私は、お父さんが出張に行く時に、この言葉と、お手紙をわ
たしています。
その手紙には、その時楽しかったことや、たいへんだったこ
とを書いたり、出張先のおいしい食べ物を聞いたりしていま
す。手紙のさいごにはがんばってね、と書いています。
出張の時は前もって知らされる時もありますが、とつぜん
お父さんが行く日に知らされる時もあります。そんな時は、朝
いそいで書きます。時には、手紙を書きわすれてしまうことも
あります。その時私は、お父さんが帰ってきたらあやまりま
す。でもお父さんは、私が手紙を書きわすれてしまっても、
「いいよ。」
とやさしく言ってくれます。
一番たいへんだった時は、一週間のうちに四日間ぐらいち
がう場所で、出張の時があって、その時は手紙をまい日のよう
に書いていました。いそがしいのに、出張先でおいしいおかし
を買ってきてくれるので、私は、それをとても楽しみにしてい
ます。色いろなけんのおかしが食べれるし、そのけんの有名な
おかしが分かるのでとてもおもしろいです。
ある日のことです。その日もお父さんが出張の日で、私は、
手紙をわたして学校へ行きました。
お父さんが出発の時間になりました。するとお父さんが、
「手紙がないどこにいったのだろう。」
出発時間なのにさがしはじめました。色いろな所をさがし
たけれどありません。大さわぎしてポケットを見てみたら、
あったそうです。私は、その話をお母さんから聞いた時とても
びっくりしました。なぜならお父さんは私の手紙をそんなに
大切にしていたとは、知らなかったからです。お父さんに聞く
といままであげた手紙をカバンの中にずっとしまっておいて
くれたそうです。カバンの中を見ると小さいころの手紙まで
入っていました。そんなに大切にしてもらえて私はとてもう
れしくなり、ありがとうという気もちになりました。お父さ
んはまい日5時半におきて休日にもしごとに行く時が多く、
会える時が少なくなっているけれど、私はお父さんのことを
ずっとおうえんしているのでがんばってほしいです。私はお
父さんの気もちが分かったのでこれからは、ありがとうの気
もちを手紙に書きたいです。