英语
韩语
法语
德语
西班牙语
意大利语
阿拉伯语
葡萄牙语
越南语
俄语
芬兰语
泰语
丹麦语
对外汉语
日语学习网
TAG标签
收藏本站
网站地图
RSS订阅
TAG列表
关键字列表
日语词典
日语翻译
首页
日语入门
高考日语
日语听力
日语口语
日语阅读
日语词汇
日语语法
日语考试
走进日本
日语歌曲
日语下载
日语背单词
搜索
搜索
热门标签
日本名家名篇
日语名篇
作品合集
分享到:
日语童话故事
日语笑话
日语文章阅读
日语新闻
300篇精选中日文对照阅读
日语励志名言
日本作家简介
三行情书
緋色の研究(血字的研究)
四つの署名(四签名)
バスカービル家の犬(巴斯克威尔的猎犬)
恐怖の谷(恐怖谷)
シャーロック・ホームズの冒険(冒险史)
シャーロック・ホームズの回想(回忆录)
ホームズの生還 シャーロック・ホームズ(归来记)
鴨川食堂(鸭川食堂)
ABC殺人事件(ABC谋杀案)
三体
失われた世界(失落的世界)
日语精彩阅读
日文函电实例
精彩日文晨读
日语阅读短文
日本名家名篇
日剧台词脚本
《论语》中日对照详解
中日对照阅读
日文古典名著
名作のあらすじ
商务日语写作模版
日本民间故事
日语误用例解
日语文章书写要点
日本中小学生作文集
中国百科(日语版)
面接官によく聞かれる33の質問
日语随笔
天声人语
宮沢賢治童話集
日语随笔集
日本語常用文例
日语泛读资料
美しい言葉
日本の昔話
日语作文范文
从日本中小学课本学日文
世界童话寓言日文版
一个日本人的趣味旅行
《孟子》中日对照
魯迅作品集(日本語)
世界の昔話
初级作文
生活场境日语
時候の挨拶
グリム童話
成語故事
日语现代诗
お手紙文例集
川柳
小川未明童話集
ハリー・ポッター
返回首页
当前位置:
首页
»
日语阅读
»
小川未明童話集
» 正文
海ぼたる
时间:
2022-10-31
进入日语论坛
核心提示:海ぼたる小川未明ある日ひ、兄弟きょうだいは、村むらのはずれを流ながれている川かわにいって、たくさんほたるを捕とらえてきま
(单词翻译:双击或拖选)
海ぼたる
小川未明
ある
日
ひ
、
兄弟
きょうだい
は、
村
むら
のはずれを
流
なが
れている
川
かわ
にいって、たくさんほたるを
捕
と
らえてきました。
晩
ばん
になって、かごに
霧
きり
を
吹
ふ
いてやると、それはそれはよく
光
ひか
ったのであります。
いずれも
小
ちい
さな、
黒
くろ
い
体
からだ
をして、二つの
赤
あか
い
点
てん
が
頭
あたま
についていました。
「
兄
にい
さん、よく
光
ひか
るね。」と、
弟
おとうと
が、かごをのぞきながらいいますと、
「ああ、これがいちばんよく
光
ひか
るよ。」と、
兄
あに
はかごの
中
なか
で
動
うご
いている、よく
光
ひか
るほたるを
指
ゆび
さしながらいいました。
「
兄
にい
さん、
牛
うし
ぼたるなんだろう?」
「
牛
うし
ぼたるかしらん。」
二人
ふたり
は、そういって、
目
め
をみはっていました。
牛
うし
ぼたるというのは、一
種
しゅ
の
大
おお
きなほたるでありました。それは、
空
そら
に
輝
かがや
く、
大
おお
きな
青光
あおびか
りのする
星
ほし
を
連想
れんそう
させるのであります。
その
翌日
よくじつ
でありました。
「
晩
ばん
になったら、また、
川
かわ
へいって、
牛
うし
ぼたるを
捕
と
ってこようね。」と、
兄弟
きょうだい
はいいました。
そのとき、
二人
ふたり
の
目
め
には、
水
みず
の
清
きよ
らかな、
草
くさ
の
葉先
はさき
がぬれて
光
ひか
る、しんとした、
涼
すず
しい
風
かぜ
の
吹
ふ
く
川面
かわも
の
景色
けしき
がありありとうかんだのであります。
ちょうど
昼
ひる
ごろでありました。
弟
おとうと
が、
外
そと
から、だれか
友
とも
だちに、「
海
うみ
ぼたる」だといって、一
匹
ぴき
の
大
おお
きなほたるをもらってきました。
「
兄
にい
さん、
海
うみ
ぼたるというのを
知
し
っている?」と、
弟
おとうと
は
兄
あに
にたずねました。
「
知
し
らない。」
兄
あに
は、かつて、そんな
名
な
のほたるを
見
み
たことがありません。また、
