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初夏の空で笑う女(2)
时间:
2022-12-03
进入日语论坛
核心提示:三今日ほど慌あわただしい時代の変遷はない。導く者も、導かるるものも、年齢の差こそあれ、同一の目的と理想に向かって反省し、
(单词翻译:双击或拖选)
その
日
ひ
から、
家
うち
の
中
なか
で、
青
あお
い
着物
きもの
の
少女
しょうじょ
はうたい、
赤
あか
い
着物
きもの
の
娘
むすめ
は、
花弁
はなびら
の
風
かぜ
に
吹
ふ
かれ
狂
くる
うごとく
踊
おど
るのでありました。
ある
日
ひ
のことです。りっぱな、お
嬢
じょう
さまの
馬車
ばしゃ
が
門
もん
の
前
まえ
に
止
と
まると、お
嬢
じょう
さまは、
黒髪
くろかみ
を
両方
りょうほう
のふくよかな
肩
かた
に
乱
みだ
した、
半裸体
はんらたい
の
若
わか
い
女
おんな
をつれて、お
家
うち
の
中
なか
へはいられました。
青
あお
い
着物
きもの
の
少女
しょうじょ
も、
赤
あか
い
着物
きもの
の
娘
むすめ
も、この
怪
あや
しげな
女
おんな
を
見
み
て、
目
め
を
円
まる
くしてびっくりしていました。
「この
人
ひと
は、
魔術使
まじゅつつか
いなのよ。
今日
きょう
から、この
家
うち
で、いっしょに
暮
く
らすことになったの。」と、お
嬢
じょう
さまは、
驚
おどろ
いている
二人
ふたり
に
向
む
かっていわれました。
黒目勝
くろめが
ちな、
唇
くちびる
の
赤
あか
い、
眉
まゆ
の
濃
こ
い、
髪
かみ
の
長
なが
い
女
おんな
は、
黙
だま
って、
二人
ふたり
に
向
む
かって
頭
あたま
を
下
さ
げました。
魔術使
まじゅつつか
いの
女
おんな
は、おしなのでした。
「おまえさんには、
黒
くろ
い
着物
きもの
がよく
似合
にあ
うようだ。」といって、お
嬢
じょう
さまは、
魔術使
まじゅつつか
いの
女
おんな
には、
黒
くろ
い
着物
きもの
をきせました。
その
女
おんな
は、なんでも、
魔術
まじゅつ
をインド
人
じん
から
教
おそ
わったということです。
人間
にんげん
をはとにしたり、からすにしたり、また、はとを
皿
さら
にしたり、りんごにしたりする
不思議
ふしぎ
な
術
じゅつ
を
知
し
っていました。いままで、いい
声
こえ
で
歌
うた
っていた
青
あお
い
着物
きもの
の
娘
むすめ
が、
魔術
まじゅつ
にかかってからすになったり、いままで
赤
あか
い
着物
きもの
をきて
踊
おど
っていた
娘
むすめ
が、たちまちの
間
あいだ
にはとになるかと
思
おも
うと、
美
うつく
しい、
華
はな
やかな
着物
きもの
をきて、
笑
わら
って、それをばごらんになっていたお
嬢
じょう
さままでが、どこへか
姿
すがた
が
消
き
えてしまったり、
最後
さいご
に、
魔術使
まじゅつつか
い
自身
じしん
も、
白
しろ
い
煙
けむり
をたててなくなってしまったりするかと
思
おも
うと、
目
め
の
前
まえ
へ一
本
ぽん
の
草
くさ
が
芽
め
を
出
だ
し、それがすぐ
大
おお
きくなって
花
はな
が
咲
さ
き、その
中
なか
から
人間
にんげん
が
生
う
まれる――それが、お
嬢
じょう
さまであったり、また、はとが、
生
う
まれかわって
箱
はこ
の
中
なか
から
出
で
るときは、いつのまにか、
赤
あか
い
着物
きもの
をきた
娘
むすめ
になったりするような、それは
不思議
ふしぎ
なことばかりでありました。
「もっとおもしろいなにか
芸
げい
をする
娘
むすめ
さんたちが、
集
あつ
まってこないものかね。」と、お
嬢
じょう
さまは、その
後
ご
も
劇場
げきじょう
へいってみられたけれど、それから
出
