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港に着いた黒んぼ(3)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网
时间:
2024-10-24
作者:
destoon
进入日语论坛
核心提示:白鳥はくちょうは、その目めに見みえない細ほそい糸いとの、切きれては、また、つづくような、悲かなしい音色ねいろがどこから聞
(单词翻译:双击或拖选)
白鳥
はくちょう
は、その
目
め
に
見
み
えない
細
ほそ
い
糸
いと
の、
切
き
れては、また、つづくような、
悲
かな
しい
音色
ねいろ
がどこから
聞
き
こえてくるかと
翼
つばさ
をゆるやかに
刻
きざ
んで、しばらくは
夜
よる
の
空
そら
をまわっていましたが、やがて、
広場
ひろば
から
起
お
こることを
知
し
りました。
白鳥
はくちょう
は、
注意深
ちゅういぶか
くその
広場
ひろば
に
降
お
りたのであります。そして、そこに、
一人
ひとり
の
少年
しょうねん
が
草
くさ
の
上
うえ
にすわって、
笛
ふえ
を
吹
ふ
いているのを
見
み
ました。
白鳥
はくちょう
は、
少年
しょうねん
に
近
ちか
づきました。
「どうして、こんなところに、たった
一人
ひとり
で
笛
ふえ
を
吹
ふ
いているのですか。」とたずねました。
盲目
めくら
の
少年
しょうねん
は、やさしい
声
こえ
で、だれかこうしんせつに
聞
き
いてくれましたので、
少年
しょうねん
は、
姉
あね
が
自分
じぶん
をここに
置
お
いて、どこへかいってしまったことをありのままに
告
つ
げました。
「ほんとうに、かわいそうに。わたしが、
姉
ねえ
さんにかわってめんどうを
見
み
てあげます。わたしは、
子供
こども
をなくした
白鳥
はくちょう
です。これから、あちらの
遠
とお
い
国
くに
へ
帰
かえ
ろうと
思
おも
っています。
二人
ふたり
は、
南
みなみ
の
国
くに
へいって、
波
なみ
の
穏
おだ
やかな
岸辺
きしべ
で
笛
ふえ
を
吹
ふ
いたり、
踊
おど
ったりして
送
おく
りましょう。わたしは、いまあなたをわたしとおなじ
白
しろ
い
鳥
とり
の
姿
すがた
にしてあげます。
海
うみ
を
越
こ
え、
山
やま
を
越
こ
えてゆくのですから……。」と、
白鳥
はくちょう
はいいました。
ついに、
盲目
めくら
の
少年
しょうねん
は、
白
しろ
い
鳥
とり
となりました。
夜
よる
のうちに、二
羽
わ
の
白鳥
はくちょう
は、このさびしい、
暗
くら
い
広場
ひろば
から
飛
と
びたって、ほんのりと
明
あか
るく、
空
そら
を
染
そ
めた
港
みなと
を
見下
みお
ろしながら、その
上
うえ
を
過
す
ぎて、
遠
とお
くいずこへとなく、
消
き
え
去
さ
ってしまったのであります。
後
あと
には、
空
そら
に
星
ほし
が
輝
かがや
いていました。
大地
だいち
は
黒
くろ
く
湿
しめ
って、
草木
くさき
は
音
おと
なく
眠
ねむ
っていました。
姉
あね
は、それから
程経
ほどへ
て、
大尽
だいじん
の
屋敷
やしき
からもどってきました。
思
おも
ったより、たいへんに
時間
じかん
がたったので、
弟
おとうと
はどうしたろうと
心配
しんぱい
してきたのであります。けれど、そこには、
弟
おとうと
の
姿
すがた
が
見
み
えませんでした。どこを
探
たず
ねても
見
み
えませんでした。
星
ほし
の
光
ひかり
