英语
韩语
法语
德语
西班牙语
意大利语
阿拉伯语
葡萄牙语
越南语
俄语
芬兰语
泰语
丹麦语
对外汉语
日语学习网
TAG标签
收藏本站
网站地图
RSS订阅
TAG列表
关键字列表
日语词典
日语翻译
首页
日语入门
高考日语
日语听力
日语口语
日语阅读
日语词汇
日语语法
日语考试
走进日本
日语歌曲
日语下载
日语背单词
搜索
搜索
热门标签
日本名家名篇
日语名篇
作品合集
分享到:
日语童话故事
日语笑话
日语文章阅读
日语新闻
300篇精选中日文对照阅读
日语励志名言
日本作家简介
三行情书
緋色の研究(血字的研究)
四つの署名(四签名)
バスカービル家の犬(巴斯克威尔的猎犬)
恐怖の谷(恐怖谷)
シャーロック・ホームズの冒険(冒险史)
シャーロック・ホームズの回想(回忆录)
ホームズの生還 シャーロック・ホームズ(归来记)
鴨川食堂(鸭川食堂)
ABC殺人事件(ABC谋杀案)
三体
失われた世界(失落的世界)
日语精彩阅读
日文函电实例
精彩日文晨读
日语阅读短文
日本名家名篇
日剧台词脚本
《论语》中日对照详解
中日对照阅读
日文古典名著
名作のあらすじ
商务日语写作模版
日本民间故事
日语误用例解
日语文章书写要点
日本中小学生作文集
中国百科(日语版)
面接官によく聞かれる33の質問
日语随笔
天声人语
宮沢賢治童話集
日语随笔集
日本語常用文例
日语泛读资料
美しい言葉
日本の昔話
日语作文范文
从日本中小学课本学日文
世界童话寓言日文版
一个日本人的趣味旅行
《孟子》中日对照
魯迅作品集(日本語)
世界の昔話
初级作文
生活场境日语
時候の挨拶
グリム童話
成語故事
日语现代诗
お手紙文例集
川柳
小川未明童話集
ハリー・ポッター
返回首页
当前位置:
首页
»
日语阅读
»
小川未明童話集
» 正文
空色の着物をきた子供
时间:
2022-11-18
进入日语论坛
核心提示:空色の着物をきた子供小川未明夏なつの昼過ひるすぎでありました。三郎さぶろうは友ともだちといっしょに往来おうらいの上うえで
(单词翻译:双击或拖选)
空色の着物をきた子供
小川未明
夏
なつ
の
昼過
ひるす
ぎでありました。
三郎
さぶろう
は
友
とも
だちといっしょに
往来
おうらい
の
上
うえ
で
遊
あそ
んでいました。するとそこへ、どこからやってきたものか、
一人
ひとり
のじいさんのあめ
売
う
りが、
天秤棒
てんびんぼう
の
両端
りょうたん
に二つの
箱
はこ
を
下
さ
げてチャルメラを
吹
ふ
いて
通
とお
りかかりました。いままで
遊
あそ
びに
気
き
をとられていた
子供
こども
らは、
目
め
を
丸
まる
くしてそのじいさんの
周囲
しゅうい
に
集
あつ
まって、
片方
かたほう
の
箱
はこ
の
上
うえ
に
立
た
てたいろいろの
小旗
こばた
や、
不思議
ふしぎ
な
人形
にんぎょう
などに
見入
みい
ったのです。
なぜなら、それらは
不思議
ふしぎ
な
人形
にんぎょう
であって、いままでみなみなが
見
み
たことがないものばかりでした。
人形
にんぎょう
は
新
あたら
しいものとは
思
おも
われないほどに
古
ふる
びていましたけれど、
額
ひたい
ぎわを
斬
き
られて
血
ち
の
流
なが
れたのや、また
青
あお
い
顔
かお
をして、
口
くち
から
赤
あか
い
炎
ほのお
を
吐
は
いている
女
おんな
や、また、
顔
かお
が六つもあるような
人間
にんげん
の
気味悪
きみわる
いものの
外
ほか
に、
鳥
とり
やさるや、ねこなどの
顔
かお
を
造
つく
ったものが
幾
いく
つもならんでいたからです。
片方
かたほう
の
中
なか
には、あめが
入
はい
っていると
思
おも
われました。みんなは、これまで
村
むら
へたびたびやってきたあめ
売
う
りのじいさんを
知
し
っています。しかし、そのじいさんはどうしたか、このごろこなくなりました。そのじいさんの
顔
かお
はよく
覚
おぼ
えています。けれど、だれも
今日
きょう
この
村
むら
にやってきたこのじいさんを
知
し
っているものはなかったのです。
じいさんはチャルメラを
鳴
な
らしながら、ずんずんと
往来
おうらい
をあちらに
歩
ある
いてゆきました。やがて
村
むら
を
出尽
でつ
くすと
野原
のはら
になって、つぎの
村
むら
へゆく
道
みち
がついていました。
「なんだろうね、あの
人形
にんぎょう
は?
