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へちまの水
时间:
2022-12-11
进入日语论坛
核心提示:へちまの水小川未明山やまへ雪ゆきがくるようになると、ひよどりが裏うらの高たかいかしの木きに鳴なくのであります。正雄まさお
(单词翻译:双击或拖选)
へちまの水
小川未明
山
やま
へ
雪
ゆき
がくるようになると、ひよどりが
裏
うら
の
高
たか
いかしの
木
き
に
鳴
な
くのであります。
正雄
まさお
は、
縁側
えんがわ
にすわって、
切
き
ってきた
青竹
あおだけ
に
小
ちい
さな
穴
あな
をあけていました。
「
清
せい
ちゃんのより、よく
鳴
な
る
笛
ふえ
を
造
つく
ってみせるぞ。そして、
二人
ふたり
で
林
はやし
へいって、やまがらを
呼
よ
ぶんだ。」
彼
かれ
は、
独
ひと
り
言
ごと
をしながら、
注意深
ちゅういぶか
く、
細
ほそ
い
竹
たけ
に
小刀
こがたな
で
穴
あな
をあけていたのです。しかし、
若竹
わかたけ
で
柔
やわ
らかくて、うまく
思
おも
うようにいかなかったのです。
庭
にわ
のすみに、
寒竹
かんちく
が
生
は
えていました。
正雄
まさお
は、
庭
にわ
に
降
お
りて、
寒竹
かんちく
を
切
き
ろうとしたのです。
「あっ、それを
切
き
っては、だめよ。お
父
とう
さんが、
大事
だいじ
にしていなさるのだから。」と、
姉
あね
のとよ
子
こ
が
見
み
つけていいました。
「やはり
清
せい
ちゃんのところへいって、
聞
き
いてこよう。」
正雄
まさお
は、
駈
か
け
出
だ
しました。
「
清
せい
ちゃん、どこに、そんな
竹
たけ
があったの。」
「
君
きみ
、この
竹
たけ
は、
枯
か
らしてあるんだぜ。
釣
つ
りざおにするって、
福
ふく
ちゃんのおじさんが、
取
と
っておいたのだけれど、
先
さき
が
折
お
れたからといって、
僕
ぼく
にくれたのだ。こんないい
竹
たけ
は、どこを
探
さが
したって、あるものか。」
「
僕
ぼく
も、そんな
竹
たけ
が、ほしいなあ。」
「
君
きみ
も
笛
ふえ
を
造
つく
るのかい。そんなら、
残
のこ
っている
竹
たけ
をあげよう。そして、
穴
あな
をあけたら、
後
あと
で、
針金
はりがね
で
中
なか
を一
度
ど
通
とお
すといいよ。」
清
せい
ちゃんは、
短
みじか
い
竹
たけ
と、
針金
はりがね
を
持
も
ってきて
渡
わた
しました。
「ありがとう。できたら、
林
はやし
へいって、
二人
ふたり
で、
小鳥
ことり
を
呼
よ
び
寄
よ
せる、
競争
きょうそう
をしようじゃないか。」と、
正雄
まさお
は、いいました。
「それには、お
寺
てら
の
林
はやし
がいいよ。あすこには、やまがらも、こがらも、くるから。」と、
清
せい
ちゃんが、いいました。
正雄
まさお
は、いい
竹
たけ
が
手
て
に
入
はい
ると
喜
よろ
んで、
家
いえ
へもどってきました。
また、もとの
場所
ばしょ
へすわって、
笛
ふえ
を
造
つく
りにかかりました。
「
清
せい
ちゃんのところへいって、いい
竹
たけ
をもらってきた。」と、
姉
ねえ
さんに、いいました。
姉
あね
のとよ
子
こ
は、
弟
おとうと
が、
小刀
こがたな
を
使
つか
う
手
て
つきを
見
み
ていたが、
「もう、
正雄
まさお
は、あかぎれができたのね。
伯母
おば
さんの
家
いえ
へいって、へちまの
水
みず
をもらってくるといいわ。」といいました。
毎年
まいとし
冬
ふゆ
になると、
伯母
おば
さんの
家
いえ
へ、へちまの
水
みず
をもらいにいくのでありました。
「こんどの
日曜
にちよう
にいって、かきも、もらってこよう。」
正雄
まさお
は、そういいながら、
笛
ふえ
を
造
つく
っていましたが、そのうちに、かわいらしい
管笛
くだぶえ
ができ
上
あ
がりました。
口
くち
にあてて、
息
いき
をすい、すいと
通
とお
しているうちに、ピイ、ピイ、ピーと
澄
す
んだ、いい
音
ね
が
出
で
ました。
「
姉
ねえ
ちゃん、よく
鳴
な
るだろう。」と、さも、うれしそうです。このとき、また、
高
たか
いかしの
木
き
の
先刻
さっき
のひよどりが、
飛
と
んできて
鳴
な
いたのでありました。
「どれ、
清
せい
ちゃんと、
林
はやし
へいって、やまがらを
呼
よ
ぼうや。」と、
正雄
まさお
は、また
駈
か
け
出
だ
しました。いつしか、
楽
たの
しい
秋
あき
も
過
す
ぎ、
雪
ゆき
の
降
ふ
る
