英语
韩语
法语
德语
西班牙语
意大利语
阿拉伯语
葡萄牙语
越南语
俄语
芬兰语
泰语
丹麦语
对外汉语
日语学习网
TAG标签
收藏本站
网站地图
RSS订阅
TAG列表
关键字列表
日语词典
日语翻译
首页
日语入门
高考日语
日语听力
日语口语
日语阅读
日语词汇
日语语法
日语考试
走进日本
日语歌曲
日语下载
日语背单词
搜索
搜索
热门标签
日本名家名篇
日语名篇
作品合集
分享到:
日语童话故事
日语笑话
日语文章阅读
日语新闻
300篇精选中日文对照阅读
日语励志名言
日本作家简介
三行情书
緋色の研究(血字的研究)
四つの署名(四签名)
バスカービル家の犬(巴斯克威尔的猎犬)
恐怖の谷(恐怖谷)
シャーロック・ホームズの冒険(冒险史)
シャーロック・ホームズの回想(回忆录)
ホームズの生還 シャーロック・ホームズ(归来记)
鴨川食堂(鸭川食堂)
ABC殺人事件(ABC谋杀案)
三体
失われた世界(失落的世界)
日语精彩阅读
日文函电实例
精彩日文晨读
日语阅读短文
日本名家名篇
日剧台词脚本
《论语》中日对照详解
中日对照阅读
日文古典名著
名作のあらすじ
商务日语写作模版
日本民间故事
日语误用例解
日语文章书写要点
日本中小学生作文集
中国百科(日语版)
面接官によく聞かれる33の質問
日语随笔
天声人语
宮沢賢治童話集
日语随笔集
日本語常用文例
日语泛读资料
美しい言葉
日本の昔話
日语作文范文
从日本中小学课本学日文
世界童话寓言日文版
一个日本人的趣味旅行
《孟子》中日对照
魯迅作品集(日本語)
世界の昔話
初级作文
生活场境日语
時候の挨拶
グリム童話
成語故事
日语现代诗
お手紙文例集
川柳
小川未明童話集
ハリー・ポッター
返回首页
当前位置:
首页
»
日语阅读
»
小川未明童話集
» 正文
宝石商(2)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
时间:
2024-10-24
作者:
destoon
进入日语论坛
核心提示:すると、さすがに珍めずらしい宝石ほうせきだけあって、赤あか・緑みどり・青あお・紫むらさきに輝かがやいて、どれがほかのもの
(单词翻译:双击或拖选)
宝石商
小川未明
昔
むかし
、
北
きた
の
寒
さむ
い
国
くに
に、
珍
めずら
しい
宝石
ほうせき
が、
海
うみ
からも、また
山
やま
からもいろいろたくさんに
取
と
れました。
それは、
北
きた
の
国
くに
にばかりあって、
南
みなみ
の
方
ほう
の
国
くに
にはなかったのであります。
南
みなみ
の
方
ほう
の
暖
あたた
かな
国
くに
は
富
と
んでいましたから、この
珍
めずら
しい
宝石
ほうせき
を
持
も
って
売
う
りにゆけば、たいそう
金
かね
がもうかったのでありました。
けれど、
質樸
しつぼく
な
北
きた
の
方
ほう
の
国
くに
の
人々
ひとびと
は、そのことを
知
し
りませんでした。また、
遠
とお
い
南
みなみ
の
国
くに
へゆくにしても、
幾日
いくにち
も
幾日
いくにち
も
旅
たび
をしなければならない。
船
ふね
に
乗
の
らなければならないし、また、
車
くるま
にも、
馬
うま
にも
乗
の
らなければならなくて、
容易
ようい
のことではなかったのであります。
ここに、
智慧
ちえ
のある
男
おとこ
がありました。その
男
おとこ
は、
北
きた
の
国
くに
のものでもなければ、また、
南
みなみ
の
国
くに
のものでもなかった。どこのものとも
知
し
れなかったのであります。
この
男
おとこ
は、
北
きた
の
国
くに
へいって、
宝石
ほうせき
を
集
あつ
めてそれを
南
みなみ
の
国
くに
へ
持
も
ってゆけば、たくさんの
金
かね
のもうかることだけは、よく
知
し
っていました。そのうえ、
男
おとこ
は、よく
宝石
ほうせき
を
見分
みわ
けるだけの
目
め
を
持
も
っていました。
男
おとこ
は、ひともうけしようと
思
おも
って、
北
きた
の
国
くに
へまいりました。
北
きた
の
国
くに
は、まだよく
開
ひら
けていなかったのです。
高
たか
いけわしい
山
やま
が
重
かさ
なりあって、その
頭
あたま
を
青
あお
い
空
そら
の
下
した
にそろえています。また、
紺碧
こんぺき
