子ざると母ざる
母が子供に読んできかせてやる童話
小川未明
ある
かりゅうどは、
「はてな、
あたりを
「きっと
かりゅうどは、
それとも
かりゅうどは、
「お
そこへ、つえをついて、
「
「おお、
かね
「このおさるは、
「いいえ、このおさるさんは、
「ちがうよ、
「さあ、だれのだろうな。それは、おさるさんにきいてみるのが、いちばんいい。」と、
「おさるさん、
「おさるさん、
りこうな
「
「いまごろはどうしているだろう。あれほど、
「ご
それは、
「お
「しっ、しずかに、いま、おまえをしばってある