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» 正文
武ちゃんと昔話
时间:
2022-11-18
进入日语论坛
核心提示:武ちゃんと昔話小川未明この夏休なつやすみに、武たけちゃんが、叔父おじさんの村むらへいったときのことであります。ある日ひ、
(单词翻译:双击或拖选)
武ちゃんと昔話
小川未明
この
夏休
なつやす
みに、
武
たけ
ちゃんが、
叔父
おじ
さんの
村
むら
へいったときのことであります。
ある
日
ひ
、
村
むら
はずれまで
散歩
さんぽ
すると、そこに
大
おお
きな
屋敷
やしき
があって、お
城
しろ
かなどのように、
土塀
どべい
がめぐらしてありました。そして、
雨風
あめかぜ
にさらされて
古
ふる
くなった
門
もん
が、しめきったままになって、
内
うち
には、
人
ひと
が
住
す
んでいるとは
思
おも
われませんでした。
「どうしたんだろうか。」と、
武
たけ
ちゃんは、
不思議
ふしぎ
に
思
おも
いました。
門
もん
のすきまからのぞくと、
家
いえ
のほかに
土蔵
どぞう
もあったけれど、ところどころ
壁板
しとみ
がはずれて、
修繕
しゅうぜん
するでもなく、
竹林
ちくりん
の
下
した
には、
枯
か
れ
葉
は
がうずたかくなって、
掃
は
くものもないとみえました。あたりは、しんとして、ただすずめの
鳴
な
き
声
ごえ
が、きこえるばかりです。
「この
家
うち
の
人
ひと
は、どこへいったんだろう?」
武
たけ
ちゃんは、
家
いえ
へ
帰
かえ
ると、さっそくそのことを
叔父
おじ
さんにたずねたのであります。
「あの、
大
おお
きな
化
ば
け
物
もの
屋敷
やしき
みたいな
家
いえ
には、だれも
住
す
んでいないのですか。」と、いいました。
叔父
おじ
さんは、
笑
わら
いながら、
武
たけ
ちゃんの
顔
かお
をごらんになって、
「あんなところまでいったのか。なるほど、一
時
じ
は
化
ば
け
物
もの
も
出
で
るといううわさがあったよ。いい
教訓
きょうくん
になることだから、あの
家
いえ
の
話
はなし
をしてあげよう……。」と、
叔父
おじ
さんは、
武
たけ
ちゃんに、つぎのような
話
はなし
をしてくださいました。
それは、
昔
むかし
のことでありました。
正直
しょうじき
な百
姓
しょう
が、いつものように、
朝早
あさはや
く、
野良
のら
へ
仕事
しごと
にいこうと、くわをかついで
家
いえ
を
出
で
たのであります。まだ、
土
つち
がしめっていて、あまり
人
ひと
の
通
とお
ったようすもありません。百
姓
しょう
が
村
むら
はずれまでくると、なにか
道
みち
の
上
うえ
に
落
お
ちています。
「なんだろう?」と、
足
あし
を
止
と
めて、それを
拾
ひろ
い
上
あ
げました。なかなか
重
おも
いのであります。
包
つつ
みを
解
と
いてみて、
驚
おどろ
きました。
重
おも
いのも
道理
どうり
で、
袋
ふくろ
に
小判
こばん
がたくさん
入
はい
っていました。
「だれが、このお
金
かね
を
落
お
としたろう。
気
き
がつかずにいってしまうとは、よくよく
道
みち
を
急
いそ
いでいたとみえる。なんにしても
気
き
の
毒
どく
なことだ。しかし、
落
お
とし
主
ぬし
は、きっともどってくるだろう。まだ、そう
遠
とお
くへはいくまいから。」と、
正直
しょうじき
な百
姓
しょう
は、
思
おも
いました。
彼
かれ
は、その
包
つつ
みを
目
め
につくように、
道
みち
のそばの
木
き
の
枝
えだ
にかけておきました。そして、
自分
じぶん
は
根
ね
のところへ
腰
こし
を
下
お
ろして
番
ばん
をしていました。ところが、どうしたのか
落
お
とし
主
ぬし
はもどってきませんでした。
一
日
にち
は
過
す
ぎ、また
二日
ふつか
は
過
す
ぎました。けれど、
街道
かいどう
を
急
いそ
いでくる、それらしい
旅人
たびびと
の
姿
すがた
は
見
み
えなかったのです。
彼
かれ
は、
毎日
まいにち
こうして
仕事
しごと
を
休
やす
んで
待
ま
つことに
張
は
り
合
あ
いのないのを
感
かん
じました。
ところが、
三日
みっか
めのことであります。
一人
ひとり
の
年老
としと
った
旅僧
たびそう
が、
自分
じぶん
の
前
まえ
を
通
とお
