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» 正文
町はずれの空き地_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
时间:
2024-10-24
作者:
destoon
进入日语论坛
核心提示:町はずれの空き地小川未明空あき地ちには、草くさがしげっていましたが、いまはもう黄色きいろくなって、ちょうど柔やわらかな敷
(单词翻译:双击或拖选)
町はずれの空き地
小川未明
空
あ
き
地
ち
には、
草
くさ
がしげっていましたが、いまはもう
黄色
きいろ
くなって、ちょうど
柔
やわ
らかな
敷物
しきもの
のように
地面
じめん
に
倒
たお
れていました。
霜
しも
の
降
ふ
った
朝
あさ
は、かえって
日
ひ
が
上
のぼ
ると
暖
あたた
かになるので、この
付近
ふきん
に
住
す
む
子供
こども
たちは、ここへ
集
あつ
まってきて、たこをあげるものもあれば、ボールを
投
な
げて
遊
あそ
ぶものもありました。
この
空
あ
き
地
ち
の
中央
ちゅうおう
に、一
本
ぽん
の
高
たか
い
松
まつ
の
木
き
がありました。
独
ひと
りぽっちで、いかにもその
姿
すがた
がさびしそうに
見
み
えることもあれば、また、さびしいということなど
知
し
らぬ
聖人
せいじん
のように、いつもにこにことして、
子供
こども
たちの
遊
あそ
んでいるのを
見守
みまも
るように
見
み
えたこともあります。
この
町
まち
の
子供
こども
たちは、みんなこの
木
き
を
知
し
っていました。たとえ
木
き
のそばへ
寄
よ
って、ものをいいかけなくとも、お
母
かあ
さんが
留守
るす
でさびしいときや、お
父
とう
さんにしかられて、
悲
かな
しかったときは、
遠
とお
くから、ぼんやりとこの
木
き
をながめて
訴
うった
えたものです。すると、
木
き
は、
「
私
わたし
のところへおいで。」と、
手招
てまね
きするように、なぐさめてくれたものでした。
だから、もし、この
広場
ひろば
に、
工場
こうじょう
でもできるとか、また、
道
みち
が
通
とお
るとかいうようなことがあって、この
木
き
を
切
き
る
話
はなし
でも
持
も
ち
上
あ
がったなら、おそらく、この
辺
へん
の
子供
こども
たちはどんなに
悲
かな
しむことかしれません。
悲
かな
しむばかりでなく、
「あの
木
き
を
切
き
るのは、かわいそうだ。」といって、
大人
おとな
たちに
向
む
かって、
同意
どうい
を
求
もと
め、この
木
き
を
切
き
ることに
反対
はんたい
したでありましょう。
その、
多
おお
くの
子供
こども
たちの
中
なか
にも、
立雄
たつお
くんや、
博
ひろし
くんは、いちばんこの
高
たか
い
松
まつ
の
木
き
を
愛
あい
している
少年
しょうねん
でした。
他
た
の
子供
こども
たちが、いろいろのことをして
遊
あそ
んでいるのに、
二人
ふたり
は、みんなから
離
はな
れて、
松
まつ
の
木
き
の
下
した
にきて、
枯
か
れ
草
くさ
の
上
うえ
にすわって
話
はなし
をしていました。
「きれいな、
空
そら
だなあ。」と、ふいに、
大空
おおぞら
を
見上
みあ
げて、
博
ひろし
くんが、いいました。
「まだ、
春
はる
にはなかなかなんだね。
早
はや
く
春
はる
がくるといいなあ。」と、
立雄
たつお
くんは、
赤
あか
みを
帯
お
びた、
松
まつ
の
木
き
の
幹
みき
をながめて、
去年
きょねん
の
春
はる
、
遠足
えんそく
にいって
田舎道
いなかみち
を
歩
ある
いたときの
景色
けしき
を
思
おも
い
出
だ
したのです。
「ごらんよ。あの
白
しろ
い
雲
くも
は、ちょうど
松
まつ
の
木
き
の
上
うえ
にいるから。」と、
博
ひろし
くんが、いいました。
「
松
まつ
の
木
き
と、
雲
くも
と、
話
はなし
をしているのだね。」と、
立雄
たつお
くんが、
答
こた
えました。
二人
ふたり
の
少年
しょうねん
は、
松
まつ
の
木
き
の
頂
いただき
と、さらにはるかに
高
たか
く、
遠
とお
い、
青
あお
い
空
そら
に
浮
う
かぶ、
白雲
しらくも
を
見上
みあ
げて
笑
わら
っていました。
「どんな
話
はなし
をしているのだろう?」
「きっと、
雲
くも
さん、
君
きみ
は、どこへでも
飛
と
んでいけておもしろいだろうな、と、
松
まつ
の
木
き
がいっているのだよ。」と、
立雄
たつお
くんが、いいました。
「
僕
ぼく
はね、
松
まつ
の
木
き
くん、
君
きみ
はいつも
地
ち
の
上
うえ
で
平和
へいわ
に
暮
く
らされてうらやましい。
美
うつく
しい
鳥
とり
が
止
と
まったり、
子供
こども
たちの
遊
あそ
ぶのを
見
み
たりして、
愉快
ゆかい
だろう。
私
わたし
は、
風
