英语
韩语
法语
德语
西班牙语
意大利语
阿拉伯语
葡萄牙语
越南语
俄语
芬兰语
泰语
丹麦语
对外汉语
日语学习网
TAG标签
收藏本站
网站地图
RSS订阅
TAG列表
关键字列表
日语词典
日语翻译
首页
日语入门
高考日语
日语听力
日语口语
日语阅读
日语词汇
日语语法
日语考试
走进日本
日语歌曲
日语下载
日语背单词
搜索
搜索
热门标签
日本名家名篇
日语名篇
作品合集
分享到:
日语童话故事
日语笑话
日语文章阅读
日语新闻
300篇精选中日文对照阅读
日语励志名言
日本作家简介
三行情书
緋色の研究(血字的研究)
四つの署名(四签名)
バスカービル家の犬(巴斯克威尔的猎犬)
恐怖の谷(恐怖谷)
シャーロック・ホームズの冒険(冒险史)
シャーロック・ホームズの回想(回忆录)
ホームズの生還 シャーロック・ホームズ(归来记)
鴨川食堂(鸭川食堂)
ABC殺人事件(ABC谋杀案)
三体
失われた世界(失落的世界)
日语精彩阅读
日文函电实例
精彩日文晨读
日语阅读短文
日本名家名篇
日剧台词脚本
《论语》中日对照详解
中日对照阅读
日文古典名著
名作のあらすじ
商务日语写作模版
日本民间故事
日语误用例解
日语文章书写要点
日本中小学生作文集
中国百科(日语版)
面接官によく聞かれる33の質問
日语随笔
天声人语
宮沢賢治童話集
日语随笔集
日本語常用文例
日语泛读资料
美しい言葉
日本の昔話
日语作文范文
从日本中小学课本学日文
世界童话寓言日文版
一个日本人的趣味旅行
《孟子》中日对照
魯迅作品集(日本語)
世界の昔話
初级作文
生活场境日语
時候の挨拶
グリム童話
成語故事
日语现代诗
お手紙文例集
川柳
小川未明童話集
ハリー・ポッター
返回首页
当前位置:
首页
»
日语阅读
»
小川未明童話集
» 正文
眠い町(2)
时间:
2022-12-03
进入日语论坛
核心提示:三よく眠ねむったと思おもいますと、だれか自分じぶんを揺ゆり起おこしているようでありましたから、ケーは驚おどろいて目めをみ
(单词翻译:双击或拖选)
三
よく
眠
ねむ
ったと
思
おも
いますと、だれか
自分
じぶん
を
揺
ゆ
り
起
お
こしているようでありましたから、ケーは
驚
おどろ
いて
目
め
をみはって
起
お
き
上
あ
がりますと、いつのまにやら
日
ひ
はまったく
暮
く
れていて、
四辺
あたり
には
青
あお
い
月
つき
の
光
ひかり
が
冷
ひ
ややかに
彩
いろど
っていました。
「もう
何時
なんじ
ごろだろう、これはしまったことをしてしまった。いくら
眠
ねむ
くても、
我慢
がまん
をして
眠
ねむ
るのではなかったが。」
と、ケーは
大
おお
いに
後悔
こうかい
しました。けれども、もはやしかたがありません。
彼
かれ
は、そこに
落
お
ちていた
自分
じぶん
の
帽子
ぼうし
を
拾
ひろ
い
上
あ
げて、それをかぶりました。
そして
四辺
あたり
を
見
み
まわしますと、すぐ
自分
じぶん
のそばに
一人
ひとり
のじいさんが、
大
おお
きな
袋
ふくろ
をかついで
立
た
っていました。
ケーは、このじいさんを
見
み
ると、だれか
自分
じぶん
を
揺
ゆ
り
起
お
こしたように
思
おも
ったが、このじいさんであったかと
考
かんが
えましたから、
彼
かれ
は
臆
おく
する
色
いろ
なく、そのじいさんの
方
ほう
に
歩
ある
いて
近
ちか
づきました。
月
つき
の
光
ひかり
で、よくそのじいさんの
姿
すがた
を
見守
みまも
ると、
破
やぶ
れた
洋服
ようふく
を
着
き
て、
古
ふる
くなったぼろぐつをはいていました。もうだいぶの
年
とし
とみえて、
白
しろ
いひげが
伸
の
びていました。
「あなたはだれですか。」
と、
少年
しょうねん
は
声
こえ
に
力
ちから
を
入
い
れて
問
と
いました。
するとじいさんは、とぼとぼとした
歩
ある
きつきをして、ケーの
方
ほう
に
寄
よ
ってきて、
「
私
わし
だ、おまえを
起
お
こしたのは!
