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不死の薬(3)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
时间:
2024-10-24
作者:
destoon
进入日语论坛
核心提示:三「それからどうなったい。」と、甲こうが丙へいに尋たずねました。「これで、もうお話はなしは終おわったんだよ。」丙へいが星
(单词翻译:双击或拖选)
二つの運命
小川未明
風
かぜ
の
出
で
そうな
空模様
そらもよう
の
日
ひ
でありました。一ぴきのせみが、
小
ちい
さなこちょうに
出
で
あいました。
「なんだか
怖
おそ
ろしいような
空模様
そらもよう
ですね。
今夜
こんや
はあれるかもしれません。
早
はや
く
家
うち
へ
帰
かえ
りましょう。」と、せみはいいました。
正直
しょうじき
なこちょうは、
空
そら
を
見上
みあ
げて、
「ほんとうに
暗
くら
くなりました。あんなに
雲
くも
ゆきが
早
はよ
うございます。
早
はや
く
家
いえ
へ
帰
かえ
りましょう。」と
答
こた
えました。
そこで、ふたりは、
風
かぜ
に
吹
ふ
かれながら
空
そら
を
飛
と
んできましたが、
小
ちい
さなこちょうは、おくれがちなので、せみはもどかしく
思
おも
いました。
「こちょうさん、あなたのお
家
うち
はどこですか。」とききました。
「
私
わたし
の
家
うち
は、あちらの
花圃
はなばたけ
です。あすこには
姉
あね
も
妹
いもうと
もきて
待
ま
っています。」と
答
こた
えました。
「あんな
頼
たよ
りのない
花圃
はなばたけ
なんですか、
今夜
こんや
の
大風
おおかぜ
をどうして、あんなところで
防
ふせ
ぐことができますか。」と、せみはあきれたような
顔
かお
つきをしていいました。
こちょうは、また
空
そら
を
見上
みあ
げました。ますますものすごく
空
そら
の
景色
けしき
はなっていくばかりです。
「あなたのお
家
うち
は、どこですか。」と、こちょうはせみにたずねました。
「
私
わたし
の
家
うち
ですか。それは
大
おお
きな
木
き
です。もうすこしいくと、その
木
き
が
見
み
えるはずです。こんもりとしげっていて、
風
かぜ
や
雨
あめ
が、めったにさらすものではありません。どんな
大風
おおかぜ
が
吹
ふ
いても、それは
安全
あんぜん
なものです。
私
わたし
たちには、とてもあなたのようなおぼつかない
生活
せいかつ
はできないのです。」と、せみは
得意
とくい
になって
答
こた
えました。
あちらには、
黒
くろ
いこんもりとした
大
おお
きな
木
き
が
見
み
え、こちらには、きれいな
花
はな
のたくさん
咲
さ
いている
花圃
はなばたけ
が
見
み
えました。
二人
ふたり
は、
別
わか
れなければなりませんでした。
「そんならこちょうさん、
今夜
こんや
をお
気
き
をつけなさいまし。また、ふたりが
無事
ぶじ
でしたら、お
目
め
にかかりましょう。」と、せみはいいました。
「あなたも、どうぞご
機嫌
きげん
よう。
私
わたし
は、あなたの
幸福
こうふく
を
神
かみ
さまに
祈
いの
っています。」と、こちょうはいいました。そして、
右
みぎ
と
左
ひだり
に
分
わ
かれていきました。
「ほんとうに、あの
哀
あわ
れなこちょうに、ふたたびあわれるだろうか。」と、せみは
途
みち
すがら
考
かんが
えました。
はたして、その
夜
よ
の
暴風雨
ぼうふうう
といったら、たとえようのないほど、ものすごかったのであります。せみは、
大木
たいぼく
に
止
と
まっていましたが、
幾
いく
たび
振
ふ
り
落
お
とされようとして、びっくりしたかしれません。そして、ろくろく
眠
ねむ
ることすらできなかったのです。しげった
枝
えだ
の
間
あいだ
から、
雨
あめ
は
落
お
ちてきました。
大波
おおなみ
の
打
う
ち
寄
よ
せるように、また
水
みず
の
泡
あわ
だつように、
葉
は
は
音
おと
をたてて
騒
さわ
ぎました。せみは
不安
ふあん
で
生
い
きているような
気持
きも
ちはしなかったのです。
「かわいそうに、この
暴風雨
あらし
で、あのこちょうは
死
し
んでしまったろう。」と、せみは、
怖
おそ
ろしいうちにも、こちょうのことを
思
おも
い
出
だ
していました。
翌日
よくじつ
、
雨
あめ
がはれ、
風
かぜ
が
止
や
むと、せみは
花圃
はなばたけ
の
方
ほう