かぜ
に
吹
ふ
かれてこうして、
海
うみ
の
上
うえ
や、
野原
のはら
の
上
うえ
を、
毎日
まいにち
あてなく
飛
と
んでいると、
雲
くも
がいっているのだと
思
おも
うな。」と、
博
ひろし
くんが、いいました。
そのうち、おひるの
汽笛
きてき
が
鳴
な
ったので、
二人
ふたり
は、
草
くさ
の
上
うえ
から
起
お
き
上
あ
がって、あちらへ
歩
ある
いていきました。
近
ちか
ごろになって、この
原
はら
っぱへきはじめた、コリントゲームのおじいさんが、
今日
きょう
も
店
みせ
を
出
だ
して、まわりには、もうたくさん
子供
こども
たちが
集
あつ
まっていました。そして、
赤
あか
い
風船玉
ふうせんだま
が、ふわふわと
幾
いく
つも
台
だい
に
結
むす
びつけられて、キャラメルや、あめの
棒
ぼう
などが、そばに
置
お
いてありました。
二人
ふたり
は、
立
た
って
見
み
ていました。
すると、このとき、あちらで、カチ、カチという、
拍子木
ひょうしぎ
の
音
おと
がしました。
「あっ、
紙芝居
かみしばい
がきた……。」
「
黒
くろ
い
眼鏡
めがね
のおじさんだよ。」
子供
こども
たちは、
口々
くちぐち
にそういって、たちまち、おじいさんの、コリントの
前
まえ
からはなれて、あちらへ
走
はし
っていきました。
立雄
たつお
くんも、
博
ひろし
くんも、やはり
同
おな
じであったのです。
活動
かつどう
の
弁士
べんし
上
あ
がりであった、
紙芝居
かみしばい
のおじさんは、
説明
せつめい
がなかなか
上手
じょうず
なので、
子供
こども
たちには、たいそう
好
す
かれていました。
おじさんは、いつものように、
子供
こども
たちを
相手
あいて
にして、お
話
はなし
をはじめていました。そこへ、だしぬけに、コリントのおじいさんが、やってきました。
「おい、ここで
店
みせ
を
開
ひら
くのはよしてもらおう。」と、おじいさんが、いいました。
黒
くろ
い
眼鏡
めがね
をかけた、
紙芝居
かみしばい
のおじさんは、
「
冗談
じょうだん
じゃない。おじいさんこそ、ついこのごろここへやってきたのじゃないか?
私
わたし
は、もうずっと、ここへきているのだ。ここにいる
坊
ぼっ
ちゃんや、お
嬢
じょう
ちゃんたちに
聞
き
いてみてもわかるよ。ねえ、そうだろう……。それごらんよ。おじいさん、そんな
無理
むり
をいってはいけないぜ!」と、おじさんは、いいました。
立雄
たつお
くんも、
博
ひろし
くんも、どうなるだろうと
見
み
ていました。おじいさんは、一
歩
ぽ
前
まえ
へ
寄
よ
って、
「
若
わか
いの、この
土地
とち
は、
私
わたし
が
生
う
まれたところだ。それがのう、この
年
とし
になるまで
旅
たび
で
暮
く
らしたが、いいこともないので、
帰
かえ
ってきた。だれも
私
わたし
の
顔
かお
を
覚
おぼ
えているものも、
知
し
っている
人
ひと
もいないのだ。だが、この
土地
とち
がなつかしくて、ここへくるわけなんだ。おまえさんは、
話
はなし
もうまいし、
顔
かお
も
広
ひろ
いし、ここでなければならぬこともなかろうが……。」と、おじいさんが、いいました。
「ああ、そうか、おまえさんは、ここで
生
う
まれたのか? それは、なつかしいだろう。わかったよ。おじいさん、
明日
あした
から、
私
わたし
は、ほかでかせぐことにしようよ。」
紙芝居
かみしばい
のおじさんは、みんなに
向
む
かって、
帽子
ぼうし
を
脱
ぬ
いであいさつをすると、あちらの
町
まち
の
方
ほう
へいってしまいました。
二人
ふたり
の
少年
しょうねん
は、なんとなくさびしい
気持
きも
ちがしました。そして、
先刻
さっき
、
松
まつ
の
木
き
の
下
した
にすわって、
空
そら
を
見
み
て、
空想
くうそう
にふけったことが
思
おも
い
出
だ
されたのであります。
「
人間
にんげん
にも、あの
松
まつ
の
木
き
のような
人
ひと
もあれば、また、
雲
くも
のような
人
ひと
もあるんだね。」と、
博
ひろし
くんが、
考
かんが
えながら、いいました。
立雄
たつお
くんは、だまっていましたが、しばらくして、
「ねえ、
博
ひろし
さん、おじいさんの
子供
こども
の
時分
じぶん
から、あの
松
まつ
の
木
き
は、あったんだね。」と、
立雄
たつお
くんは、
別
べつ
のことを
考
かんが
えていたとみえて、うしろを
振
ふ
り
返
かえ
って、
空
あ
き
地
ち
の
真
ま
ん
中
なか
に
立
た
っている
松
まつ
の
木
き
をながめて、いったのでありました。
よく
晴
は
れた、
空
そら
の、あちら、こちらに、たこは
上
あ
がっていました。しかし、
白
しろ
い
雲
くも
は、どこへいってしまったか、もう、
見
み
えなかったのであります。
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