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» 正文
犬と古洋傘
时间:
2022-09-01
进入日语论坛
核心提示:ある村むらから、毎日まいにち町まちへ仕事しごとにいく男おとこがありました。どんな日ひでも、さびしい道みちを歩あるかなけれ
(单词翻译:双击或拖选)
ある
村
むら
から、
毎日
まいにち
町
まち
へ
仕事
しごと
にいく
男
おとこ
がありました。どんな
日
ひ
でも、さびしい
道
みち
を
歩
ある
かなければならなかったのです。
ある
日
ひ
のこと、
男
おとこ
はいつものごとく
考
かんが
えながら
歩
ある
いてきました。
寒
さむ
い
朝
あさ
で、
自分
じぶん
の
口
くち
や、
鼻
はな
から
出
で
る
息
いき
が
白
しろ
く
凍
こお
って
見
み
えました。また
田圃
たんぼ
には、
霜
しも
が
真
ま
っ
白
しろ
に
降
お
りていて、ちょうど
雪
ゆき
の
降
ふ
ったような、ながめでありました。
このとき、どこからか、
赤
あか
ん
坊
ぼう
の
泣
な
く
声
こえ
がしました。
男
おとこ
は
思
おも
わず
歩
あゆ
みを
止
と
めて、あたりを
見
み
まわしたのであります。
「はてな、
赤
あか
ん
坊
ぼう
の
泣
な
く
声
こえ
がきこえたが……。」
しかし、
人
ひと
の
影
かげ
はなし、
近
ちか
くに
人家
じんか
もなかったから、たぶん、
空耳
そらみみ
だろうと
思
おも
って、また
歩
ある
き
出
だ
しました。
すると、
今度
こんど
は、
前
まえ
よりも、もっと
近
ちか
く、
赤
あか
ん
坊
ぼう
の
泣
な
く
声
こえ
がきこえてきたのです。
「たしかに
赤
あか
ん
坊
ぼう
だ、どこだろう?」
彼
かれ
は、もう
自分
じぶん
の
耳
みみ
を
疑
うたが
いませんでした。きっと、この
近傍
きんぼう
にだれか
赤
あか
ん
坊
ぼう
を
捨
す
てたものがあるにちがいないと
思
おも
いました。
「そんな
悪
わる
いことをするやつは、どこのやつだろう。」と、
男
おとこ
は、この
寒空
さむぞら
に
捨
す
てられた、かわいそうな
赤
あか
ん
坊
ぼう
を、
早
はや
くさがし
出
だ
して、どうかしてやらなければと
思
おも
って、
声
こえ
のきこえる
方
ほう
へ
近
ちか
づいていきました。
見
み
ると、それは、
赤
あか
ん
坊
ぼう
でなく、やぶの
中
なか
に、まだ
生
う
まれてから
間
ま
がない、やっと
目
め
の
開
あ
いたばかりの
小犬
こいぬ
が三びき、
箱
はこ
の
中
なか
に
入
い
れて
捨
す
ててありました。
彼
かれ
は、
赤
あか
ん
坊
ぼう
でなく、
小犬
こいぬ
でよかったと
思
おも
いましたが、その
捨
す
てられた
小犬
こいぬ
の、いじらしいようすを
見
み
ると、また
別
べつ
の
不憫
ふびん
さが
心
こころ
の
中
なか
にわいてきて、
「こんな、まだ
独
ひと
り
歩
ある
きのできぬ
小犬
こいぬ
をだれが
捨
す
てたのだろう、
情
なさ
け
知
し
らずの
人間
にんげん
だ。」と、
思
おも
いましたが、
自分
じぶん
は、どうすることもできません。
「ああ、かわいそうなものを
見
み
たな。」と、ただ、
気持
きも
ちを
暗
くら
くして、かわいそうとは
思
おも
いながらも、そのまま、
男
おとこ
はいってしまいました。
「こんな
寒空
さむぞら
に、それに
食
た
べ
物
もの
もないのでは、きっと
死
し
んでしまうだろう。」と、三びきの
小犬
こいぬ
のことを
思
おも
いながら、
道
みち
を
急
いそ
いだのです。
しかし、いくら
思
おも
うまいとしても、
白
しろ
と
黒
くろ
の三びきの
小犬
こいぬ
が、
重
かさ
なり
合
あ
って、
彼
かれ
の
顔
かお
を
見
み
たとき、
尾
お
をぴちぴちと
振
ふ
って、
助
たす
けてくれといわぬばかりに
鳴
な
いたいじらしい
姿
すがた
を、
男
おとこ
は、いつまでも
目
め
から
取
と
ることができませんでした。
彼
かれ
は、
町
まち
へ
着
つ
くと、いつものごとく
仕事
しごと
にとりかかりました。
仕事
しごと
をしている
間
あいだ
は、
犬
いぬ
のことを
忘
わす
れていましたが、その
日
ひ
の
仕事
しごと
が
終
お
わって
帰
かえ
り
道
みち
にさしかかると、