口
くち
から
血
ち
が
出
で
ていたよ。
僕
ぼく
はあんなすごい
人形
にんぎょう
を
見
み
たことがないよ。」と、
三郎
さぶろう
がいいました。
「
僕
ぼく
だって
見
み
たことがないよ。あのあめ
売
う
りのじいさんは、はじめて
見
み
たのだよ。」と、
友
とも
の
一人
ひとり
がいいました。
「もっとそばへいってよく
見
み
ようか?」と、またほかの
一人
ひとり
が、こわいもの
見
み
たさにいったのであります。
「ああ、いってみよう。」といって、
三郎
さぶろう
とその
二人
ふたり
がじいさんの
後
あと
を
追
お
いかけてゆきました。こわがってゆかずに
往来
おうらい
に
止
と
まっていたものもあります。三
人
にん
は、やがて
野原
のはら
の
中
なか
をゆくじいさんに
追
お
いつきました。じいさんは
赤
あか
い
色
いろ
の
手
て
ぬぐいでほおかむりをしていました。じいさんは
知
し
らぬ
顔
かお
をしてさっさと
歩
ある
いています。その
後
あと
から三
人
にん
は、ひそひそと
話
はな
しながら、じいさんの
前
まえ
になっている
箱
はこ
の
上
うえ
をのぞいていますと、
突然
とつぜん
、
「このじいさんは
人
ひと
さらいだよ。」と、三
人
にん
の
後方
うしろ
から
小声
こごえ
にいったものがありました。三
人
にん
はびっくりして
後
うし
ろの
方
ほう
を
振
ふ
り
向
む
くと、
空色
そらいろ
の
着物
きもの
をきた
子供
こども
が、どこからかついてきました。みなはその
子供
こども
をまったく
知
し
らなかったのです。
「このじいさんは、
人
ひと
さらいかもしれない。」と、その
子供
こども
は
同
おな
じことをいいました。これを
聞
き
くと三
人
にん
は
頭
あたま
から
水
みず
をかけられたように
凄然
ぞっ
として
逃
に
げ
出
だ
しました。
三郎
さぶろう
は
野原
のはら
の
中
なか
を
駈
か
け
出
だ
しました。ほかの
二人
ふたり
ももときた
道
みち
をもどりました。すると、だれやら、
三郎
さぶろう
の
後
あと
を
追
お
っかけてきました。
三郎
さぶろう
は
自分
じぶん
独
ひと
り
道
みち
のない、こんなさびしい
野原
のはら
の
中
なか
へ
逃
に
げたのを
後悔
こうかい
しながら、なおいっしょうけんめいになって
逃
に
げますと、
「
君
きみ
、もうだいじょうぶだよ。」と、
後方
うしろ
から
声
こえ
をかけました。
三郎
さぶろう
は二
度
ど
びっくりして
振
ふ
り
返
かえ
ってみますと、
先刻
さっき
の
空色
そらいろ
の
着物
きもの
をきた
子供
こども
が、
自分
じぶん
の
後
うし
ろについてきたのであります。
「ああ
君
きみ
かい。
僕
ぼく
は、またじいさんがおいかけてきたのかと
思
おも
って、いっしょうけんめいに
逃
に
げたよ。」と、
三郎
さぶろう
ははじめて
安心
あんしん
しました。けれど、
三郎
さぶろう
はかつて、こんなところへきたことがありませんでした。そして、
二人
ふたり
の
友
とも
だちがあちらへ
逃
に
げてしまって、
自分
じぶん
独
ひと
りでありましたから
心細
こころぼそ
くなってきました。
「
僕
ぼく
の
家
うち
の
方
ほう
は、どっちかしらん。」と、
四辺
あたり
を
見
み
まわしますと、
「あの
森
もり
が、
君
きみ
の
家
うち
のあるところだよ。
君
きみ
はあの
森
もり
を
見
み
て
帰
かえ
ればゆかれるよ。」と、
空色
そらいろ
の
着物
きもの
をきた
少年
しょうねん
は
教
おし
えました。
三郎
さぶろう
は、この
少年
しょうねん
をいままで一
度
ど
も
見
み
たことがなかったから、
「
君
きみ
は、だれだい。」と
聞
き
きました。するとその
少年
しょうねん
は、ちょっと
顔
かお
を
赤
あか
らめて、
「
僕
ぼく
は、
君
きみ
をとうから
知
し
っているんだよ。」と
答
こた
えました。そして、
「
君
きみ
に、
池
