英语
韩语
法语
德语
西班牙语
意大利语
阿拉伯语
葡萄牙语
越南语
俄语
芬兰语
泰语
丹麦语
对外汉语
日语学习网
TAG标签
收藏本站
网站地图
RSS订阅
TAG列表
关键字列表
日语词典
日语翻译
首页
日语入门
高考日语
日语听力
日语口语
日语阅读
日语词汇
日语语法
日语考试
走进日本
日语歌曲
日语下载
日语背单词
搜索
搜索
热门标签
日本名家名篇
日语名篇
作品合集
分享到:
日语童话故事
日语笑话
日语文章阅读
日语新闻
300篇精选中日文对照阅读
日语励志名言
日本作家简介
三行情书
緋色の研究(血字的研究)
四つの署名(四签名)
バスカービル家の犬(巴斯克威尔的猎犬)
恐怖の谷(恐怖谷)
シャーロック・ホームズの冒険(冒险史)
シャーロック・ホームズの回想(回忆录)
ホームズの生還 シャーロック・ホームズ(归来记)
鴨川食堂(鸭川食堂)
ABC殺人事件(ABC谋杀案)
三体
失われた世界(失落的世界)
日语精彩阅读
日文函电实例
精彩日文晨读
日语阅读短文
日本名家名篇
日剧台词脚本
《论语》中日对照详解
中日对照阅读
日文古典名著
名作のあらすじ
商务日语写作模版
日本民间故事
日语误用例解
日语文章书写要点
日本中小学生作文集
中国百科(日语版)
面接官によく聞かれる33の質問
日语随笔
天声人语
宮沢賢治童話集
日语随笔集
日本語常用文例
日语泛读资料
美しい言葉
日本の昔話
日语作文范文
从日本中小学课本学日文
世界童话寓言日文版
一个日本人的趣味旅行
《孟子》中日对照
魯迅作品集(日本語)
世界の昔話
初级作文
生活场境日语
時候の挨拶
グリム童話
成語故事
日语现代诗
お手紙文例集
川柳
小川未明童話集
ハリー・ポッター
返回首页
当前位置:
首页
»
日语阅读
»
小川未明童話集
» 正文
街を行くまゝに感ず_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
时间:
2024-10-24
作者:
destoon
进入日语论坛
核心提示:街を行くまゝに感ず小川未明たま/\書斎から、歩を街頭に移すと、いまさら、都会の活動に驚かされるのであります。こちらの側か
(单词翻译:双击或拖选)
町の天使
小川未明
S
えす
という
少年
しょうねん
がありました。
毎日
まいにち
、
学校
がっこう
へゆくときも、
帰
かえ
るときも、
町
まち
の
角
かど
にあった、
菓子屋
かしや
の
前
まえ
を
通
とお
りました。その
店
みせ
はきれいに
飾
かざ
ってあって、ガラス
戸
ど
がはまっていて、
外
そと
の
看板
かんばん
の
上
うえ
には、
翼
つばさ
を
拡
ひろ
げたかわいらしい
天使
てんし
がとまって、その
下
した
を
通
とお
る
人々
ひとびと
をながめていたのであります。
少年
しょうねん
は、すこし、
時間
じかん
のおくれたときは、
急
いそ
いで、
夢中
むちゅう
でその
前
まえ
を
過
す
ぎてしまいましたけれど、そうでないときは、よくぼんやりと
立
た
ち
止
ど
まって、
毎日
まいにち
のように
見
み
る
天使
てんし
を、
飽
あ
かずに
仰
あお
いでいることがありました。
なぜなら、その
天使
てんし
は、あちらの
雲切
くもぎ
れのした、
北
きた
の
方
ほう
の
青
あお
い
空
そら
から
飛
と
んできて、ここにとまったようにも
思
おも
われたからでした。
少年
しょうねん
には、それほど、あちらの
遠
とお
い
空
そら
が、なんとなくなつかしかったのであります。そして、その
天使
てんし
と
青
あお
い
空
そら
とを
結
むす
びつけて
考
かんが
えると、
美
うつく
しい、また
愉快
ゆかい
ないろいろな
空想
くうそう
が、ひとりでに、わいてきたからであります。
「おまえは、いつ、あのあちらの
空
そら
へ
帰
かえ
ってゆくの?」と、
小
ちい
さい
声
こえ
でいったりなどしました。しかし
天使
てんし
は、ただこれを
聞
き
いても
笑
わら
っているばかりでした。
雨
あめ
の
降
ふ
る
日
ひ
も、
天使
てんし
は、そこにぬれながらじっとしていました。また、
霧
きり
の
降
ふ
った
日
ひ
も……。けれど、