冬
ふゆ
がきました。
正雄
まさお
は、
学校
がっこう
の
帰
かえ
りに
雪合戦
ゆきがっせん
をしたり、
雪
ゆき
の
上
うえ
で、
相撲
すもう
を
取
と
ったりしたのです。
それは、はや
去年
きょねん
のこととなって、
今年
ことし
の
春
はる
、
正雄
まさお
は、
小学校
しょうがっこう
を
卒業
そつぎょう
したのでありました。
雪
ゆき
が
消
き
えて、
黒土
くろつち
の
上
うえ
に、ほこほこと
暖
あたた
かな
日
ひ
の
光
ひかり
の
射
さ
す、
春
はる
のことでした。
「
姉
ねえ
ちゃん、どこへ、へちまの
種子
たね
をまこうか。」と、
正雄
まさお
は、
紙
かみ
に
包
つつ
んだ、
白
しろ
い
種子
たね
を
出
だ
して、ききました。
「へちまの
種子
たね
なの。」
「
伯母
おば
さんが、おまえの
手
て
は
荒
あ
れ
性
しょう
だから、
今年
ことし
から
自分
じぶん
の
家
いえ
でも、へちまの
水
みず
を
取
と
るといいといったんだよ。」
「そう、この
垣根
かきね
のところは、どうかしらん。」と、
茂
しげ
ったからたちの
木
き
の
立
た
っているところを
指
さ
しました。
「つるが
出
で
たら、
棒
ぼう
を
立
た
ててやっておくれよ。」
正雄
まさお
は、
町
まち
の
工場
こうば
へいくことになっていました。
自分
じぶん
は、このへちまの
芽
め
を
見
み
るかもしれないが、つるの
伸
の
びる
時分
じぶん
には、おそらく
家
うち
にいなかろうと
思
おも
ったのであります。
「おまえ、
体
からだ
がだいじょうぶ? どうしても
町
まち
へいって
働
はたら
く
気
き
なの。」と、
姉
あね
は、
心配
しんぱい
しました。
しかし、
少年
しょうねん
は、
元気
げんき
でした。
非常時国家
ひじょうじこっか
のために、りっぱに
少年工
しょうねんこう
の
働
はたら
きをしようと
決心
けっしん
していたのです。
「だいじょうぶだよ。」
へちまの
芽
め
が
出
で
て、
銀色
ぎんいろ
のなよなよとしたつるが、
姉
あね
の
立
た
てた
棒
ぼう
にはい
上
のぼ
るころには、
正雄
まさお
は、
町
まち
の
工場
こうば
で、
機械
きかい
のそばに
立
た
って、
働
はたら
いていました。
彼女
かのじょ
は、
弟
おとうと
の
身
み
の
上
うえ
を
案
あん
じました。あまり
強
つよ
いほうではないが、これから
世
よ
の
中
なか
の
荒波
あらなみ
にもまれていけるだろうかと、へちまのつるを
見
み
るたびに
思
おも
われるのでした。そして、
米
こめ
のとぎ
汁
しる
や、
魚
さかな
を
洗
あら
った
水
みず
などを、へちまの
根
ね
もとにかけてやりました。
ある
日
ひ
、とよ
子
こ
は、へちまを
見
み
てびっくりしました。
棒
ぼう
から、いつのまにかつるは、からたちの
木
き
に
登
のぼ
っていました。
鋭
するど
い
刺
とげ
のある
枝
えだ
を
平気
へいき
で、
思
おも
うかってのままに、ほうぼうへそのつるを
拡
ひろ
げていたからです。
「あら、えらい
勢
いきお
いなのね。」
彼女
かのじょ
は、これを
見
み
て、にっこりしました。
弟
おとうと
だって、なにも
案
あん
ずることがないと、
気強
きづよ
く
感
かん
じられたのでした。
盛夏
せいか
のころには、へちまは、まったくからたちを
征服
せいふく
して、
電燈線
でんとうせん
にまで、
手
て
を
伸
の
ばしていました。その
勢
いきお
いは、さながら、
秋
あき
になってひよどりのくる、あの
高
たか
い
大
おお
きなかしの
木
き
と
高
たか
さを
競
きそ
い、さらに
大空
おおぞら
に
浮
う
かぶ
白
しろ
い
雲
くも
を
捕
と
らえようとしているのでした。
烈
はげ
しい
太陽
たいよう
が、その
厚
あつ
みのある
葉
は
に
照
て
り
映
は
えて、
真
ま
っ
黄色
きいろ
な
花
はな
は、
燃
も
えるように
見
み
えました。
はたして
秋
あき
になると、
大
おお
きな
実
み
がいくつもなって、からたちの
木
き
は、その
重
おも
みで
頭
あたま
を
低
ひく
く
垂
た
れていました。これを
見
み
ながら
姉
あね
は、
今年
ことし
は、へちまの
水
みず
をたくさん
取
と
って、
寒
さむ
さに
向
む
かう
前
まえ
に、
弟
おとうと
へ
送
おく
ってやろうと
思
おも
ったのでした。
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