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上高地(かみこうち )

时间: 2025-02-28    进入日语论坛
核心提示:上高地(かみこうち)(長野県松本市)   高いところの「高地」ではなく、平地を意味する「河内」だった「上高地」というから
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上高地(かみこうち )(長野県松本市)
   高いところの「高地」ではなく、平地を意味する「河内」だった「上高地」というからには、上のほうの高い山の土地なのだろうと思いきや、じつは「河内(こうち、かわち、かっち)」という、「山間の渓谷の小さな平地」を意味した地名なのである。
 古くはその由来から、「上河内」「神河内」などと表記されていたのだが、それは、明治時代以前の古文書などでよくみられる表記である。「上高地」という表記は、天てん保ぽう年間(一八三〇~一八四四年)の頃から多くなったというが、実際のところは定かではない。
 ところで、かつての表記「神河内」については、中島正文氏が『山岳』のなかで、「狭い僕の見聞の範囲内であるが、神河内の文字名称がはじめて使われたのは、一六四六(正しよう保ほう三)年四月に製作された『信濃(安曇郡筑摩郡)松本御領分絵図』であろう」と述べている。
 また、現在の表記の「上高地」で記録されているのは、一七二四(享きよう保ほう九)年の序のある、『信しん府ぷ統とう記き』だ。これは、信濃府中であった松本地方の地史?
歴史?伝統などをすべて網羅した書物であった。
 
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