聞
き
いたこともありません。
さっそく、
兄
あに
は、
弟
おとうと
のそばにいって、
紙袋
かみぶくろ
に
包
つつ
んだ
海
うみ
ぼたるをのぞいてみました。それは、
普通
ふつう
のほたるよりも
大
おお
きさが二
倍
ばい
もあって、
頭
あたま
には、二つの
赤
あか
い
点
てん
がついていましたが、
色
いろ
は、ややうすかったのであります。
「
大
おお
きなほたるだね。」と、
兄
あに
はいいました。あまり
大
おお
きいので、
気味
きみ
の
悪
わる
いような
感
かん
じもされたのであります。
二人
ふたり
は、
晩
ばん
には、どんなによく
光
ひか
るだろうと
思
おも
って、
海
うみ
ぼたるをかごの
中
なか
に
入
い
れてやりました。
「
海
うみ
ぼたるをもらったよ。」と、
兄弟
きょうだい
は、
外
そと
に
出
で
て、
友
とも
だちに
向
む
かって
話
はな
しましたけれど、
海
うみ
ぼたるを
知
し
っているものがありませんでした。
まれに、その
名
な
だけを
知
し
っていましても、
見
み
たといったものがありませんでした。もちろん、その
海
うみ
ぼたるについて、つぎのような
話
はなし
のあることを
知
し
るものは、ほとんどなかったのであります。
昔
むかし
、あるところに、
美
うつく
しい、おとなしい
娘
むすめ
がありました。
父
ちち
や、
母
はは
は、どんなにその
娘
むすめ
をかわいがったかしれません。やがて
娘
むすめ
は、
年
とし
ごろになってお
嫁
よめ
にゆかなければならなくなりました。
両親
りょうしん
は、どこか、いいところへやりたいものだと
思
おも
っていました。それですから、
方々
ほうぼう
からもらい
手
て
はありましたが、なかなか
承知
しょうち
をいたしませんでした。
どこか、
金持
かねも
ちで、なに
不自由
ふじゆう
なく
暮
く
らされて、
娘
むすめ
をかわいがってくれるような
人
ひと
のところへやりたいものだと
考
かんが
えていました。
すると、あるとき、
旅
たび
からわざわざ
使
つか
いにやってきたものだといって、
男
おとこ
が、たずねてきました。そして、どうか、
娘
むすめ
さんを、
私
わたし
どもの
大尽
だいじん
の
息子
むすこ
のお
嫁
よめ
にもらいたいといったのです。
両親
りょうしん
は、けっして、
相手
あいて
を
疑
うたが
いませんでした。
先方
せんぽう
が、
金持
かねも
ちで、なに
不自由
ふじゆう
なく、そして、
娘
むすめ
をかわいがってさえくれればいいと
思
おも
っていましたので、
先方
せんぽう
がそんなにいいとこであるなら、
娘
むすめ
もしあわせだからというので、ついやる
気
き
になりました。
ただ、
娘
むすめ
だけは、
両親
りょうしん
から、ひとり
遠
とお
く
離
はな
れてゆくのを
悲
かな
しみました。
「
遠
とお
いといって、あちらの
山
やま
一つ
越
こ
した
先
さき
です。いつだってこられないことはありません。」と、
旅
たび
からきた
男
おとこ
は、あちらの
山
やま
を
指
ゆび
さしていいました。
その
山
やま
は、
雲
くも
のように、
淡
うす
く
東
ひがし
の
空
そら
にかかって
見
み
られました。
「そんなに、
泣
な
かなくてもいい、三
年
ねん
たったら
私
わたし
たちは、おまえのとこにたずねてゆくから。」と、
両親
りょうしん
はいいました。
娘
むすめ
は、
涙
なみだ
にぬれた
目
め
を
上
あ
げて、
東
ひがし
の
方
ほう
の
山
やま
をながめていましたが、
「どうか、
毎日
まいにち
、
晩方
ばんがた
になりましたら、
私
わたし
があの
山
やま
のあちらで、やはり、こちらを
向
む
いてお
父
とう
さんや、お
母
かあ
さんのことを、
恋
こい
しがっていると
思
おも
ってください。」といいました。
これを
聞
き
いて、
父親
ちちおや
も、
母親
ははおや
も、
目
め
をぬらしたのであります。
「なんで、おまえのことを
片時
かたとき
なりとも
忘
わす
れるものではない。」と
答
こた
えました。
娘
むすめ
は、とうとう
旅
たび