りかかりました。
「おお、このお
坊
ぼう
さんにきいてみたら、あるいは
手懸
てが
かりがあるかもしれない。」
ふと、こう
思
おも
ったので、
彼
かれ
は、お
坊
ぼう
さんを
呼
よ
び
止
と
めて、
自分
じぶん
のこうして
待
ま
っているわけを
話
はな
しました。なんとなく、
徳高
とくたか
く
見
み
えたお
坊
ぼう
さんは、百
姓
しょう
の
話
はなし
をだまってきいていましたが、
「いままで
待
ま
ってももどってこないところをみると、おそらくその
落
お
とし
主
ぬし
はもどってこないだろう。そのお
金
かね
は、おまえさんに
授
さず
かったのだ。おまえさんは、そのお
金
かね
で
田
た
を
開墾
かいこん
して、
困
こま
っている
人
ひと
たちを
救
すく
ってやりなさるがいい。そうするほうが
功徳
くどく
になります。」と、いいました。百
姓
しょう
は、お
坊
ぼう
さんのいわれたことを
正
ただ
しいと
感
かん
じましたから、お
坊
ぼう
さんのいったとおりにしました。
百
姓
しょう
は、
地主
じぬし
とはなっても、けっして、
高
たか
い
小作米
こさくまい
を
取
と
ることはなかったのです。
自分
じぶん
は、いつまでも
昔
むかし
の百
姓
しょう
で、みんなといっしょになって
働
はたら
いて、みんなと
苦楽
くらく
を
共
とも
にしましたから、
村
むら
の
人
ひと
たちからも、
恩人
おんじん
と
慕
した
われて、たいへん
尊敬
そんけい
されたのであります。
やがて、つぎの
代
だい
となりました。いまの
大
おお
きな
屋敷
やしき
は、この
人
ひと
の
代
だい
に
造
つく
られたものです。けれど、この
人
ひと
も、よく
親
おや
の
遺言
ゆいごん
を
守
まも
って、
村
むら
のものをかわいがることを
忘
わす
れませんでした。そして、やはり、
自分
じぶん
は、
田
た
や、
畑
はたけ
へ
出
で
て、みんなといっしょになって
働
はたら
きました。この
人
ひと
の
代
だい
も、また
無事
ぶじ
に
過
す
ごすことができたのであります。
三
代
だい
めが
後
あと
を
継
つ
ぐようになってから、だいぶ
考
かんが
え
方
かた
が
変
か
わりました。
正直
しょうじき
な百
姓
しょう
だった、
祖父
そふ
や、
父親
ちちおや
は、みんなといっしょに
働
はたら
くことを
喜
よろこ
び、いいことがあればみんなとともに
楽
たの
しみ、
悲
かな
しいことがあれば、ともに
苦
くる
しむというふうであったのを、ばかげたことだと
思
おも
うようになりました。
「
昔
むかし
は
昔
むかし
、
今
いま
は
今
いま
だ。この
大地主
おおじぬし
ともあろうものが、
小作人
こさくにん
といっしょに
働
はたら
くこともあるまい。」と、いいました。
二
代
だい
めが、
屋敷
やしき
を
構
かま
え、
蔵
くら
を
造
つく
ったのは、
先祖
せんぞ
の
跡
あと
を
後世
こうせい
に
残
のこ
す
考
かんが
えだったのです。ところが、三
代
だい
めになると、そんな
考
かんが
えはなく、ただ、
遊
あそ
んで
暮
く
らすことばかり
考
かんが
えていました。
働
はたら
くということをきらって、ぜいたくをしましたから、いつでも
金
かね
が
入用
にゅうよう
だったのです。したがって、
小作人
こさくにん
には、やかましく
年貢
ねんぐ
を
取
と
り
立
た
てるし、それでも
足
た
りないので、
鉱山
こうざん
や、
相場
そうば
でもうけようとして、かえって、すっかり
財産
ざいさん
を
失
な
くしてしまい、
家
いえ
も、
土地
とち
も、
人手
ひとで
に
渡
わた
さなければならなくなりました。
「あの
屋敷
やしき
も、この
秋
あき
までに、
取
と
り
壊
こわ
してしまって、
跡
あと
を
田
た
と
畠
はたけ
にしようかという
話
はなし
だ。いくら
先祖
せんぞ
が
偉
えら
くても、
後
あと
をつぐものに、そのりっぱな
精神
せいしん
がなければ、みんなこんなようになってしまうのだ。」と、
叔父
おじ
さんは、おっしゃいました。
武
たけ
ちゃんは、
思
おも
いがけない、いいお
話
はなし
をきいたと、
叔父
おじ
さんに、お
礼
れい
をいったのであります。
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