へこちょうのようすを
見
み
ようと
飛
と
んでいきました。そのとき、ちょうど
彼
かれ
は、こちょうに
出
で
あいました。
「ご
機嫌
きげん
よう。」と、こちょうは、せみに
声
こえ
をかけました。せみは
意外
いがい
に
思
おも
ったような
顔
かお
つきをして、
「
昨夜
ゆうべ
は、なんともありませんでしたか。」と、たずねました。
「たいへんな
暴風雨
あらし
でございましたね、みんなは
抱
だ
き
合
あ
ってふるえていました。
私
わたし
はどうなることかと
心配
しんぱい
しましたが、それでもみんなは
無事
ぶじ
でございました。お
日
ひ
さまが
出
で
られたので、このとおり
元気
げんき
になりました。」と、
小
ちい
さなこちょうは
勇
いさ
んでいいました。
せみは、
心
こころ
の
中
うち
でこちょうを
不憫
ふびん
に
思
おも
いました。
昨夜
ゆうべ
は、
幸
さいわ
いに
助
たす
かったが、このつぎの
暴風雨
あらし
のときには、きっと
花
はな
は
散
ち
り、こちょうは
死
し
んでしまうだろう。それに
気
き
づかないとはかわいそうなものだと
思
おも
いました。
「こちょうさん、だんだん
秋
あき
が
近
ちか
づいてきました。みんなが
死
し
を
考
かんが
えなければならなくなりました。」と、せみはいいながらも、
自分
じぶん
だけは、あの
大
おお
きな
木
き
のしげった
中
なか
に
身
み
を
隠
かく
していれば、
寒
さむ
くなったって、そんなに
怖
おそ
ろしいこともないだろうと
思
おも
っていたのです。
「
私
わたし
は、
寒
さむ
くなることを
考
かんが
えると
身
み
ぶるいします。
私
わたし
のすみかにしています、あのやさしい
花
はな
が
散
ち
る
日
ひ
のことを
考
かんが
えると
私
わたし
は、
身
み
を
切
き
られるように
感
かん
じます。」と、こちょうは
怖
おそ
ろしさに
身
み
を
震
ふる
わしていいました。
「おたがいに、こうして
達者
たっしゃ
でいましたら、またお
目
め
にかかります。いまのうちに、うんとあなたは
舞
ま
ったり、
踊
おど
ったりなさいまし。」と、せみは、こちょうをかわいそうに
思
おも
って、こういって、なぐさめまして、いずくへともなく
立
た
ち
去
さ
ってしまいました。
日
ひ
にまし、
風
かぜ
が
強
つよ
くなって、いままで
南
みなみ
から
吹
ふ
いたものが、
西
にし
から
吹
ふ
き、
北
きた
から
吹
ふ
くようになると、
遠
とお
い、
高
たか
い
山
やま
の
雪
ゆき
の
上
うえ
を
越
こ
えてくるとみえて、
風
かぜ
は、
冷
つめ
たく、
寒
さむ
くなりました。こちょうは
心配
しんぱい
げに
見
み
えたのであります。
元気
げんき
よく
鳴
な
いているせみの
声
こえ
は
細
ほそ
っていきました。この
世
よ
の
中
なか
が
急
きゅう
にこんなに
変
か
わりましたので、ふたりは、もう、たがいに
出
で
あって
物語
ものがたり
をするようなこともなかったのです。
それは、みんなの
虫類
むしるい
にとって、このうえもない
怖
おそ
ろしい
霜
しも
の
降
ふ
った
日
ひ
のことです。
夜
よ
が
明
あ
けると、あたりは
音
おと
もなく
静
しず
まりかえって、
草
くさ
や
木
き
の
葉
は
はみんな
白
しろ
くしおれていました。そして、すべての
虫
むし
がたいてい、
夜
よる
の
間
あいだ
に
死
し
んでしまったらしいのです。
その
大
おお
きな
木
き
の
下
した
には、
自分
じぶん
だけは
生
い
き
残
のこ
ろうと
空想
くうそう
したせみが
死骸
しがい
になって
地
ち
の
上
うえ
に
落
お
ちていました。そして、はや、
小
ちい
さなありどもが、どこからかその
死骸
しがい
をかぎつけてきていました。
花圃
はなばたけ
にいってみると、
無残
むざん
にも
花
はな
は
頭
かしら
を
地
ち
につけて
見
み
る
影
かげ
もなかったけれど、まだ
小
ちい
さなこちょうは
抱
だ
かれていました。こちょうと
花
はな
は
最後
さいご
まで
助
たす
け
合
あ
って、
運命
うんめい
に
身
み
をまかせていたのです。
花
はな
に
止
と
まったこちょうは
破
やぶ
れた
羽
はね
をかすかに
動
うご
かして、いまにも
太陽
たいよう
の
上
のぼ
るのを
待
ま
っているのでした。
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