の
人
ひと
につれられて、あちらの
郷
さと
へお
嫁
よめ
にゆくことになったのであります。
娘
むすめ
がいってから、
年
とし
をとった
父親
ちちおや
や、
母親
ははおや
は、
毎日
まいにち
、
東
ひがし
の
山
やま
を
見
み
て
娘
むすめ
のことを
思
おも
っていました。けれど、
娘
むすめ
からは、なんのたよりもなかったのです。
娘
むすめ
は、まったく、
旅
たび
の
人
ひと
にだまされたのでありました。なるほど、いってみると、その
家
うち
は、
村
むら
の
大尽
だいじん
であります。また、
舅
しゅうと
も、
姑
しゅうとめ
も、かわいがってはくれましたけれど、
聟
むこ
という
人
ひと
は、すこし
低能
ていのう
な
生
う
まれつきであることがわかりました。
彼女
かのじょ
は、この
愚
おろ
かな
聟
むこ
が、たとえ
自分
じぶん
を
慕
した
い、
愛
あい
してくれましたにかかわらず、どうしても
自分
じぶん
は
愛
あい
することができなかったのです。
娘
むすめ
は、
西
にし
にそびえる
高
たか
い
山
やま
を
仰
あお
ぎました。そして、
明
あ
け
暮
く
れ、なつかしい
故郷
こきょう
が
慕
した
われたのです。三
年
ねん
たてば、
恋
こい
しい
母
はは
や
父
ちち
が、やってくるといったけれど、
彼女
かのじょ
はどうしても、その
日
ひ
まで
待
ま
つことはできませんでした。
「どうかして、
生
う
まれた
家
うち
へ
帰
かえ
りたいもんだ。」と、
彼女
かのじょ
は
思
おも
いました。
しかし、
道
みち
は、
遠
とお
く、ひとり
歩
ある
いたのでは、
方角
ほうがく
すらも、よくわからないのであります。
彼女
かのじょ
はただわずかに、
川
かわ
に
添
そ
うて
歩
ある
いてきたことを
思
おも
い
出
だ
しました。どうかして、
川
かわ
ばたに
出
で
て、それについてゆこう。その
後
あと
は、
野
の
にねたり、
里
さと
に
憩
いこ
うたりして、
路
みち
を
聞
き
きながらいったら、いつか
故郷
こきょう
に
帰
かえ
れないこともあるまいと
思
おも
いました。
ある
日
ひ
、
娘
むすめ
は、
聟
むこ
や、
家
うち
の
人
ひと
たちに、
気
き
づかれないように、ひそかに
居間
いま
から
抜
ぬ
け
出
で
たのであります。
川
かわ
の
流
なが
れているところまで、やっと
落
お
ちのびました。それから、その
川
かわ
について、だんだんと
上
のぼ
ってゆきました。
女
おんな
の
足
あし
で、
道
みち
は、はかどりませんでした。
草
くさ
を
分
わ
け、
木
き
の
下
した
をくぐったりして
歩
ある
きました。いまにも、
彼女
かのじょ
は、
追
お
っ
手
て
のものがきはしないかと、
心
こころ
は
急
せ
きました。どうかして、はやく、
川
かわ
をあちらへ
渡
わた
って
越
こ
したいものだと
思
おも
いました。けれど、どこまでいっても、一つの
橋
はし
もかかっていなかったのです。
川上
かわかみ
には、どこかで
大雨
おおあめ
が
降
ふ
ったとみえて、
水
みず
かさが
増
ま
していました。やっと、
日暮
ひぐ
れ
前
まえ
に、一つの
丸木橋
まるきばし
を
見
み
いだしましたので、
彼女
かのじょ
は、
喜
よろこ
んでその
橋
はし
を
渡
わた
りますと、
木
き
が
朽
く
ちていたとみえて、
橋
はし
が
真
ま
ん
中
なか
からぽっきり二つに
折
お
れて、
娘
むすめ
は
水
みず
の
中
なか
におぼれてしまいました。
「
死
し
んでも、
魂
たましい
だけは、
故郷
こきょう
に
帰
かえ
りたい。」と、
死
し
のまぎわまで、
彼女
かのじょ
は
思
おも
っていました。
やがて、
娘
むすめ
の
姿
すがた
は、
水
みず
の
面
おもて
に
見
み
られなくなりました。すると、その
夜
よ
から、この
川
かわ
に、ほたるが
出
で
て、
水
みず
の
流
なが
れに
姿
すがた
を
映
うつ
しながら
飛
と
んだのであります。
愚
おろ
かな
聟
むこ
は、
美
うつく
しい
嫁
よめ
をもらって、どんなに