の
海
うみ
は、
黒
くろ
みを
含
ふく
んでいます。そして
高
たか
い
波
なみ
が
絶
た
えず
岸
きし
に
打
う
ち
寄
よ
せているのでありました。
宝石商
ほうせきしょう
は、
今日
きょう
はここの
港
みなと
、
明日
あす
は、かしこの
町
まち
というふうに
歩
ある
きまわって、その
町
まち
の
石
いし
や、
貝
かい
や、
金属
きんぞく
などを
商
あきな
っている
店
みせ
に
立
た
ち
寄
よ
っては、
珍
めずら
しい
品
しな
が
見
み
つからないものかと
目
め
をさらにして
選
よ
り
分
わ
けていたのであります。
火
ひ
の
見
み
やぐらの
立
た
っている
町
まち
もありました。また、
荷馬車
にばしゃ
がガラガラと
夕暮
ゆうぐ
れ
方
がた
、
浜
はま
の
方
ほう
へ
帰
かえ
ってゆくのにも
出
で
あいました。
男
おとこ
は、
珍
めずら
しい
品
しな
が
見
み
つかると、
心
こころ
の
中
うち
では
飛
と
びたつほどにうれしがりましたが、けっしてそのことを
顔色
かおいろ
には
現
あらわ
しませんでした。かえって、
口先
くちさき
では、
「こんなものは、いくらもある、つまらない
石
いし
じゃないか。」といって、くさしたのです。
店
みせ
のものは、よく
知
し
りませんから、そうかと
思
おも
いましたが、めったに
見
み
たことのない、
珍
めずら
しい
美
うつく
しい
石
いし
だと
思
おも
っていますものですから、
「そんなことはありますまい。
私
わたし
どもは、
長年
ながねん
石
いし
を
探
さが
して
歩
ある
いていますが、こういう
珍
めずら
しい
石
いし
はこれまで、あまり
手
て
に
入
い
れたことがないのです。」と、
店
みせ
のものは
答
こた
えました。
すると、
智慧
ちえ
のある
宝石商
ほうせきしょう
は、わざと
嘲笑
あざわら
いました。
「それは、おまえさんが、あまり
世間
せけん
を
知
し
らんからだ。この
山
やま
を
越
こ
えて、もっと
遠
とお
い、
遠
とお
い
国
くに
の
方
ほう
までいってみれば、こんな
石
いし
は、けっして
珍
めずら
しくない。もっと
美
うつく
しい
石
いし
がいくらもあります。」
と、
旅
たび
の
宝石商
ほうせきしょう
はいいました。
店
みせ
のものは、それはそうかもしれないと
思
おも
いました。そして、
赤
あか
い
石
いし
や、
青
あお
い
石
いし
や、また
海
うみ
の
底
そこ
から
取
と
れた
緑色
みどりいろ
の
石
いし
や、
山
やま
から
取
と
れた
紫色
むらさきいろ
の
石
いし
などを
安
やす
くその
男
おとこ
に
売
う
ってしまったのです。
どこへいっても、その
男
おとこ
は、
口先
くちさき
が
上手
じょうず
でありました。そして、
珍
めずら
しい
石
いし
をたくさん
集
あつ
めました。
彼
かれ
は、それを
持
も
って
南
みなみ
の
国
くに
へいって
高
たか
く
売
う
ることを
考
かんが
えると
楽
たの
しみでなりませんでした。それには、すこしでもたくさん
持
も
ってゆくほうがもうかりますから、
男
おとこ
は、
根気
こんき
よく
寂
さび
しい
北国
ほっこく
の
町々
まちまち
を
歩
ある
いていました。
そのうちに
秋
あき
もふけて、
冬
ふゆ
になりました。
寒
さむ
くなると
男
おとこ
は、
早
はや
く
南
みなみ
の
国
くに
へゆくことを
急
いそ
ぎました。
ある
日
ひ
のこと、ものすごい
波
なみ
の
音
おと
を
後方
うしろ
に
聞
き
きつつ
宝石商
ほうせきしょう
は、さびしい
野原
のはら
を
歩
ある
いていますと、
空
そら
から
雪
ゆき
がちらちらと
降
ふ
ってきました。
「
雪
ゆき
が
降
ふ
ってきたな。」と
思
おも
って、
男
おとこ
はいっしょうけんめいに
路
みち
を
急
いそ
ぎました。けれどいつまでたっても、
人家
じんか
のあるところへは
出
で
ませんでした。そして、だんだんさびしくなるばかりでした。
雪
ゆき
はだんだん
地
ち
の
上
うえ
に
積
つ
もって、どこを
見
み
ても、ただ
真
ま
っ
白
しろ
なばかりであります。
小川
おがわ
も、
田
た