が、かすかに
地
ち
の
上
うえ
を
照
て
らしています。そこには、いままで
目
め
に
入
はい
らなかった
月見草
つきみそう
が、かわいらしい
花
はな
を
開
ひら
いていました。そして、これもいままで
見
み
なかった、
姉
あね
の
青
あお
い
着物
きもの
のえりに、
宝石
ほうせき
が
星
ほし
の
光
ひかり
に
射
い
られて
輝
かがや
いていました。
明
あ
くる
日
ひ
から、
姉
あね
は、
狂人
きちがい
のようになって、すはだしで
港
みなと
の
町々
まちまち
を
歩
ある
いて、
弟
おとうと
を
探
さが
しました。
月
つき
の
光
ひかり
が、しっとりと
絹糸
きぬいと
のように、
空
そら
の
下
した
の
港
みなと
の
町々
まちまち
の
屋根
やね
を
照
て
らしています。そこの、
果物屋
くだものや
には、
店頭
みせさき
に、
遠
とお
くの
島
しま
から
船
ふね
に
積
つ
んで
送
おく
られてきた、
果物
くだもの
がならんでいました。それらの
果物
くだもの
の
上
うえ
にも、
月
つき
の
光
ひかり
が
落
お
ちるときに、
果物
くだもの
は、はかない
香
かお
りをたてていました。また、
酒場
バー
では、いろいろの
人々
ひとびと
が
集
あつ
まって、
唄
うた
をうたったり、
酒
さけ
を
飲
の
んだりして
笑
わら
っていました。その
店頭
みせさき
のガラス
戸
ど
にも、
月
つき
の
光
ひかり
はさしています。また、
港
みなと
にとまっている
船
ふね
の
旗
はた
の
揺
ゆ
れている、ほばしらの
上
うえ
にも
月
つき
の
光
ひかり
は
当
あ
たっています。
波
なみ
は、
昔
むかし
からの、
物憂
ものう
い
調子
ちょうし
で、
浜
はま
に
寄
よ
せては
返
かえ
していました。
姉
あね
は、あてもなくそれらの
景色
けしき
をながめ、
悲
かな
しみに
沈
しず
みながら、
弟
おとうと
をさがしていました。けれど、
弟
おとうと
は、どこへいったのかわかりませんでした。
一
日
にち
、この
港
みなと
に
外国
がいこく
から一そうの
船
ふね
が
入
はい
ってきました。やがて、いろいろなふうをした
人々
ひとびと
が、
港
みなと
の
陸
おか
へうれしそうに
上
あ
がってきました。なんでも、
南
みなみ
の
方
ほう
からきたので、
人々
ひとびと
の
姿
すがた
は
軽
かる
やかに、
顔
かお
は
日
ひ
に
焼
や
けて、
手
て
には、つるで
編
あ
んだかごをぶらさげていました。それらの
群
む
れの
中
うち
に、
見
み
なれない、
小人
こびと
のように
脊
せ
の
低
ひく
い、
黒
くろ
んぼが
一人
ひとり
混
ま
じっていました。
黒
くろ
んぼは、
日当
ひあ
たりの
途
みち
を
歩
ある
いて、あたりを
物珍
ものめずら
しそうに、きょろきょろとながめながらやってきますと、ふと、
町角
まちかど
のところで、うす
青
あお
い
着物
きもの
をきた
娘
むすめ
に
出
で
あいました。
娘
むすめ
は
黒
くろ
んぼを、
物珍
ものめずら
しそうに
振
ふ
り
返
かえ
りますと、
黒
くろ
んぼは
立
た
ち
止
ど
まって、
不思議
ふしぎ
そうに、
娘
むすめ
の
顔
かお
を
見
み
つめていましたが、やがて
近寄
ちかよ
ってまいりました。
「あなたは、
南
みなみ
の
島
しま
で、
唄
うた
をうたっていた
娘
むすめ
さんではありませんか。いつ、こちらにこられたのですか。
私
わたし
は、あちらの
島
しま
をたつ
前