私
わし
はおまえに
頼
たの
みがある。じつは
私
わし
がこの
眠
ねむ
い
町
まち
を
建
た
てたのだ。
私
わし
はこの
町
まち
の
主
ぬし
である。けれど、おまえも
見
み
るように、
私
わし
はもうだいぶ
年
とし
を
取
と
っている。それで、おまえに
頼
たの
みがあるのだが、ひとつ
私
わし
の
頼
たの
みを
聞
き
いてくれぬか。」
と、そのじいさんは、この
少年
しょうねん
に
話
はな
しかけました。
ケーは、こういってじいさんから
頼
たの
まれれば、
男子
だんし
として
聞
き
いてやらぬわけにはゆきません。
「
僕
ぼく
の
力
ちから
でできることなら、なんでもしてあげよう。」
ケーは、このじいさんに
誓
ちか
いました。じいさんは、この
少年
しょうねん
の
言葉
ことば
を
聞
き
いて、ひじょうに
喜
よろこ
びました。
「やっと
私
わし
は
安心
あんしん
した。そんならおまえに
話
はな
すとしよう。
私
わし
は、この
世界
せかい
に
昔
むかし
から
住
す
んでいた
人間
にんげん
である。けれど、どこからか
新
あたら
しい
人間
にんげん
がやってきて、
私
わし
の
領土
りょうど
をみんな
奪
うば
ってしまった。そして
私
わし
の
持
も
っていた
土地
とち
の
上
うえ
に
鉄道
てつどう
を
敷
し
いたり
汽船
きせん
を
走
はし
らせたり、
電信
でんしん
をかけたりしている。こうしてゆくと、いつかこの
地球
ちきゅう
の
上
うえ
は、一
本
ぽん
の
木
き
も一つの
花
はな
も
見
み
られなくなってしまうだろう。
私
わし
は
昔
むかし
から
美
うつく
しいこの
山
やま
や、
森林
しんりん
や、
花
はな
の
咲
さ
く
野原
のはら
を
愛
あい
する。いまの
人間
にんげん
はすこしの
休息
やすみ
もなく、
疲
つか
れということも
感
かん
じなかったら、またたくまにこの
地球
ちきゅう
の
上
うえ
は
砂漠
さばく
となってしまうのだ。
私
わし
は
疲労
ひろう
の
砂漠
さばく
から、
袋
ふくろ
にその
疲労
ひろう
の
砂
すな
を
持
も
ってきた。
私
わし
は
背中
せなか
にその
袋
ふくろ
をしょっている。この
砂
すな
をすこしばかり、どんなものの
上
うえ
にでも
振
ふ
りかけたなら、そのものは、すぐに
腐
くさ
れ、さび、もしくは
疲
つか
れてしまう。で、おまえにこの
袋
ふくろ
の
中
なか
の
砂
すな
を
分
わ
けてやるから、これからこの
世界
せかい
を
歩
ある
くところは、どこにでもすこしずつ、この
砂
すな
をまいていってくれい。」
と、じいさんは、ケーに
頼
たの
んだのでありました。
四
少年
しょうねん
は、じいさんから、
不思議
ふしぎ
な
頼
たの
みを
受
う
けて、
袋
ふくろ
を
持
も
って、この
地球
ちきゅう
の
上
うえ
を
歩
ある
きました。ある
日
ひ
、
彼
かれ
はアルプス
山
さん
の
中
なか
を
歩
ある
いていますと、いうにいわれぬいい
景色
けしき
のところがありました。そこには
幾
いく
百
人
にん
の
土方
どかた
や
工夫
こうふ
が
入
はい
っていて、
昔
むかし
からの
大木
たいぼく
をきり
倒
たお
し、みごとな
石
いし
をダイナマイトで
打
う
ち
砕
くだ
いて、その
後
あと
から
鉄道
てつどう
を
敷
し
いておりました。そこで
少年
しょうねん
は、
袋
ふくろ
の
中
なか
から
砂
すな
を
取
と
り
出
だ
して、せっかく
敷
し
いたレールの
上
うえ
に
振
ふ
りかけました。すると、
見
み
るまに
白
しろ
く
光
ひか
っていた
鋼鉄
こうてつ
のレールは
真
ま
っ
赤
か
にさびたように
見
み
えたのでありました……。
またある
繁華
はんか
な
雑沓
ざっとう
をきわめた
都会
とかい
をケーが
歩
ある
いていましたときに、むこうから
走
はし
ってきた
自動車
じどうしゃ
が、
危
あや
うく
殺
ころ
すばかりに
一人
ひとり
のでっち
小僧
こぞう
をはねとばして、ふりむきもせずゆきすぎようとしましたから、
彼
かれ
は
袋
ふくろ
の
砂
すな
をつかむが
早
はや
いか、