喜
よろこ
んでいたかしれません。そして、
自分
じぶん
はできるだけ、やさしく
彼女
かのじょ
にしたつもりでいました。それが、ふいに
姿
すがた
を
隠
かく
してしまったので、また、いかばかり、
悲
かな
しみ、
歎
なげ
いたでありましょう。ついに
聟
むこ
は、
家
うち
の
人
ひと
たちが
心配
しんぱい
をして、
見張
みは
りをしていたにもかかわらず、いつのまにか、
家
うち
から
飛
と
び
出
だ
して、
同
おな
じ
川
かわ
に
身
み
を
投
な
げて
死
し
んでしまいました。
この
水
みず
ぶくれのした
死骸
しがい
は、
川
かわ
の
上
うえ
に
浮
う
いて、ふわりふわりと
流
なが
れて、みんなの
知
し
らぬまに、
海
うみ
に
入
はい
ってしまったのであります。
不思議
ふしぎ
なことに、この
死骸
しがい
も、またほたるになったのです。
これが、
海
うみ
ぼたるでありました。
二人
ふたり
の
兄弟
きょうだい
は、
海
うみ
ぼたるについて、こんな
物語
ものがたり
があることを
知
し
りませんでした。
ただ、
大
おお
きいから、かごの
中
なか
に
入
い
れて、よく
光
ひか
るだろうと
思
おも
っていました。
晩
ばん
になると、
海
うみ
ぼたるはよく
光
ひか
りました。
川
かわ
のほたるも
負
ま
けずによく
光
ひか
りました。
「みんな、よく
光
ひか
るね。」と、
兄
あに
と
弟
おとうと
は、
喜
よろこ
んでいいました。
あくる
日
ひ
の
晩
ばん
は、あまり
両方
りょうほう
とも、
前夜
ぜんや
のようにはよく
光
ひか
りませんでした。
自然
しぜん
を
家
いえ
として、
川
かわ
の
上
うえ
や、
空
そら
を
飛
と
んでいるものを、
狭
せま
いかごの
中
なか
にいれたせいでもありましょう。ほたるは、だんだん
弱
よわ
って、
日
ひ
ごとに、
小
ちい
さな
川
かわ
のほたるから、一
匹
ぴき
、二
匹
ひき
と
死
し
んでゆきました。そして、
最後
さいご
に
海
うみ
ぼたるだけがかごの
中
なか
に
残
のこ
りました。しかし、その
光
ひかり
も、だんだん
衰
おとろ
えていって、なんとなくひとりいるのがさびしそうでありました。
ある
朝
あさ
、
二人
ふたり
は、この
大
おお
きなほたるも
死
し
んでいるのを
見
み
いだしました。そのときすでに、じめじめした
梅雨
ばいう
が
過
す
ぎて、
空
そら
は、まぶしく
輝
かがや
いていたのであります。
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%
热门TAG:
上一篇:
海ほおずき
下一篇:
小川未明
收藏
挑错
推荐
打印
推荐内容
热点内容
宝石商(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
僕が大きくなるまで_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
笑わない娘(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
不思議な鳥(2)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
町のお姫さま_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
蝋人形(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
老婆(2)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
笑わなかった少年(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
笑わなかった少年(2)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
森の暗き夜(3)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
论坛新贴