日本と言えば経済大国。米国の次である。これは誰も分かる事実だ。国の大きさと言えば我が国、中国の三十分の一。だがGDPは中国の何倍もあり、自信を持っている国だ。だからこそ、我々は日本のすばらしさを習う為にこの国へ来たのである。
私が日本へ来たのは一年半前。日本の隅々まで分かる、と言うにはずいぶん不足である。でも今まででもっともわからないのは、日本の一部の若者たち。同じ若者たちなのになぜ分からないのか、これも国の差であろうかと思うが、なんとなく今の若者に心配もある。もちろん外国人としてこんな心配をすることはないが、ここで自分の見解を述べたい。
先月、私はテレビ番組を見た。それは今、渋谷で遊んでいる若者たちに日本の首都はどこにありますか」と聞いたら、その中で答えがまちがった人が何人もいて、驚いた。回答がいろいろあったが、おもしろいのは「新宿です」「渋谷です」と答えた人が何人かいて、なんかすごく私を驚かせた。自分は今首都に住んでいるのに、なぜ…。それで彼らの最終学歴を追跡してみたら、表面的には全部高校、あるいは専門学校生もあった。家に行ってみても、本棚にちゃんと本が並べてあり、きれいな部屋を持っていた。でももっとおかしいと思ったのは、こんな人たちが恥もなく自分を弁明したことであった。もし中国でこんな学生がいたら、それがどのぐらい恥か、想像も出来ない程度だ。でも日本の若者はこれが恥だと思えないのだ。
世界の国民の教育水準レベルを見ると、多分日本は上であると思う。日本にこんな高い知識を持っている人がたくさんあったからこそ、今の現代日本があるのではないか。もちろん私たちも日本にこんな若者は少ないと思うが、なんとなく日本の国民も自分の国の教育制度について一度考えてみて欲しい。量より質に関心を持ったほうがいいのではないかと思う。
教師より
事件を起こす「十七才」と共に、日本の若者のイメージは、どんどん悪い方へ印象づけられています。平和の中で甘やかされて育った日本の若者たち。私たち親の世代の責任でしょうか。