まえ
の
日
ひ
に、あなたを、
島
しま
で
見
み
ましたはずですが。」と、
黒
くろ
んぼはいいました。
姉
あね
は、
不意
ふい
に
問
と
いかけられたのでびっくりして、
「いえ、わたしは
南
みなみ
の
島
しま
にいたことはありません。それはきっと
人違
ひとちがい
です。」と
答
こた
えました。
「いや、
人違
ひとちが
いでない。まったくあなたでした。
水色
みずいろ
の
着物
きもの
をきて、
盲目
めくら
の
十
とお
ばかりになる、
男
おとこ
の
子
こ
が
吹
ふ
く
笛
ふえ
の
調子
ちょうし
に
合
あ
わせて、
唄
うた
をうたって
踊
おど
っていたのは、たしかにあなたです。」と、
黒
くろ
んぼは
疑
うたが
い
深
ぶか
い
目
め
つきで、
娘
むすめ
をながめながらいいました。
姉
あね
は、これを
聞
き
くと、さらにびっくりしました。
「
十
とお
ばかりの
男
おとこ
の
子
こ
が
笛
ふえ
を
吹
ふ
いている? そして、その
子供
こども
は
盲目
めくら
なんですか?」
「それは、
島
しま
でたいした
評判
ひょうばん
でした。
娘
むすめ
さんが
美
うつく
しいので、
島
しま
の
王
おう
さまが、ある
日
ひ
金
きん
の
輿
こし
を
持
も
って
迎
むか
えにこられたけれど、
娘
むすめ
は
弟
おとうと
がかわいそうだといって、お
断
ことわ
りしてゆきませんでした。その
島
しま
には、
白鳥
はくちょう
がたくさんすんでいますが、
二人
ふたり
が
笛
ふえ
を
吹
ふ
いたり、
踊
おど
ったりしている
海岸
かいがん
には、ことにたくさんな
白鳥
はくちょう
がいて、
夕暮
ゆうぐ
れ
方
がた
の
空
そら
に
舞
ま
っているときは、それはみごとであります。」と、
黒
くろ
んぼは
答
こた
えて、それなら、やはり、この
娘
むすめ
は
人違
ひとちが
いかというような
顔
かお
つきをしていました。
「ああ、わたしは、どうしたらいいだろう。」と、
姉
あね
は、
自分
じぶん
の
長
なが
い
髪
かみ
を
両手
りょうて
でもんで
悲
かな
しみました。
「もう
一人
ひとり
、この
世
よ
の
中
なか
には、
自分
じぶん
というものがあって、その
自分
じぶん
は、わたしよりも、もっとしんせつな、もっと
善良
ぜんりょう
な
自分
じぶん
なのであろう。その
自分
じぶん
が、
弟
おとうと
を
連
つ
れていってしまったのだ。」と、
姉
あね
は
胸
むね
が
張
は
り
裂
さ
けそうになって、
後悔
こうかい
しました。
「その
島
しま
というのは、どこなんですか。わたしは、どうかしていってみたい。」と、
姉
あね
はいいました。
黒
くろ
んぼは、このとき、
港
みなと
の
方
ほう
を
指
ゆび
さしながら、
「ずっと、
幾
いく
千
里
り
となく
遠
とお
いところに、
銀色
ぎんいろ
の
海
うみ
があります。それを
渡
わた
って
陸
おか
に
上
あ
がり、
雪
ゆき
の
白
しろ
く
光
ひか
った、
高
たか
い
山々
やまやま
が
重
かさ
なっている、その
山
やま
を
越
こ
えてゆくので、それは、
容易
ようい
にゆけるところでない。」と
答
こた
えました。
このとき、
夏
なつ
の
日
ひ
は
暮
く
れかかって、
海
うみ
の
上
うえ
が
彩
いろど
られ、
空
そら
は、
昨日
きのう
のように
真
ま
っ
赤
か
に
燃
も
えて
見
み
られました。
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