少年
しょうねん
は、
夜
よる
になって、
大空
おおぞら
がぬぐわれたように
星晴
ほしば
れがして、
寒
さむ
い
風
かぜ
が
吹
ふ
く
真夜中
まよなか
には、きっと、
天使
てんし
が
自由
じゆう
に、あの
翼
つばさ
をふるって、
大空
おおぞら
を
飛
と
びまわるのであろうと
思
おも
いました。けれど、
人
ひと
は、だれもそれを
知
し
らない。そして、
天使
てんし
は、いつもじっとしているとばかり
思
おも
っているのだと
考
かんが
えました。
「
僕
ぼく
は、おまえが、
夜
よる
になって、だれも
人間
にんげん
が
見
み
ていないときに、
空
そら
を
飛
と
びまわるのを
知
し
っているのだよ。」と、
少年
しょうねん
は、
天使
てんし
に
向
む
かっていいました。
こういっても、
天使
てんし
は、ただ
黙
だま
って
笑
わら
っているばかりでした。
S少年
エスしょうねん
は、
病気
びょうき
にかかりました。
もう
幾日
いくにち
も
学校
がっこう
を
休
やす
んで、
一間
ひとま
にねていました。そのうちに、
秋
あき
もふけて、いつしか
冬
ふゆ
になりかかり、
木
こ
がらしが
家
いえ
のまわりに、
吹
ふ
きすさんだのであります。いろいろの
木立
こだち
の
葉
は
が、ざわざわといってささやきました。そして、はげしい
風
かぜ
の
襲
おそ
うたびに、それらの
葉
は
たちは、ちょうど
火
ひ
の
子
こ
のように、
大空
おおぞら
に
飛
と
び
上
あ
がり、あてもなく
野原
のはら
の
方
ほう
へと
駆
か
けてゆくのでした。
少年
しょうねん
は、
窓
まど
から、いつしか、さびれきった
庭
にわ
の
中
なか
をながめていました。かしの
木
き
の
下
した
に、たくさんどんぐりが
落
お
ちていました。また、あちらの
垣根
かきね
のところには、からすうりが、いくつか
赤
あか
くなってぶらさがっていました。ここから
見
み
ると、たいそう
寒
さむ
く、さびしい
林
はやし
の
中
なか
ではあったけれど、そこにはいい
知
し
れぬおもしろいことや、
楽
たの
しいことがあるとみえて、いろいろの
小鳥
ことり
がやってきて、
枝
えだ
から
枝
えだ
へ
飛
と
びうつっては、
鳴
な
いているのが
見
み
えるのであります。
「もう、じきに
雪
ゆき
がくるだろう……。」と、
少年
しょうねん
は
思
おも
っていました。
「
戸
と
を
開
あ
けて、
寒
さむ
い
風
かぜ
に
当
あ
たってはいけませんよ。」と、お
母
かあ
さんにいわれて、
少年
しょうねん
は、また
床
とこ
の
中
なか
にはいりました。そして、あいかわらず、
家
いえ
の
外
そと
にすさぶ
木
こ
がらしの
音
おと
を
聞
き
いていました。
「
早
はや
く、
病気
びょうき
がよくなって、
学校
がっこう
へいきたいものだな。」と、
少年
しょうねん
は
思
おも
いました。けれど、それまでには、なかなかよくならなかったのであります。
お
友
とも
だちは、
遠慮
えんりょ
をして
遊
あそ
びにきませんでした。
少年
しょうねん
は、もう
長
なが
いこと、お
友
とも
だちの
顔
かお
を
見
み
ません。そんなことを
思
おも
って、さびしがっていました。
ちょうど、そのとき、あらしの
中
なか
をだれか
自分
じぶん
を
呼
よ
びにきたものがあります。
「
S
エス
ちゃん、
遊
あそ
ぼう!」と、
外
そと
で
自分
じぶん
を
呼
よ
んでいました。
はじめは、
気
き
のせいではないかと
考
かんが
えました。それで、しばらく、
床
とこ
の
中
なか
で、じっと
考
かんが
えていました。あらしの
音
おと
は、いよいよはげしくなって、
林
はやし
の
鳴
な
る
音
おと
や、
落
お
ち
葉
ば
の
風
かぜ
にまかれて
飛
と
ぶ
音
おと
などがしていたのであります。また、このあらしの
間
あいだ
にまじって、
「
S
エス
ちゃん、
遊
あそ
ぼう!」と、
自分
じぶん
を
呼
よ
んでいる
子供
こども
の
声
こえ
がきこえてきました。
「だれだろう?」と、
少年
しょうねん
は
思
