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駄馬と百姓
时间:
2022-11-19
进入日语论坛
核心提示:駄馬と百姓小川未明甲こうの百姓しょうは、一ぴきの馬うまを持もっていました。この馬うまは脊せが低ひくく、足あしが太ふとくて
(单词翻译:双击或拖选)
駄馬と百姓
小川未明
甲
こう
の百
姓
しょう
は、一ぴきの
馬
うま
を
持
も
っていました。この
馬
うま
は
脊
せ
が
低
ひく
く、
足
あし
が
太
ふと
くて、まことに
見
み
たところは
醜
みにく
い
馬
うま
でありましたが、よく
主人
しゅじん
のいうことを
聞
き
いて、その
手助
てだす
けもやりますし、どんな
重
おも
い
荷物
にもつ
をつけた
車
くるま
でも
引
ひ
き、また、あるときは
脊
せ
の
上
うえ
に
荷物
にもつ
を
積
つ
んで
歩
ある
いたのであります。
他
た
の
馬
うま
は、よく
主人
しゅじん
の
意
い
にさからったということを
聞
き
きますけれど、この
馬
うま
にかぎって、けっして、そんなことはなく、
汗
あせ
を
流
なが
してよく
働
はたら
きました。それがために、
甲
こう
の百
姓
しょう
は、どれだけ
利益
りえき
を
得
え
ていたかわかりません。
「さあ、もうすこしだ。
我慢
がまん
をして
歩
ある
けよ。」と、
主人
しゅじん
は
疲
つか
れた
馬
うま
に
向
む
かっていいました。
馬
うま
は、うなだれて、
黙
だま
って
重
おも
い
車
くるま
を
引
ひ
いていました。また、あるときは、
主人
しゅじん
は、
「さあ、もう一つ
先
さき
の
茶屋
ちゃや
までいったら
休
やす
ませてやるぞ。そして、おまえにも
餌
え
を
食
た
べさせてやる。」といいました。
馬
うま
は、その
言葉
ことば
に
力
ちから
を
得
え
て、いっしょうけんめいで
車
くるま
を
引
ひ
いてゆきました。そして、やがてその
茶屋
ちゃや
に
着
つ
きますと、百
姓
しょう
は、
茶屋
ちゃや
の
中
なか
へ
入
はい
って
休
やす
みました。
自分
じぶん
は
茶
ちゃ
を
飲
の
んだり、お
菓子
かし
を
食
た
べたりしましたけれど、
外
そと
に
疲
つか
れて、
汗
あせ
を
流
なが
して
立
た
っている
馬
うま
にはかまいませんでした。
百
姓
しょう
は、
自分
じぶん
の
疲
つか
れがなおると、また
馬
うま
の
手綱
たづな
をとって
引
ひ
いてゆきました。
彼
かれ
は、
先刻
さっき
馬
うま
に
向
む
かって
約束
やくそく
をしたことなど、すっかり
忘
わす
れていたのです。
馬
うま
は、
心
こころ
の
中
うち
で、どう
思
おも
ったかしらないけれど、
主人
しゅじん
のいうがままにおとなしく
働
はたら
いていました。
「こんな
醜
みにく
い
馬
うま
だけれど、こうして、よく
働
はたら
いているから、まあ
飼
か
っておくのだ。」と、
甲
こう
の百
姓
しょう
は、
自分
じぶん
にもそう
思
おも
い、また、
人
ひと
に
向
む
かっても、そう
語
かた
りました。
馬
うま
は、なんといわれても、
下
した
を
向
む
いて
黙
だま
っていました。ある
日
ひ
のこと、
甲
こう
は、その
馬
うま
にたくさんの
荷物
にもつ
を
積
つ
んだ
重
おも
い
車
くるま
を
引
ひ
かして
町
まち
へゆきました。
途中
とちゅう
その
馬
うま
を
見
み
た
人々
ひとびと
は、みんな
驚
おどろ
いて、
口々
くちぐち
に、
馬
うま
をかわいそうだといい、また、よく
働
はたら
く、
強
つよ
い
馬
うま
だといってほめたのであります。
甲
こう
の百
姓
しょう
は、
荷
に
を
下
お
ろしてから、
馬
うま
を
引
ひ
いて
自分
じぶん
の
村
むら
に
帰
かえ
ってきました。その
途中
とちゅう
、
乙
おつ
の百
姓
しょう
に
出
で
あったのです。
乙
おつ
の百
姓
しょう
は、じつに
脊
せ
の
高
たか
いりっぱな
馬
うま
を
引
ひ
いていました。
見
み
たところでは、どこへ
出
だ
しても
恥
は
ずかしくない
馬
うま
でありました。その
馬
うま
のかたわらへ
甲
こう
の
馬
うま
が
並
なら
びますと、それは
較
くら
べものにならないほど、
姿
すがた
の
上
うえ
で
優劣
ゆうれつ
がありました。
甲
こう
の百
姓
しょう
は、
内心
ないしん
恥
は
ずかしくてしかたがありませんでした。
そのとき、
乙
おつ
の百
姓
しょう
は、つくづくと
甲
こう
の
馬
うま
をながめていましたが、
「おまえさんの
馬
うま
は、なかなかいい