で
た
女
おんな
は、
平凡
へいぼん
なものばかりでした。
「お
姉
ねえ
さま、きっと
旅
たび
に
出
で
たらおもしろいことがあると
思
おも
います。」と、
青
あお
い
着物
きもの
をきた
少女
しょうじょ
がいいました。
「わたしも、そんなことを
思
おも
っていたのよ。もうこの
町
まち
の
生活
せいかつ
にも
飽
あ
きましたから、四
人
にん
が
旅
たび
へ
出
で
て、ゆくさきざきの
劇場
げきじょう
で、
私
わたし
たちの
芸
げい
をしてみせたら、かえっておもしろいかもしれない。」と、お
嬢
じょう
さまはいわれました。
そこで、四
人
にん
は、
旅
たび
へ
出
で
たのであります。そして、ゆくさきざきでいろいろの
芸
げい
をしてみました。四
人
にん
の
年若
としわか
い
女
おんな
たちは、いずれも
美
うつく
しい
顔
かお
で、
見
み
る
人々
ひとびと
をうっとりとさせました。
中
なか
でも
男
おとこ
たちは、かつて、こんなに
美
うつく
しい
女
おんな
を
見
み
たことがないといって、
感歎
かんたん
しました。そして、まれには、
結婚
けっこん
を
申
もう
し
込
こ
んでくるものもありましたけれど、四
人
にん
は、けっして、それらの
人
ひと
たちには、
取
と
り
合
あ
いませんでした。
魔術使
まじゅつつか
いの
女
おんな
はおしではありましたけれど、
顔
かお
のどこかに、いちばん
多
おお
く
人
ひと
を
魅
み
する
力
ちから
をもっていました。
夏
なつ
のはじめになると、
北国
ほっこく
の
海
うみ
は
青々
あおあお
として
冴
さ
えていました。
彼女
かのじょ
らは、この
海岸
かいがん
の
小
ちい
さな
町
まち
にはいってきて、そこの
劇場
げきじょう
で
踊
おど
ったり、
歌
うた
ったり、また
魔術
まじゅつ
を
使
つか
ったりしてみせました。まだまったく
開
ひら
けていない
土地
とち
の
人々
ひとびと
だけに、どんなに
驚
おどろ
いた
目
め
つきをして、この
美
うつく
しい
女
おんな
たちをながめたでありましょう。
「
真
ま
っ
赤
か
な
着物
きもの
をきて、
花
はな
のように
踊
おど
る。」といって、
喜
よろこ
びました。
「あの
黒
くろ
い
着物
きもの
をきた
女
おんな
は、なんというすごいほど
美
うつく
しい
女
おんな
だろう。そして、
魔術
まじゅつ
を
使
つか
う。」といって、
驚
おどろ
いてうわさをしました。
また、
町
まち
の
男
おとこ
も、
女
おんな
も、
美
うつく
しいお
嬢
じょう
さまについて、また、
風
かぜ
のあたる
緑
みどり
の
林
はやし
を
思
おも
わせるような、
唄
うた
を
上手
じょうず
に
歌
うた
う
少女
しょうじょ
について、いろいろの
評判
ひょうばん
をしました。そのうちに、
彼女
かのじょ
らは、この
小
ちい
さな
北国
ほっこく
の
町
まち
にも
別
わか
れを
告
つ
げて、
遠
とお
い
西
にし
の
国
くに
を
指
さ
して、
旅立
たびだ
たなければならぬ
日
ひ
がきました。
彼女
かのじょ
らの、この
町
まち
を
去
さ
ってしまうということは、
楽
たの
しみと
色彩
しきさい
に
乏
とぼ
しいこのあたりの
人々
ひとびと
に、なんとなくさびしいことに
感
かん
じられたのであります。そこで、いよいよその
日
ひ
がくると、
若者
わかもの
たちは、
外
そと
に
出
で
て
彼女
かのじょ
らの
立
た
つのを
見送
みおく
っていました。
四
人
にん
の
美
うつく
しい
女
おんな
たちは、
赤
あか
い
馬車
ばしゃ
に
乗
の
りました。
赤
あか
い
馬車
ばしゃ
は、
青
あお
い
海
うみ
を
左手
ひだりて
にながめながら、
海岸
かいがん
を
走
はし
っていったのであります。
初夏
はつなつ
の
光
ひかり
