政ちゃんと赤いりんご
小川未明
「
「
一つは、いくぶんか
「
「それは、おれのだい。」
さあ、たいへんです、
「お
「うそですよ、お
「そんなことは、きまっていません。
お
「
「いいえ、みんなに
「それみろ、
「あんな
「もう一つのを、
「
「まあ、きれいなりんごだこと、ちょっとお
お
「こんな、きれいなりんごが、どうしていけないの。あんな
「
「これを
「
「みごとに
「おなかが
「おなかが
「ああ、おなかが
「きっと、おなかを
お
「ああわかった。お
そばで、
「だまっておれ。」と、
「ばちがあたったのだ。」
「お
「
「けんかをする
「もうおなかがなおった?」と、お
「まだ、ちっと
「お
「だれが、
「ご
お
「きれいなりんごだね。」