馬
うま
ですね。」といいました。
甲
こう
の百
姓
しょう
は、
内心
ないしん
恥
は
ずかしく
思
おも
っていたところですから、こういわれましたので、
顔
かお
の
色
いろ
が
赤
あか
くなりました。
「いくら、おまえさんの
馬
うま
がりっぱでも、そうばかにするものでありませんよ。」と、
甲
こう
の百
姓
しょう
はいいました。
すると、
乙
おつ
の百
姓
しょう
は
驚
おどろ
いて、
「いえ、
私
わたし
は、けっしてそんな
意味
いみ
でいったのでありません。
平常
ふだん
から、あなたの
馬
うま
を
感心
かんしん
していましたので、そういったのです。
私
わたし
の
馬
うま
が、なにいいことがありましょう。まったく、
私
わたし
の
手
て
には、もてあましているのです。あなたさえよろしければ、いつでも
換
か
えてさしあげますよ。」といいました。
甲
こう
の百
姓
しょう
は「いつでも
換
か
えてやる。」と、
乙
おつ
の百
姓
しょう
がいいましたので、はじめて、
彼
かれ
が、ほんとうに
自分
じぶん
の
馬
うま
をほめていることがわかったのであります。そして、なに、よく
働
はたら
くも、
働
はたら
かないも、
使
つか
い
方
かた
ひとつだ、と
甲
こう
の百
姓
しょう
は
思
おも
いました。
自分
じぶん
の
馬
うま
がいいのでない、
俺
おれ
が、うまく
馬
うま
をだまして
使
つか
うからだ。もし
俺
おれ
にこの
乙
おつ
の
上等
じょうとう
の
馬
うま
を
持
も
たしたなら、この
馬
うま
より
幾倍
いくばい
よく
馴
な
らすかしれない。だいいちりっぱな
馬
うま
で、どこへ
出
だ
しても
恥
は
ずかしくないだろうと
考
かんが
えました。
「それほど、おまえさんが
私
わたし
の
馬
うま
が
気
き
に
入
い
ったのなら、いまでもいいから、
換
か
えてあげますよ。」と、
甲
こう
の百
姓
しょう
はいいました。
こう
聞
き
くと、
乙
おつ
の百
姓
しょう
は、たいそう
喜
よろこ
びました。
「それはありがとうございます。
私
わたし
は、いままで、どれほど、この
馬
うま
に
悩
なや
まされたかしれません。まことにいうことを
聞
き
かない
馬
うま
です。あなたはよく
仕込
しこ
んでください。」と、
乙
おつ
の百
姓
しょう
はいって、
自分
じぶん
のりっぱな
馬
うま
を
甲
こう
に
渡
わた
し、
甲
こう
の
持
も
っていた
脊
せ
の
低
ひく
い
醜
みにく
い
馬
うま
を
受
う
け
取
と
って、いたわりながら、
乙
おつ
の百
姓
しょう
はあちらへ
去
さ
ってしまいました。
甲
こう
の百
姓
しょう
は、
乙
おつ
のりっぱな
脊
せ
の
高
たか
い
馬
うま
を
連
つ
れて、
我
わ
が
家
や
へ
帰
かえ
りました。その
明
あ
くる
日
ひ
から、
甲
こう
の百
姓
しょう
は、その
馬
うま
に
車
くるま
を
引
ひ
かせて
歩
ある
くことになりました。
すると、すこし
荷
に
が
重
おも
いと、
馬
うま
は
首
くび
をふってすこしも
動
うご
きませんでした。
甲
こう
の百
姓
しょう
は、これは
太
ふと
い
奴
やつ
だと
思
おも
って、ピシピシと
繩
なわ
で
馬
うま
の
脊中
せなか
をなぐりました。けれど、なぐればなぐるほど、
馬
うま
はいうことを
聞
き
きませんでした。
「なに、
俺
おれ
が
手
て
なずけたら、どうにでもなるだろう。」
と、
甲
こう
の百
姓
しょう
の
思
おも
ったことは、まったくあてがはずれてしまいました。
それにつけ、いままでの
馬
うま
は、
醜
みにく
かったけれど、まことにすなおな、いい
馬
うま
であったということが、はじめてわかりました。
甲
こう
の百
姓
しょう
は、とうとう
腹
はら
をたててしまいました。
そして、
馬
うま
の
手綱
たづな
を
無理
むり
に
引
ひ
っ
張
ぱ
りました。
すると、あくまで
剛情
ごうじょう
な
馬
うま
は
急
きゅう
に
暴
あば
れ
出
だ
して、
甲
こう
の百
姓
しょう
をそこに
蹴倒
けたお
して、
手綱
たづな
を
切
き
って、
往来
おうらい
を
駆
か
け
出
だ
したのでした。
村
むら
じゅうは、
大騒
おおさわ
ぎをしました。
その
馬
うま
を
取
と
りしずめるやら、
甲
こう
の百
姓
しょう
を
介抱
かいほう
するやら、たいへんでしたが、その
後
のち
も
甲
こう
の百
姓
しょう
は、いつまでもその
馬
うま
のために
弱
よわ
らせられました。
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