も、
畑
はたけ
も
雪
ゆき
の
下
した
にうずもれてしまって、どこが
路
みち
やら、それすら
見当
けんとう
がつかなくなってしまったのであります。
そのうちに、
日
ひ
が
暮
く
れかかってきました。からすが
遠
とお
いどこかの
森
もり
の
中
なか
で、
悲
かな
しい
声
こえ
をたててないていました。
男
おとこ
は、
早
はや
く
町
まち
に
着
つ
いて、
湯
ゆ
に
入
はい
って
暖
あたた
まろうなどと
空想
くうそう
をしていたのでありますが、いまは、それどころでなく、まったく
心細
こころぼそ
くなってしまいました。この
分
ぶん
でいたら、すぐ
四辺
あたり
が
真
ま
っ
暗
くら
になるだろう。そして、そのうちに
手足
てあし
は
凍
こご
えて、
腹
はら
は
空
す
いて、
自分
じぶん
は、このだれも
人
ひと
の
通
とお
らない
荒野
あらの
の
中
なか
で
倒
たお
れて
死
し
んでしまわなければならぬだろうと
考
かんが
えました。
ちょうど、そのときであります。
真
ま
っ
黒
くろ
な
雲
くも
を
破
やぶ
って、
青
あお
くさえた
月
つき
がちょっと
顔
かお
を
出
だ
しました。そして、
月
つき
はいいました。
「おまえがこの
北
きた
の
国
くに
の
宝
たから
をみんな
南
みなみ
に
持
も
っていってしまう、その
罰
ばち
だ。
海
うみ
も、
山
やま
も、その
宝
たから
がほかの
遠
とお
い
国
くに
へゆくのを
悲
かな
しんでいるのだ。」と、
月
つき
がすきとおる
寒
さむ
い
声
こえ
でいったのです。
宝石商
ほうせきしょう
はびっくりして、
空
そら
を
仰
あお
ぎますと、すでに
月
つき
は
真
ま
っ
黒
くろ
な
雲
くも
の
中
なか
にその
顔
かお
を
隠
かく
してしまいました。
宝石商
ほうせきしょう
は、ほんとうにびっくりしました。
自分
じぶん
が、なにも
知
し
らない
商人
しょうにん
をだまして、いろいろ
珍
めずら
しい
宝石
ほうせき
を
手
て
に
入
い
れたものですから、
心
こころ
の
中
なか
ではあまりいい
気持
きも
ちがしなかったのです。
寒
さむ
さは、
募
つの
るばかりでありました。そして、
腹
はら
はだんだん
空
す
いてきました。もはや、この
荒野
あらの
の
中
なか
で、のたれ
死
じ
にをするよりほかになかったのでした。
「ああ、ほんとうに、とんだことになったもんだ。いくら
金
かね
もうけになるといって、
自分
じぶん
の
命
いのち
がなくなってしまって、なんになろう。もう、みんなこの
宝石
ほうせき
はいらない。だれか
自分
じぶん
を
助
たす
けてくれたら、どんなにありがたいだろう。」と、
宝石商
ほうせきしょう
は、つくづくと
思
おも
いました。
「
神
かみ
さま、どうぞ
私
わたし
の
命
いのち
を
助
たす
けてください、そのかわり、
持
も
っている
宝石
ほうせき
は、一つもいりませんから、どうぞ
命
いのち
を
助
たす
けてください。」と、
彼
かれ
は
念
ねん
じたのであります。
すると、そのとき、
怖
おそ
ろしい、
寒
さむ
い
大
おお
きな
風
かぜ
が
吹
ふ
いてきました。
林
はやし
や、
森
もり
にかかった
雪
ゆき
がふるい
落
お
とされて、一
時
じ
は、
目
め
も
口
くち
も
開
あ
けない
有
あ
り
様
さま
でありました。
彼
かれ
は、もう
自分
じぶん
は、いよいよ
死
し
ぬのだと
思
おも
いました。そして、しばらく
雪
ゆき
の
上
うえ
にすわって
闇
やみ
を
見
み
つめて
後先
あとさき
のことを
考
かんが
えました。
そのとき、
彼
かれ
は、かすかに、
前方
ぜんぽう
にあたって、ちらちらと
燈火
ともしび
のひらめくのをながめたのであります。いままで、がっかりとして
人心地
ひとごこち
のなかった
彼
かれ
は
勇
いさ
んで
飛
と
びあがりました。ああ、これこそ
神
かみ
さまのお
助
たす
けだと
思
おも
って、その
火影
ほかげ
をただ一つの
頼
たよ
りに、
前
まえ
へ
前
まえ
へと
歩
ある
き
出
だ
したのでありました。
宝石商
ほうせきしょう
は、やっとその
燈火
ともしび
のさしてくるところにたどり
着
つ