車輪
しゃりん
に
投
な
げかけました。すると
見
み
るまに
車
くるま
の
運転
うんてん
は
止
と
まってしまいました。で、
群集
ぐんしゅう
は、この
無礼
ぶれい
な
自動車
じどうしゃ
を
難
なん
なく
押
お
さえることができました。
またあるとき、ケーは
土木工事
どぼくこうじ
をしているそばを
通
とお
りかかりますと、
多
おお
くの
人足
にんそく
が
疲
つか
れて
汗
あせ
を
流
なが
していました。それを
見
み
ると
気
き
の
毒
どく
になりましたから、
彼
かれ
は、ごくすこしばかりの
砂
すな
を
監督人
かんとくにん
の
体
からだ
にまきかけました。と、
監督
かんとく
は、たちまちの
間
あいだ
に
眠気
ねむけ
をもよおし、
「さあ、みんなも、ちっと
休
やす
むだ。」
といって、
彼
かれ
は、そこにある
帽子
ぼうし
を
頭
あたま
に
当
あ
てて
日
ひ
の
光
ひかり
をさえぎりながら、ぐうぐうと
寝
ね
こんでしまいました。
ケーは、
汽車
きしゃ
に乗ったり、
汽船
きせん
に
乗
の
ったり、また
鉄工場
てつこうじょう
にいったりして、この
砂
すな
をいたるところでまきましたから、とうとう
砂
すな
はなくなってしまいました。
「この
砂
すな
がなくなったら、ふたたびこの
眠
ねむ
い
町
まち
に
帰
かえ
ってこい。すると、この
国
くに
の
皇子
おうじ
にしてやる。」
と、じいさんのいった
言葉
ことば
を
思
おも
い
出
だ
し、
少年
しょうねん
は、じいさんにあおうと
思
おも
って、「
眠
ねむ
い
町
まち
」に
旅出
たびで
をしました。
幾日
いくにち
かの
後
のち
「
眠
ねむ
い
町
まち
」にきました。けれども、いつのまにか
昔
むかし
見
み
たような
灰色
はいいろ
の
建物
たてもの
は
跡形
あとかた
もありませんでした。のみならず、そこには
大
おお
きな
建物
たてもの
が
並
なら
んで、
烟
けむり
が
空
そら
にみなぎっているばかりでなく、
鉄工場
てつこうじょう
からは
響
ひび
きが
起
お
こってきて、
電線
でんせん
はくもの
巣
す
のように
張
は
られ、
電車
でんしゃ
は
市中
しちゅう
を
縦横
じゅうおう
に
走
はし
っていました。
この
有
あ
り
様
さま
を
見
み
ると、あまりの
驚
おどろ
きに、
少年
しょうねん
は
声
こえ
をたてることもできず、
驚
おどろ
きの
眼
まなこ
をみはって、いっしょうけんめいにその
光景
こうけい
を
見守
みまも
っていました。
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%
热门TAG:
上一篇:
波荒くとも(4)
下一篇:
野菊の花(2)
收藏
挑错
推荐
打印
推荐内容
热点内容
宝石商(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
僕が大きくなるまで_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
笑わない娘(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
不思議な鳥(2)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
町のお姫さま_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
蝋人形(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
老婆(2)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
笑わなかった少年(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
笑わなかった少年(2)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
森の暗き夜(3)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
论坛新贴