朝
あさ
見
み
た
犬
いぬ
のことが、
思
おも
い
出
だ
されて、
「どうなったろう?」という、
好奇心
こうきしん
も
起
お
こって、なんだか、そのやぶの
近
ちか
くになると、
重苦
おもくる
しいような
気
き
さえしました。
彼
かれ
は、やぶのそばへきて、
耳
みみ
をすましました。
もう
泣
な
き
声
ごえ
はきこえません。
「はてな、みんな
死
し
んでしまったのかしらん。」
怖
おそ
ろしいものでも
見
み
るようにして、のぞいてみると、三びきのうち二ひきは
死
し
んでしまって、一ぴきだけが、こもから
出
で
て
死
し
んだ
兄弟
きょうだい
のまわりをまわっていました。
この一ぴきも、
晩
ばん
には、
死
し
ぬであろうと
思
おも
います。
男
おとこ
は、
胸
むね
の
中
なか
が
苦
くる
しくなりました。よほど、この一ぴきを
家
いえ
へつれていって、
助
たす
けてやろうかとも
考
かんが
えました。
だが、その
世話
せわ
が、またたいへんだとも
思
おも
いました。
見
み
なければ、
知
し
らずにしまったことだ、そうだ、おれは、
見
み
なかったことにして、このままいってしまおう……と、
気
き
の
弱
よわ
い
彼
かれ
は
自分
じぶん
の
心
こころ
をはげまして、そのまま
小犬
こいぬ
を
見捨
みす
てて、
家
いえ
へ
帰
かえ
ってしまいました。
その
夜
よ
は、
前
まえ
の
晩
ばん
よりも
寒
さむ
く、それに、
風
かぜ
さえ
烈
はげ
しかったのであります。
男
おとこ
は、たびたび
目
め
をさまして、
床
とこ
の
中
なか
で、
後
あと
に一ぴき
生
い
き
残
のこ
っていた、いじらしい
犬
いぬ
の
姿
すがた
を
思
おも
い
出
だ
していました。
翌日
よくじつ
、
彼
かれ
は、その
道
みち
を
通
とお
るのが、なんとなく
心
こころ
がとがめて、ほかの
道
みち
を
遠
とお
まわりして
仕事
しごと
にいきました。
帰
かえ
るときも
同
おな
じでした。二、三
日
にち
の
間
あいだ
というものは、その
道
みち
を
通
とお
ることができなかったのです。
ある
日
ひ
、
雨
あめ
が
降
ふ
りそうだったので、
男
おとこ
は、
急
いそ
ぐために、その
道
みち
を
通
とお
ったのでありました。
「どうなったろうな? きっと、三びきとも
死
し
んでいるにちがいない。それともしんせつな
人
ひと
があって、
功徳
くどく
にどこへか
葬
ほうむ
ってやったかもしれないが。」と、
犬
いぬ
の
捨
す
てられた
場所
ばしょ
に
近
ちか
づくにつれて、
男
おとこ
は
思
おも
ったのでした。そして、そのまま
過
す
ぎることができずに、ついやぶ
蔭
かげ
をのぞいて
見
み
ると、
犬
いぬ
の
死骸
しがい
もなければ、
犬
いぬ
の
入
はい
っていたこもも
見
み
えませんでした。そして、その
場所
ばしょ
に一
本
ぽん
の
古洋傘
ふるこうもり
が
置
お
いてありました。
男
おとこ
は、その
洋傘
こうもり
を
拾
ひろ
って、
開
あ
けてみると、まだりっぱにさせる
品物
しなもの
でした。
「このまま
腐
くさ
らしてしまうのは
惜
お
しいものだ。さいわい、
雨
あめ
が
降
ふ
りそうだから、
拾
ひろ
っていこう。」と、
男
おとこ
は、その
古
ふる
い
洋傘
こうもり
を
持
も
って、
立
た
ち
去
さ
りましたが、
家
いえ
に
着
つ
かぬうちに、
雨
あめ
がぽつぽつ
降
ふ
り
出
だ
してきました。
「いわぬことか、いいものを
拾
ひろ
ってきた。」といって、
洋傘
こうもり
を
開
ひら
いてさして
歩
ある
きますと
頭
あたま
の
上
うえ
で、クンクン
小犬
こいぬ
のなき
声
ごえ
がしました。
彼
かれ
は、びっくりして、
洋傘
こうもり
を
投
な
げ
出
だ
すと、いっしょうけんめいに
駈
か
け
出
だ
しました。
「あのとき、おれが
拾
ひろ
ってやれば、一ぴきにしろ
犬
いぬ
の
命
いのち
は
助
たす
かったのだ。一
本
ぽん
の
洋傘
こうもり
より、
生
い
き
物
もの
の
命
いのち
のほうが、どれほど
大切
たいせつ
かしれないのだ。」と、
正直
しょうじき
な
男
おとこ
だけに
悟
さと
ったのでした。
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