「僕は姉に買い物に行かされます。」“我被姐姐逼着去买东西。”
可以看出:被役句的主语是动作的执行者,所以和主动句的结构基本一致,多一个强迫的来源,用「に」表示。
又如:「彼の言ったことについては本当に考えさせられる。」
关于他说的事情,不得不使我认真思考一下。
「私は飲みたくないです、でも飲まされたのです。」
“不是我愿意喝(酒),而是被别人灌的。”
与前一讲被动态里讲到的内容联系起来看,在这里值得注意的是:当动词后面出现「される」时一定要看前面的动词,前面的动词是五段动词时就是被役态,译成“被迫”;当前面的动词是サ变动词时就是被动态,译成“被……”。如:
「私は母に病院へ行かされた。」
「病院で私は医者に検査された。」
这两句话里都有「された」,是「される」的过去时。上面一句中「される」的前面是五段动词的未然形,所以是被役态,整个句子译成:“我被母亲逼着去了医院。”而下面一句的「される」前面是サ变动词的词干,所以是被动态,整个句子译成:“在医院里,我被医生作了检查。”
三、过去助动词た作定语表示状态
这个た说的那么吓人——过去助动词,其实就是动词过去时的简体罢了。由于动词的简体就是连体型,所以可以直接在后面加体言,前面的动词简体(包括原型和过去时)就用作体言的定语。
而这里其实就是:动词过去时简体+体言表示状态。
e.g:疲れた顔をしている。
表情疲倦。
注意,「た」在这句句子中即不表示过去,也不表示完了,而是表示状态。「た」作定语表示状态的用法仅限于状态动词,瞬间动词和能够构成存续体的他动词过去时作定语。它所表示的状态可以是过去的行为所造成的,也可以是与时间无关的事物的属性。
四、否定助动词ぬ的连用形ず
ず接在动词未然形后面表示对动作或状态的否定。
注意サ变动词する+ず=せず
这个用法在口语中使用不多,「ず」和「ずに」多用于书面语。
「ず」在句中起中顿作用,「ずに」就是「ないで」,在句中作状语,表示后续事项时在前项否定状态中进行的。
e.g:彼は毎日何もせずに遊んでばかりいます。
他每天无所事事,光是出去玩。
五、である
である其实就是です。但是である也有一个头衔:文章体判断助动词。从这个称呼就可以看出来,である是です用于演讲、文章中的书面语。
e.g:××族は少数民族の中で人口が最も多い民族である。
××族是少数民族中人口最多的民族。
下面是一些である的变化,大家看看就是了,由于都是标准的变化,所以要背也很容易:
である的敬体-->であります
である的否定(简体):-->でない
である的否定(敬体)-->ではありません。
六、结尾词ぶり
该词接在体言、动词连用形下面表示实物存在的状态和动作进行的方式方法。
彼の熱心な勉強ぶりに励まされて、わたしもしっかり勉強するようになりました。
我受到他热心学习态度的影响,也变得好好学习了。
另外,ぶり可以接在时间后面,表示隔了一段时间之后恢复到以前的状态和做以前做过的事情。通常这个时间比较长。
关于这个用法,似乎有些比上面的更难以理解一些,其实大家可以通过一个日常熟语来理解:
お久しぶり!
很久不见!
这就是见面时候说的,隔了很久,才又相见(再次做以前做的动作。)
另外,也可以再举一个例子:
十年ぶりに故郷に帰りました。
时隔十年又回到了故乡。
这里可以把“ぶりに”作为一体,时隔多久怎么样。
另外由于ぶり是体言,所以也可以具有下面这个例子的语法结构:
e.g:今年は百年ぶりの暑さです。
今天是百年未见的酷暑。
七、ように表示命令、劝告或者转达的内容
此时后面也常常跟と言う、伝える等词。就我的理解来看,其实ように在此时更多的是用于表达需要别人为我传达什么话,或者我转达什么话给你这样含义。这主要是由于ように并非是像と那样在直接表示说话内容,而是有一个“像什么样的”的隐藏语感(我们前不久才学过よう表达该含义的语法)。
e.g:田中さんから電話があったら、明後日来るようにと言ってください。
田中来电的话,就请告诉他后天晚上来。
其含义就是要求对方把“明後日来る”这样的意思表达给田中,至于具体怎么去说,由对方去组织搓词。
要是ように后接言う等动词的被动态,就可以把ように=と,从而省略と,直接构成ように言われる。所谓言う等动词,是指可以表示说话内容的同类动词。
e.g:ここでたばこを吸わないように注意されました。
我被提醒不要在这里吸烟。
八、をしている表示具有某形状、颜色或者性质
这个语法很有意思,直译的话,意思是正在做什么。而我们前不久才学过:动词的进行时也可以表示事物的状态,所以这个语法就是从此而发散出来的,用以表示人或物的外形,颜色,性质或生理特征等。
可以算是理解起来有些曲折,但是却是很地道的日语语法了。
e.g:この犬は小さいのに、大きな耳をしていておもしろいね。
这狗虽然小,但是耳朵很大,好有趣。
あの青い色をしている建物は劇場です。
那栋蓝色的大楼是剧场吧。
九、に違いない
違いない:不错,一定。所以这个语法的意思就是在表达对某事的肯定。说到这个语法的时候,我想起了一个新文化时期的一个语言(比如鲁迅先生就使用过):怎么怎么样是再不会错的。
e.g:これは彼の忘れ物に違いありません。
这肯定是他遗忘的东西。
東京はもうずいぶん寒いに違いない。
东京一定已经很冷了。
十、と同時に
这个语法相当简单,就是英语的in the same time(呃……介词in我没有用错吧?好像with也可以……)
用于动词基本形和体言后面,体言性谓语句和形容动词谓语句则是であると同時に。
我们就直接看例句好了:
e.g:彼は科学者であると同時に、文学者でもあります。
他既是科学家,同时也是文学家。
这里虽然“科学者”是体言,后面可以直接加と同時に、但其实前面的全句是“彼は科学者です”,作为一个谓语句,所以就要采用であると同時に的语法。