きました。それはみすぼらしい
小舎
こや
でありました。
中
なか
へ
入
はい
って
助
たす
けを
乞
こ
いますと、
小舎
こや
の
中
なか
には、おばあさんと
娘
むすめ
が
二人
ふたり
きりで、いろりに
火
ひ
をたいて、そのそばで
仕事
しごと
をしていたのであります。
宝石商
ほうせきしょう
は、
自分
じぶん
は
旅
たび
のもので
野原
のはら
の
中
なか
で
道
みち
を
迷
まよ
ってしまって、やっとの
思
おも
いでここまできたのであるが、一
夜
や
泊
と
めてもらいたいと
頼
たの
みました。
おばあさんと、
娘
むすめ
は、それはお
気
き
の
毒
どく
なことだといって、
宝石商
ほうせきしょう
をいたわり、
火
ひ
をどんどんとたいて
凍
こご
えた
体
からだ
を
暖
あたた
めてやり、また、おかゆなどを
造
つく
って
食
た
べさしてくれました。
「
私
わたし
どもは
貧乏
びんぼう
で、お
客
きゃく
さまにおきせする
夜具
やぐ
もふとんもないのでございますが、せがれが
猟師
りょうし
なもので、
今夜
こんや
は、どこか
山
やま
の
小舎
こや
で
泊
と
まりますから、どうぞそのふとんの
中
なか
へ
入
はい
ってお
休
やす
みくださいまし。」と、
二人
ふたり
はしんせつに、なにからなにまで、およぶかぎり
真心
まごころ
を
尽
つ
くしてくれました。
宝石商
ほうせきしょう
は、このお
礼
れい
になにをやったらいいだろうと
思
おも
いました。
彼
かれ
は、
自分
じぶん
の
持
も
っている
宝石
ほうせき
の一つを、この
家
や
のものに
与
あた
えたなら、どんなに一
家
か
のものが
幸福
こうふく
になろうと
考
かんが
えました。また、その
宝石
ほうせき
を
金
かね
にしなくても、
娘
むすめ
のくび
飾
かざ
りとしたら、どんなに
美
うつく
しく
輝
かがや
いて
娘
むすめ
の
心
こころ
を
喜
よろこ
ばせるであろうと
思
おも
いました。
宝石商
ほうせきしょう
は、これよりほかにお
礼
れい
のしかたはないと
考
かんが
えたのです。
彼
かれ
は、
月
つき
が
空
そら
の
上
うえ
でいったことを
思
おも
い
出
だ
しました。
「なんにしても
命
いのち
が
助
たす
かったんだ。
宝石
ほうせき
の一つや二つに
換
か
えられない。」と、
彼
かれ
は
思
おも
いながら、
床
とこ
の
中
なか
に
入
はい
ってから、
包
つつ
みを
出
だ
して、おばあさんや、
娘
むすめ
に
気
き
づかれないように、一つ一つ
宝石
ほうせき
を
選
よ
り
分
わ
けてながめたのです。
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%
热门TAG:
上一篇:
ぴかぴかする夜
下一篇:
暂无
收藏
挑错
推荐
打印
推荐内容
热点内容
宝石商(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
僕が大きくなるまで_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
笑わない娘(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
不思議な鳥(2)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
町のお姫さま_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
蝋人形(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
老婆(2)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
笑わなかった少年(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
笑わなかった少年(2)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
森の暗き夜(3)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
论坛新贴