昔からある露草は、藍色の小さな花を咲かせますが、紫露草は藤色の花で、明治の初めのころ入ってきた露草の園芸種が野生化したものだそうです。
どちらも、花の命は一日。散るのではなく、まるで溶けるようにしぼんでしまいます。そして、その養分は、次の花を咲かせるために使われるのだそうです。
かといって、弱く、はかない花ではありません。強い生命力を持った、たくましい花です。
一日でしぼんでも、小さな蕾をたくさん用意して、次々と咲かせています。
いつも、明日の蕾を持っている・・・・・・。それが輝いて見える秘訣なのでしょう。
さあ、小さな藤色の花が咲きはじめました。