おも
って、
床
とこ
から
出
で
て
窓
まど
の
障子
しょうじ
を
開
ひら
きました。すると、あちらに、
赤
あか
い
帽子
ぼうし
をかぶった
二人
ふたり
と、
黒
くろ
い
帽子
ぼうし
をかぶった
一人
ひとり
の
子供
こども
が、三
人
にん
でおもしろそうに
遊
あそ
んでいて、
自分
じぶん
を
手招
てまね
ぎしたのであります。
「だれだい?」と、
少年
しょうねん
は
呼
よ
びかけて、その三
人
にん
をじっと
見守
みまも
りました。すると、
一人
ひとり
は
年
とし
ちゃんで、
一人
ひとり
は
正
しょう
ちゃんでありました。
黒
くろ
い
帽子
ぼうし
をかぶっている
子供
こども
は、まったく
知
し
らない
子供
こども
のように
思
おも
われました。
「
年
とし
ちゃんに、
正
しょう
ちゃん、
君
きみ
は、どうしたんだい、
死
し
ななかったのかい。
不思議
ふしぎ
だなあ……。」と、
少年
しょうねん
は、
死
し
んだはずの
二人
ふたり
の
友
とも
だちが、このあらしの
吹
ふ
く
日
ひ
に、どこからか
帰
かえ
ってきて、
自分
じぶん
を
誘
さそ
いにきたのを、
少
すく
なからず
不思議
ふしぎ
に
考
かんが
えたのでした。
三
人
にん
は、しきりに、
自分
じぶん
を
手招
てまね
ぎしていました。
少年
しょうねん
は、お
母
かあ
さんに
聞
き
いてみて、すぐにも
外
そと
へ
出
で
ていこうと
思
おも
いました。
彼
かれ
は、ふらふらとへやの
中
なか
を
歩
ある
いて、
茶
ちゃ
の
間
ま
の
方
ほう
へいって、
「
年
とし
ちゃんと
正
しょう
ちゃんが
迎
むか
えにきたから、いってもいい?」と、お
母
かあ
さんにたずねました。すると、お
母
かあ
さんは、
走
はし
ってきて、
「なんで、おまえはねていないのです。」といって、しかられました。
少年
しょうねん
は、
年
とし
ちゃんに、
正
しょう
ちゃんが
外
そと
で
呼
よ
んでいるから、
二人
ふたり
を
家
うち
へいれてくれと
頼
たの
みました。
「
僕
ぼく
、さびしくて、しかたがないんだから……。」といいますと、お
母
かあ
さんは、
青
あお
い
顔
かお
をして、
目
め
を
大
おお
きくみはって、
少年
しょうねん
をにらみました。
「なんで、
年
とし
ちゃんや、
正
しょう
ちゃんが、おまえを
呼
よ
びにくることがあるものか。おまえは、
夢
ゆめ
を
見
み
たんだよ。」といいました。
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%
热门TAG:
上一篇:
ぴかぴかする夜
下一篇:
暂无
收藏
挑错
推荐
打印
推荐内容
热点内容
宝石商(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
僕が大きくなるまで_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
笑わない娘(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
不思議な鳥(2)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
町のお姫さま_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
蝋人形(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
老婆(2)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
笑わなかった少年(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
笑わなかった少年(2)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
森の暗き夜(3)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
论坛新贴