いけ
を
教
おし
えてあげよう。」といって、
三郎
さぶろう
をあちらにつれてゆきました。すると、そこに
池
いけ
がありました。
三郎
さぶろう
は、この
野原
のはら
の
中
なか
にこんな
池
いけ
のあることをはじめて
知
し
りました。ちょうど
日
ひ
が
暮
く
れかかって
夕焼
ゆうや
けの
赤
あか
い
雲
くも
が
静
しず
かな
池
いけ
の
水
みず
の
上
うえ
に
映
うつ
っていました。
池
いけ
の
周囲
しゅうい
には
美
うつく
しい
花
はな
が、
白
しろ
・
黄
き
・
紫
むらさき
に
咲
さ
いていました。
そのとき、
少年
しょうねん
は
足
あし
もとにあった
小石
こいし
を
拾
ひろ
って、
水
みず
の
上
うえ
に
映
うつ
っていた
夕焼
ゆうや
けの
紅
あか
い
雲
くも
に
向
む
かって
投
な
げますと、
静
しず
かな
池
いけ
の
面
おもて
にはたちまちさざなみが
起
お
こって、
夕焼
ゆうや
けの
雲
くも
の
影
かげ
を
乱
みだ
しました。しかして、それが、
静
しず
まったときに、その
真
ま
っ
青
さお
な
水
みず
の
面
おもて
には、
少年
しょうねん
の
白
しろ
い
顔
かお
がありありと
映
うつ
って、じっと
三郎
さぶろう
の
顔
かお
を
見
み
つめて、
音
おと
なく
笑
わら
ったかと
思
おも
うと、たちまち
消
き
えてしまいました。
三郎
さぶろう
は、
怪
あや
しんで、
四辺
あたり
を
見
み
まわしましたけれど、
空色
そらいろ
の
着物
きもの
をきた
少年
しょうねん
の
姿
すがた
はどこにもなかったのです。
三郎
さぶろう
は、
森影
もりかげ
を
目
め
あてに、その
日
ひ
は
家
うち
へ
帰
かえ
りました。
あくる
日
ひ
から、
日暮
ひぐ
れ
方
がた
になって
夕焼
ゆうや
けが
西
にし
の
空
そら
を
彩
いろど
るころになると、
三郎
さぶろう
は
野
の
の
方
ほう
へと
憧
あこが
れて、
友
とも
だちの
群
む
れから
離
はな
れてゆきました。ある
日
ひ
のこと、
彼
かれ
はついに
家
うち
へ
帰
かえ
ってきませんので、
村
むら
じゅうのものが
出
で
て
探
さが
しますと、
三郎
さぶろう
は
野
の
の
中
なか
の
池
いけ
のすみに
浮
う
き
上
あ
がって
死
し
んでいました。
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%
热门TAG:
上一篇:
僧(4)
下一篇:
谷にうたう女(2)
收藏
挑错
推荐
打印
推荐内容
热点内容
宝石商(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
僕が大きくなるまで_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
笑わない娘(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
不思議な鳥(2)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
町のお姫さま_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
蝋人形(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
老婆(2)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
笑わなかった少年(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
笑わなかった少年(2)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
森の暗き夜(3)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
论坛新贴