に
照
て
らされて、その
赤
あか
い
馬車
ばしゃ
は、いっそう
鮮
あざ
やかに、
色
いろ
が
冴
さ
えて
見
み
られました。そして、
青
あお
い
海
うみ
の
色
いろ
と
反映
はんえい
して、
美
うつく
しかったのでした。
馬車
ばしゃ
は
走
はし
って、
走
はし
っていきました。
海岸
かいがん
の
道
みち
は、しだいにけわしくなりました。
一
方
ぽう
は
山
やま
で、
切
き
り
落
お
としたようになって、一
方
ぽう
は
深
ふか
い
深
ふか
い
崖
がけ
であります。その
崖
がけ
の
下
した
には、
大
おお
きな
波
なみ
が
打
う
ち
寄
よ
せていました。
赤
あか
い
馬車
ばしゃ
は、どう
誤
あやま
ったものか、
勢
いきお
いよく
走
はし
ってゆくと、その
崖
がけ
からまっさかさまに
海
うみ
の
中
なか
へと四
人
にん
の
女
おんな
たちを
乗
の
せたまま
落
お
ちてしまいました。そして、いままで、
赤
あか
く
火
ひ
の
燃
も
えついたように、
走
はし
っていった
馬車
ばしゃ
の
影
かげ
は、もはや、どこにも
見
み
えませんでした。
太陽
たいよう
は、そのことを
知
し
ってか、もしくは
知
し
らずにか、すこしの
変
か
わりもなく、
白
しろ
い
道
みち
を
照
て
らし、
青
あお
い
海
うみ
の
面
おもて
を
照
て
らしていました。
たまたま、
馬車
ばしゃ
が
崖
がけ
から
落
お
ちたのを
見
み
ていたものがあって、
大騒
おおさわ
ぎになりました。
人々
ひとびと
はそこへいってみました。けれど、
馬
うま
も、
人
ひと
も、また
赤
あか
い
箱
はこ
も、なにひとつ
名残
なごり
をとどめていないので、みんなはそのことをはなはだ
不思議
ふしぎ
に
思
おも
いました。
「
魔術使
まじゅつつか
いの
乗
の
っている
馬車
ばしゃ
だから、どんな
魔術
まじゅつ
を
使
つか
って、
姿
すがた
を
消
け
したのかもしれない。」といったものもありました。
その
後
ご
、この
話
はなし
は、この
海岸
かいがん
の
不思議
ふしぎ
な
話
はなし
となりました。
暗
くら
い
晩
ばん
に、
北国
ほっこく
の
海
うみ
を
航海
こうかい
する
船
ふね
が、たまたまこのあたりを
通
とお
りますと、どこからともなく、
若
わか
い
女
おんな
の
歌
うた
う
声
こえ
が、
聞
き
こえてくることがあるといいました。また、ある
漁船
ぎょせん
は、
夜
よる
、
雨
あめ
の
降
ふ
る
中
なか
をさびしくこいでいると、あちらから一そうの
小舟
こぶね
がやってきて、
音
おと
もなくすれちがう。その
舟
ふね
の
中
なか
には、
赤
あか
い
着物
きもの
をきた
女
おんな
がただ
一人
ひとり
すわって、
泣
な
いているのを
見
み
たというものもありました。
毎年
まいとし
、
初夏
はつなつ
のころのことであります。この
海岸
かいがん
に、
蜃気楼
しんきろう
が
浮
う
かびます。
赤
あか
い
着物
きもの
をきた
女
おんな
が
踊
おど
り、
青
あお
い
着物
きもの
をきた
女
おんな
や、
黒
くろ
いからすの
影
かげ
などが、
空
そら
に
見
み
えるかと
思
おも
うと、しばらくして、
消
き
えてしまい、
晴
は
れわたった、
輝
かがや
かしい
太陽
たいよう
の
下
した
で、
顔
かお
も
形
かたち
も
見
み
えないで、
女
おんな
の
笑
わら
う
声
こえ
がきこえる……。こんな
神秘的
しんぴてき
な
現象
げんしょう
をこの
海岸
かいがん
の
人々
ひとびと
は、いままで
幾
いく
たびも
見
み
たり、
聞
き
いたりしたということであります。
――一九二五・三――
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