道の上で見た話
小川未明
いつものようにぼくは
このごろ、
その
ちょうど、
このとき、
「おれが、ひろうぞ!」と、
「そんなに、
「いえ、だれかすぐにひろってしまいますでしょう。」と、
こう
なんで、
二、三
それは、こういう
おおかみが、
たとえば、
それだけでなく、かれは、
しかし、この
「
おおかみたちは、
「わしが、いなくなったら、
「そうだ。ぼくたちも、ちりぢり、ばらばらになってはいけない。
それをむりに
ぼくは、
このとき、どこか、
ひるまえ
すると、
「この
そういって、
「いつから、この
「こんなことをするのは、このごろなんです。」と、
「
それから、
「おれは、
「そんなら、あとを、おたのみします。」と、
なにを